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2015年7月26日(日)

2015鈴鹿8耐で「#778 F.C.C. TSR Honda」が2位表彰台を獲得

2015年7月26日(日)・決勝
会場:鈴鹿サーキット  天候:うす曇  気温:32.7℃

2015FIM世界耐久選手権シリーズ第2戦“コカ・コーラ ゼロ”鈴鹿8時間耐久ロードレース第38回大会(以下 鈴鹿8耐)の決勝レースが、快晴の三重県・鈴鹿サーキットにおいて、70チームが参戦して7月26日(日)11時30分にスタートしました。

レースは炎天下で路面温度が急激に上昇する中、6回ものセーフティカー導入があるなど、厳しいコンディションの中で、非常に荒れた展開となりました。このような状況の中、Honda CBR1000RRを駆るHonda勢22チームが熱い戦いを繰り広げ、17台が完走しました。

予選6番手からスタートした「#778 F.C.C. TSR Honda」は第1ライダーのドミニク・エガーター選手(スイス 24歳)が安定的な速さで上位を維持。4番手で第2ライダーのジョシュ・フック選手(オーストラリア 22歳)に交代すると、フック選手はヤマハ勢やスズキ勢と激しくトップ争いを繰り広げました。しかし、2回目のライダー交代の頃には、セーフティカー導入やピットインのタイミング差もあり、徐々にトップとの差が開きはじめ、4時間を経過した時点で2番手を維持するものの、トップとのタイム差は1分34秒105となってしまいました。4時間30分を経過した段階でトップのヤマハチームにストップアンドゴーペナルティーが科せられるとトップに浮上。追い上げるヤマハチームに対してエガーター選手がトップを堅持するも、128周目にトップを奪われてしまいました。その後もフック選手、エガーター選手が精力的に走行を重ねてトップを追いましたが、トップには届かず、1分17秒411差で2位表彰台の獲得となりました。

Honda CBR1000RRを駆ってFIM世界耐久選手権シリーズに参戦している「#111 HONDA ENDURANCE RACING」は予選20番手からスタート。耐久レースチームらしい安定した堅実な走行で周回を重ねて順調に順位を上げ、7位完走を果たしました。

予選15番手からスタートしたHondaの従業員チーム「#25 Honda Suzuka Racing Team」は第1ライダーの日浦大治朗選手(愛知県 20歳)が安定した走りでチームをリードし、ベテランの安田毅史選手(栃木県 38歳)と鈴鹿8耐初参戦の亀井雄大選手(神奈川県 19歳)の両ライダーが堅実な走りを見せて周回を重ね、2015鈴鹿8耐で8位完走を果たしました。

前日のトップ10トライアルに出場した「#104 TOHO Racing with MORIWAKI」は、ラタパー・ウィライロー選手(タイ 27歳)がセーフティーカー走行時の追い越し違反でピットストップペナルティーを余儀なくされ、その後マシンに異常も発生して再び緊急ピットイン。2015鈴鹿8耐で14位完走を果たしました。同じく「#71 Honda DREAM RT 桜井ホンダ」は浦本修充選手(東京都 21歳)が走行中の94周目にヘアピン手前で転倒を喫し、48位で2015鈴鹿8耐を終えました。

鈴鹿8耐を2連覇している「#634 MuSASHi RT HARC-PRO.」は3番手からスタートし、第1ライダーの高橋 巧選手(埼玉県 25歳)が激しいトップ争いを展開。24周を終えた時点で2番手でピットインし、第2ライダーで元MotoGPチャンピオンのケーシー・ストーナー選手(オーストラリア 29歳)にライダー交代を行いました。ストーナー選手は交代した周にトップを奪回するも、ヘアピンコーナーの手前で激しく転倒を喫し、ストーナー選手が救急車で搬送されたため、残念ながらリタイアとなってしまいました。この結果、「#634 MuSASHi RT HARC-PRO.」の鈴鹿8耐3連覇達成はなりませんでした。