モータースポーツ > 鈴鹿8時間耐久ロードレース > タイヤメーカーテスト

2015年7月15日(水)

酷暑の中、ストーナーが2分8秒台で総合3番手

#634 ケーシー・ストーナー選手
「今回の2日間のテストは大変有意義なものとなり、非常にうれしく思っています。特に昨日は、走行しているマシンも少ない中でのテストだったので、貴重なデータを取れたことに加えて、サーキットとマシンを理解するいい機会となりました。今日は、他チームのマシンが転倒したことで赤旗中断があり、残念ながら走行時間を十分に確保できませんでした。ただし、耐久レースで必要となるタイヤの耐久性などは確認することができ、ペースもよかったので、いい結果になったと思っています。来週のレースに向けては、体調の管理をしっかりとやってレースに挑みたいと思います」

#104 山口辰也選手
「僕の走行時間より、ほかの2人の時間を確保して、しっかりと走ってもらいました。2人とも2分9秒台を記録できているので、順調に進んでいると思います。高橋裕紀君がアドバイザーとして参加してくれていて、通訳もこなしてくれているので、海外ライダーと組んでいるという違和感がまったくなく、日本人チームと変わりがありません。このチームワークのまま、8耐でも上位に食い込んでいきたいと思っています」

#104 トニ・エリアス選手
「コンディション、マシン、チームメートのすべてに問題がありません。最も問題だった自分自身も、マシンにも慣れて進歩しているのを感じていて、まだまだタイムを伸ばす自信もあります。エンジンもいいマシンですが、コーナーリング時のセッティングなど、今後煮詰めるところはまだあります。昨日のロングランで、速いタイムで周回を重ねられたことも自信につながっています。まだ攻めきっているわけではないので、鈴鹿8耐ウイークに入ったら最後の調整を行いたいです。来週に向けては、気温と湿度が最も克服しなければならない課題なので、サウナに行って、身体を慣らすなど努力したいです。今年はMotoGP(Moto2)ライダーも多く参戦していて楽しいレースになると思いますし、当然、私も観客の皆さんにいい走りを見せたいと思っているので、応援よろしくお願いします」

#104 ラタパー・ウイライロー選手
「気候はタイの方が暑いので、この気温や湿度は問題ありません。でも、最も大きな問題は、CBR1000RRと鈴鹿8耐が私にとって初めての経験だということであり、私自身が少し興奮状態にあることです。今日のテストでは、確かにいいタイムを記録できましたが、耐久レースですから、重要なのはこのタイムを維持することです。そのためには、まず自分自身が冷静になってレースウイークを迎えられるよう、心身ともに調整していきたいと思います。鈴鹿8耐にはタイ人として初の参戦となり、自分の活躍は母国での話題やレース熱の盛り上がりに関係するので、ぜひ活躍して結果にもこだわっていきたい」

#25 安田毅史選手
「メインカーのテストを繰り返して、マイナス要素を洗い出しているのですが、なかなかうまくいきません。あきらめずにがんばって仕上げていきたいのですが、Tカーの方が安定しているので、本番ではどちらを選ぶのか悩むところです。今年は有力チームが多く参戦しているので、例年以上の厳しさだとは思いますが、6位以内に入れるようにがんばりたいと思っています。目立つことはなくても最終的には上位にいる、というレースがしたいです」

#25 日浦大治朗選手
「今回はタイヤテストを中心にしました。午後に転んでしまいましたが、ケガはありません。マシンはだいぶ仕上がってきたとは思いますが、前進しています。ライダーの調子は悪くなく、もっといきたいと思うので、はがゆいというか、残念な部分はありますが、3人とも乗りやすいマシンを目指しています。個人的には昨年の2分8秒8を超え、チームとしてもトップ10トライアルに出たいと思っています」

#25 亀井雄大選手
「レース活動をしていましたが、資金難もあってレースから離れ、鈴鹿製作所に就職して鈴鹿レーシングに入りました。初めて8耐のチャンスをもらうことができてうれしいです。初めての大きなバイクなので、いろいろと苦戦中ですが、安田さんや日浦さんから、盗めるものはなんでも盗もうとがんばっています。8耐も勉強させてもらえたらと思っています」

#090 秋吉耕佑選手
「まだしっかりとタイヤを選びきれていないので、セッティングもなかなか詰めていけないという状況です。路面温度も上がり、絶好のテスト日和だったのですが、うまく回すことができませんでした。僕自身も転倒があり、3人が転んでいます。この状況を脱するように、マシンをまとめていきたいです。レースウイークでしっかりと仕上げていきます」

#090 渡辺一馬選手
「昨日の走行では、1コーナーで転倒してしまい、チームに迷惑をかけてしまいました。ケガはライディングに大きく影響はしませんが、ダメージがあるので、しっかり治したいと思っています。それでも、いろいろと試すことができたので、有意義なテストでした。まだ、いい所が見つからないのですが、レースウイークにはしっかりと原因を探って仕上げていきたいと思っています」

#090 長島哲太選手
「昨日も今日も転倒してしまいました。ケガはないのですが、どうして転倒してしまったのかを見極められていないです。秋吉さんと一馬さんが2分11秒台で、僕が2分12秒台と、そんなに悪いわけではないと思うのですが、まだマシンを把握できていないので、チームに貢献できないのが辛いです。このまま鈴鹿に残り、8耐ウイークまで、ミニバイクトレーニングをして、フィジカルをしっかりと鍛えたいと思っています」

#22 アズラン・シャー・カマルザマン選手
「マシンの調子は問題ありません。鈴鹿8耐が開催される日本の気候は、マレーシアと同等なので、慣れています。でも、レースで大幅に体力を消耗することも心得ています。鈴鹿8耐に向けては、私だけでなくチームメートにもコンディション作りの重要性を説明して、一緒にいいコンディションで臨めるように努力したいです。今年も鈴鹿8耐を走れることに感謝するとともに、多くのファンに自分の走りを見てもらいたいです」