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トライアル世界選手権 第3戦 ツインリンクもてぎ

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トライアル世界選手権
第3戦日本GPはツインリンクもてぎで開催!

6月2日、3日 ツインリンクもてぎ

メインゲートに掲げられているポスター

メインゲートに掲げられているポスター

今週末は、トライアル世界選手権が栃木県のツインリンクもてぎで開催されています。
日本GPは、今年で13回目ですが、2000年の初年度からずっとツインリンクもてぎで開催されています。

トライアル世界選手権 Honda公式ページ

トライアル世界選手権 Honda公式ページ
各ラウンドのレース結果やレポートのほか、Hondaライダーのご紹介などを掲載してます。

急斜面を駆け上がるライダー

急斜面を駆け上がるライダー

ツインリンクもてぎの敷地内には広大な森が広がっています。里山としてしっかり手入れがされた森のセクションと人工区間で競技は行われます。

会場で無料配布されているパンフレットが観戦をナビゲートします

会場で無料配布されているパンフレットが観戦をナビゲートします

もてぎの特長として、会場内の森や川や岩場といった自然の地形を活用した多彩なセクションを1つの会場で見ることができることが挙げられます。

また、コースを作るのに、もてぎの森から出る間伐材を利用して大会終了後は木材チップや燃料にリサイクルしたり、時間をかけてコースを元の自然の状態に戻したりするなど、自然との共存もテーマにしています。

高台からも競技を観ることができます

高台からも競技を観ることができます

観戦中はセクション間の移動で十分に山歩きが楽しめ、日ごろの運動不足解消にもなりますよ!

マインダーが選手をサポートします

マインダーが選手をサポートします

トライアルは、バイクに乗りながらいかに足を地面に着けずにコースを走破できるかを競うものです。

競技開始直前は緊張した空気に包まれます

競技開始直前は緊張した空気に包まれます

今回の大会にはスペイン、フランス、イギリス、イタリア、ノルウェー、オーストラリア、そして日本と世界各地から選手が参戦しています。

近くで観るとものすごい迫力です!

近くで観るとものすごい迫力です!

奮闘する選手たちを間近で観ることができるのもトライアル競技の特徴でもあります。

お子さまたちも自転車タイプの乗り物に挑戦中

お子さまたちも自転車タイプの乗り物に挑戦中

休日のもてぎはご家族でも楽しめるスポットとなっていて、たくさんのファミリーで賑わっています。

障害物も子どもたちは元気にクリアしていきます

障害物も子どもたちは元気にクリアしていきます

2〜5歳のお子さまが参加できるペダル無し自転車「ストライダー」を使った、「ストライダーエンジョイカップ」も中央エントランス特設会場にて行われています。

乗り物を通じて成長するお子さまと、懸命にサポートする親御さんの微笑ましい姿が見られました。

Kochira's STOREにはさまざまなコチラレーシンググッズが用意されています

Kochira's STOREにはさまざまなコチラレーシンググッズが用意されています

ツインリンクもてぎと鈴鹿サーキットのマスコットキャラクターの「コチラファミリー」も楽しい週末に彩りを添えています。

ところで、この「コチラ」をデザインしたのは、日本が世界に誇る漫画家・手塚治虫さんなんです! みなさんご存知でしたか?

