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2015年7月7日(火)、8日(水)

MuSASHi RT HARC-PRO.の高橋 巧が総合トップタイム

高橋 巧選手(#634 MuSASHi RT HARC-PRO.)
「ストーナー選手と同じチームで走れることを楽しみにしていました。雨のテストとなりましたが、タイムの上げ方やペースなど、さすが、MotoGPチャンピオンだと思う部分がたくさんありました。鈴鹿8耐は、毎年何が起こるか分からないレースなので、ウエットコンディションも大事に走りました。僕がこのマシンに一番長く乗っているので、トップタイムは出さなければならないと思っていました。トップチームとして、常に1番にいたいと思います。次回のテストでも、しっかりと成果を積み上げていきたいと思っています」

ケーシー・ストーナー選手(#634 MuSASHi RT HARC-PRO.)
「初日は終日雨天だったため、あまりテストができませんでした。2日目の午前中にドライコンディションで走行できたことを、非常に幸運に感じています。今は、まずマシンとサーキットに慣れることが重要で、この点で今日の午前中のテストは非常に重要でした。来週のテストもベストを尽くしてがんばりたいと思います」

マイケル・ファン・デル・マーク選手(#634 MuSASHi RT HARC-PRO.)
「今年はスーパーバイク世界選手権でも2度の表彰台を獲得し、いろいろと忙しい年となっていますが、鈴鹿8耐に向けて気持ちも身体も準備はできています。マシンも変更する点が少ないくらい、すでに完成している状態だと思います。あとはできるだけ走行を重ねて、マシンに慣れることを重視しています。スーパーバイク世界選手権出場のため、来週の合同テストには、残念ながら参加できませんが、チームメートのストーナー選手や高橋(巧)選手は優れたライダーなので、とても強いチームとして鈴鹿8耐に挑めると思います」

山口辰也選手(#104 TOHO Racing with MORIWAKI)
「トニさんは久しぶりのバイク、ラタパーも1000tは初めてだったので、もっと、ドライコンディションで走らせてあげたかったのですが、天気はどうしようもないですね。ただ、2人とも力のあるライダーなので、心配はしていません。トニさんは、『CBRがこんなに速いと思わなかった』と言ってくれました。今回は初めての海外ライダーとのジョイントで、チャレンジになりますが、とても順調に来ています。この参戦を成功させて、クラブチームの若手ライダーたちに夢を与えられるようにしたいです。次のテストでもしっかり準備をしていきます」

トニ・エリアス選手(#104 TOHO Racing with MORIWAKI)
「昨年のレースシーズン以来、マシンで走行する機会がなかったので、今回スーパーバイクでテストしてみて、若干時間は必要だと感じました。特に昨日は雨天だったので、感覚をつかむことができませんでした。しかし、走行するたびに感覚は戻ってきているので、鈴鹿8耐ウイークまでには修正できると思います。マシンはとてもいい仕上がりを見せています。あとは、鈴鹿8耐間際まで走行と調整を重ね、マシンと私自身の調子を上げて、最高の状態にしたいと思います」

秋吉耕佑選手(#090 au & テルル・Kohara RT)
「だんだんといいマシンに仕上がってきたと思います。雨でも、曲がる、止まるといったパフォーマンスが向上していますし、ドライでもいい走りができています。ダンロップさんも開発をしてくれていますし、雨でもドライでも、いい勝負ができるのではと楽しみです。チームの雰囲気も、とてもいいので、ぜひ優勝候補に入れてほしいと思っています」

トロイ・ハーフォス選手(#71 Honda DREAM RT 桜井ホンダ)
「日本はオーストラリアより湿気が強く、この気候に慣れることが現在の個人的な課題です。マシンは悪くはないのですが、さらにセッティングを施すことで、よりよくなると思います。残念ながら、今回のテストは雨天が多くて、そのセッティングを煮詰める機会に恵まれませんでした。次のテストでは、ラップタイムを縮めていきたいですし、鈴鹿8耐の決勝レースを意識してテストを行いたい。このまま決勝日まで日本で過ごして、身体を日本の気候に慣らし、完ぺきな状態でレースに臨みたいと思います」

浦本修充選手(#71 Honda DREAM RT 桜井ホンダ)
「僕はMuSA SHiRT HARC-PRO.の第4ライダーでもあり、その条件で参戦を許可してもらっているので、あくまでもサブライダー。チームの中心はトロイさんなので、トロイさんのセットアップしたマシンに、どこまで合わせていき、チームの力になれるかが挑戦です。雨の走行ばかりでしたが、いい経験をさせてもらっています。次のテストでも、自分のスキルを上げていけるようにがんばります」

ジョシュ・フック選手(#778 F.C.C TSR Honda)
「走ること以外はすべてスタッフに任せられるので、TSRというプロのスタッフと一緒に仕事ができて感謝しています。先週、全日本ロードレース選手権で右肩をケガしてしまい、その様子を見ながらテストをしました。マシンは、調整しなければいけないところもありますが、順調に仕上がっています。これからは、鈴鹿8耐ウイークまでに、しっかりマシンに慣れ、チームメートやスタッフと調整を重ねて、ベストな状態へ持っていきたと思います」

カイル・スミス選手(#778 F.C.C TSR Honda)
「体調は万全です。鈴鹿8耐は暑い中で行われるレースと聞いていますが、スペイン(出身地)も暑いので、心配はしていません。1000ccのマシンは新しい経験であり、勉強しながら楽しんでいます。マシンはいい状態に近づいていると思いますが、私自身ブリジストンタイヤの経験がなく、テストで転倒も経験しました。でも、鈴鹿8耐ウイークまでには時間があるので、テストを重ねて良い結果を目指したいと思います。今回のテスト後は、一旦スペインに帰国し、来週再びテストのために日本へ戻ります。来週のテストではさらに練習を重ねて、自分自身もマシンもベストな状態に持っていきたいと思います」