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2015年6月3日(水)、4日(木)

53台が参加し、F.C.C. TSR Hondaのドミニク・エガーターが2番手

F.C.C. TSR Honda ドミニク・エガーター au & テルル・Kohara RT 秋吉耕佑(左)、渡辺一樹(右) (左から)トロイ・ハーフォス、ジェイソン・オハーラン、浦本修充 浦本修充

2015年6月3日(水)、4日(木)・第1回公開合同テスト
会場:鈴鹿サーキット  天候:晴れ  気温:25℃

7月26日(日)に決勝が行われる「2015 FIM世界耐久選手権シリーズ第2戦 "コカ・コーラ ゼロ"鈴鹿8時間耐久ロードレース 第38回大会」(以下、鈴鹿8耐)に向けての第1回公開テストが6月3日(水)、4日(木)の2日間にわたり、三重県鈴鹿サーキットで開催されました。エントリーは59台、出走は53台となりました。

1日目の午前から午後にかけて雨が降り、午後の走行時には上がりますが、時折りポツポツと雨が落ちるコンディションとなりました。A、Bの2組に分けられ、各組、午前と午後に2セッションずつ、90分の走行が予定されていましたが、午前の雨の影響から、A、B組ともに同コンディションを走れるよう配慮され、走行時間が変更されました。

2日目は晴天でしたが、強風が吹きつけるコンディションとなりました。午後には、風が少し収まり、良好なコンディションとなって、各ライダーはタイムを更新しました。走行順は、1日目のA、B組が逆となり行われました。

今季の8耐は、元MotoGPチャンピオンのケーシー・ストーナーが、高橋 巧、マイケル・ファン・デル・ マークと組み、MuSASHi RT HARC-PRO.から参戦することが大きな話題となっています。また今回のテストには参加していませんが、TOHO Racing With MORIWAKIからは、2010年のMoto2王者であるトニー・エリアスと山口辰也の参戦が発表されています。

優勝候補のF.C.C. TSR Hondaは、全日本ロードJSB1000のジョシュ・フック、Moto2のドミニク・エガーター、WSSのカイル・スミスの参戦を発表。エガーターは、5月31日(日)に行われた第6戦イタリアGPのMoto2で3位表彰台を獲得。現地から急きょ、鈴鹿に駆けつけました。

Honda DREAM RT 桜井ホンダは、トロイ・ハーフォスとジェイソン・オハローランのオーストラリア出身ライダーに加え、全日本JSB1000に参戦している浦本修充が合流し、テストに出場しました。次回以降のテストに参加できないオハーランに走行時間を割いたため、浦本は多く周回することができませんでしたが、初の8耐に向けてのテストを意欲的にこなしました。

au & テルル・Kohara RTからは秋吉耕佑、渡辺一馬の全日本JSB1000の2人が参加。3人目のライダーは未定です。タイヤテストを中心に、お互いのマシンを乗り比べるなど、8耐本番に向けて順調にテストをこなしました。Honda鈴鹿レーシングチームは日浦大治朗、安田毅史、亀井雄大の3人がそろい、入念に走行を繰り返していました。

総合トップタイムは中須賀克行(ヤマハ)で2分7秒013、2番手にはエガーターが2分7秒966と7秒台に入れました。3番手には津田拓也(スズキ)、4番手には渡辺一樹(カワサキ)がつけ、有力チームが並びました。7番手には秋吉、10番手にハーフォスがつけました。