高台から会場を眺めます

高台から会場を眺めます

会場にはタイプの異なる競技セクションが散りばめられており、好きな場所で観戦できます。

バイクと人が一体となって急斜面を駆け上ります

バイクと人が一体となって急斜面を駆け上ります

セクション13はハローウッズの岩盤を駆け上ります。

急角度の岩場を上るボウ選手

急角度の岩場を上るボウ選手

5年連続世界チャンピオンで今季も圧倒的な強さを誇るトニー・ボウ選手(Repsol Montesa Honda)が今日も活躍しました。

セッションをクリーンでクリアしたボウ選手

セッションをクリーンでクリアしたボウ選手

難易度の高いセッション14。ライダーたちのテクニックに、観客席から大きなどよめきや歓声が起こります。

大きな声援を受けてセッションに挑む藤波貴久選手

大きな声援を受けてセッションに挑む藤波貴久選手

セクション14は庭園セクション。難易度が高く、ライダーたちの勝負どころです。

総合4位と健闘しました

総合4位と健闘しました

藤波選手は、バランスを取りながら少しずつ進んでいきます。

森の住民も柴田暁選手の走りを見守ります

森の住民も柴田暁選手の走りを見守ります

最終のセクション15は大きな岩を駆け上るタイプです。

ファンからの声援に応えるトニー・ボウ選手

ファンからの声援に応えるトニー・ボウ選手

すべての競技が終了、クラスごとに表彰式が行われました。

好成績を収めたライダーとよろこびを共有できるひとときです。

この日、優勝を飾ったボウ選手からコメントをいただきました。

「Hondaファンのみなさん、いつもありがとうございます。今日は優勝できてとてもうれしいです。明日も精一杯がんばりたいと思います」

――藤波選手がプロデュースしたカレーライスが人気ですが、ボウ選手はどういったメニューを開発してもらいたいですか?

「うーん。ライスに何か加えたものがいいね!」

とのことでした。来年の大会ではボウ選手のオリジナルメニューが観られるかも知れませんね。

コチラちゃんが見守る中、サインするトニー・ボウ選手

コチラちゃんが見守る中、サインするトニー・ボウ選手

表彰式終了後にはライダーサイン会が行われました。

ファンのみなさんは持参したグッズにサインをもらい、大満足の様子でした。

かつて競った仲間たちがねぎらいの言葉をかけました

かつて競った仲間たちがねぎらいの言葉をかけました

中央特設ステージではかつてHondaチームに所属、数多くのタイトルを獲得したドギー・ランプキン選手の引退セレモニーが行われました。

大会は明日も行われます。藤波貴久選手を始め、ライバルたちが王者トニー・ボウ選手に挑みます。

9:40にはジュニアクラスのライダーがスタートしました

9:40にはジュニアクラスのライダーがスタートしました

6月3日、日曜日もたくさんのお客様が来場しました!

声援に応えてスタートする藤波貴久選手

声援に応えてスタートする藤波貴久選手

メインステージではスタート前の選手が紹介されます。

山肌の斜面を使ったセクション

山肌の斜面を使ったセクション

午後から天候が崩れる予報もあり、ライダーたちは積極的にセッションに挑んでいきます。

自然に恵まれたもてぎの森は空気が澄んでいます

自然に恵まれたもてぎの森は空気が澄んでいます

セッション間は山道を歩きます。

藤波選手が史上最年少でGP優勝を飾ったマシンも展示されています

藤波選手が史上最年少でGP優勝を飾ったマシンも展示されています

ツインリンクもてぎの敷地内にある「コレクションホール」には二輪・四輪・汎用製品の名車・名機が展示されています。

今日も多くのお客様がホールを訪れていました。

講習時に実際に走るコース

講習時に実際に走るコース

ツインリンクもてぎの北ゲートを入ったすぐ右手には、経験豊富なインストラクターが指導する、参加体験型のクルマとバイクのスクール、「アクティブ セーフティ トレーニング パーク」があります。

アクティブ セーフティ トレーニング パーク

アクティブ セーフティ トレーニング パーク
経験豊富なインストラクターが丁寧に指導するので、どなたでも気軽に参加していただけます。初心者の方からベテランの方まで多彩なプログラムが用意されています。レンタル車両で研修をするので、車両をお持ちでない方も練習できます。予約の必要のない「ショートプログラム」もあります。

優勝を決定づけたボウ選手のライディング

優勝を決定づけたボウ選手のライディング

競技は最終セッションまで誰が優勝するのか分からない接戦となりました。

最終的にトニー・ボウ選手が前日に引き続き優勝、そのすばらしいテクニックに会場全体が酔いしれました。

優勝を決定づけたボウ選手のライディング

表彰式で声援に応える藤波貴久選手

藤波選手は一時は優勝も狙えるほどの好成績を収め、3位になりました!

優勝を決定づけたボウ選手のライディング

リクエストに応じてポーズを取ってくれました

「今日は表彰台に上るという最低限の結果を残せたので、ホッとしています。来年、ここに戻ってくるまでに必ず優勝します!」と力強く語ってくれた藤波貴久選手に大歓声が上がりました。

優勝を決定づけたボウ選手のライディング

FIM TVからインタビューを受ける藤波貴久選手

表彰式終了後も藤波選手は多くのファンから握手を求められていました。

2日間にわたって行われたトライアル世界選手権日本グランプリは、終始、観客の熱い声援とそれに応えたライダーたちのすばらしいライディングによって会場が一体となりました。

ファンのみなさまが作り上げた至高のイベントは無事に閉幕、夜の帳が降りても会場には熱気が充満していました。