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Honda エコ マイレッジ チャレンジ 2014

September 28 20142014 Honda Eco Mileage Challenge

日本ツインリンクもてぎ

グループIV の一般クラスに参加した「水曜クラブ」が、
2503.332km/リッターの記録で「最優秀賞 本田宗一郎杯」を獲得

2014年9月28日(日)・決勝  ■大会名 : 本田宗一郎杯 Honda エコ マイレッジ チャレンジ 2014 第34回全国大会  ■開催場所 : ツインリンクもてぎ(栃木県芳賀郡茂木町)  ■主催 : 本田技研工業株式会社  ■後援 : 公益法人 全国工業高等学校長協会、一般社団法人 高等専門学校連合会、日本私立中学高等学校連合会、茂木町、茂木町教育委員会  ■天候 : 快晴  ■気温 : 18.7℃(午前7時30分時点)  ■燃料密度 : 0.753(午前7時30分時点)

決勝日の9月28日(日)は朝から快晴に恵まれましたが、気温が上昇し、燃費を競う環境としては少し厳しい状況になりました。そのような条件のもとで、一般クラスで出場した「水曜クラブ」が、出場チームで最も優れた燃費の2503.332km/リッターで、「最優秀賞 本田宗一郎杯」を獲得しました。

  • 水曜クラブ水曜クラブ
  • あぶらっ子あぶらっ子
  • 東京都市大付属中高自動車部中学A東京都市大付属中高自動車部中学A
  • 埼玉県立進修館高校 機械研究部B埼玉県立進修館高校 機械研究部B
  • KIT夢考房エコランPJKIT夢考房エコランPJ
  • 水曜クラブ水曜クラブ
  • PANJAVIDHYA(タイ)PANJAVIDHYA(タイ)
  • 栃木県立矢板高等学校C栃木県立矢板高等学校C
  • 埼玉自動車大学校エコOB会埼玉自動車大学校エコOB会
  • 大会の様子大会の様子



この大会は、1リットルのガソリンで何kmを走ることができるか、燃費の限界にチャレンジする競技会です。参加チーム各々が、創造力を駆使し挑戦する科学のモータースポーツとして、1981年に第1回大会が鈴鹿サーキットで開催されました。以来、全国各地の中学校や高等学校、高専、専門学校、大学や社会人のチームが毎年、多数参加しています。

わずか一滴のガソリンも無駄にしないという体験を通じ、限りある資源の大切さを体感し、さまざまな問題や課題を創意工夫とチャレンジ精神、チームワークで克服していく貴重な研さんの機会として広く社会に認知されています。

今大会には、合計で389チームがエントリー。競技は、ツインリンクもてぎのスーパースピードウェイのオーバルコースを規定時間内に平均時速25km以上で7周(16389.68m)、2人乗りクラスと二輪車クラスは3周(6872.72m)を走行後、ガソリンの消費量を計測して燃費を算出します。参加車両の搭載エンジンは、スーパーカブなどに搭載されているHonda 4ストローク50ccがベースとなっています。(ニューチャレンジクラスのみHonda 4ストローク50cc以上150cc以下)

グループIの中学校クラスには、合計30チームがエントリー。「東京都市大付属中高自動車部中学A」が、896.906km/リッターで、昨年に続き優勝。2位には、長野県から参加の「信大附属長野中 Apeiron」が854.670km/リッターの僅差で続きました。

グループIIの高等学校クラスは、全クラスの中で最も多い150台がエントリー。優勝は、「埼玉県立進修館高校 機械研究部B」で、記録は1721.259km/リッターでした。

グループIIIの大学、短大、高専、専門学校クラスは、89台がエントリー。石川県から参加の「KIT夢考房エコランPJ 」が、4年連続優勝。記録は、2074.190km/リッターでした。

グループIVの一般クラスは、48台がエントリー。「水曜クラブ」が、2503.332km/リッターの記録で優勝するとともに、全クラス総合の最高記録を樹立したチームに与えられる「最優秀賞 本田宗一郎杯」を受賞しました。

ニューチャレンジクラスは、タイから初参加の「PANJAVIDHYA」が、2127.833km/リッターの記録で優勝しました。

2人乗りクラスは、「栃木県立矢板高等学校 C」が、759.591km/リッターの記録で優勝しました。

二輪車クラス(昨年までの名称は市販車クラス)では、「埼玉自動車大学校エコOB会」が、364.261km/リッターの記録で、昨年に続き優勝を獲得しました。

決勝

グループI (中学校クラス、エントリー台数30台)

順位 ゼッケンNo チーム名 記録(km/リッター)
1 13 東京都市大付属中高自動車部中学A 896.906
2 22 信大附属長野中Apeiron 854.670
3 17 篠ノ井西中学校Evolution 716.276
4 21 信大附属長野中Accelers 630.308
5 12 あきる野市立東中学校winner 624.566
6 23 信大附属長野中Discovery 617.071

グループII(高等学校クラス、エントリー台数150台)

順位 ゼッケンNo チーム名 記録(km/リッター)
1 131 埼玉県立進修館高校 機械研究部B 1721.259
2 130 埼玉県立進修館高校 機械研究部A 1570.156
3 129 千葉県立下総高等学校自動車部B 1566.171
4 128 千葉県立下総高等学校自動車部A 1560.231
5 139 関商工高校エコランプロジェクトII 1512.430
6 192 浜松城北工業高校 省エネ研究部B 1446.826

グループIII(大学、短大、高専、専門学校クラス、エントリー台数89台)

順位 ゼッケンNo チーム名 記録(km/リッター)
1 356 KIT夢考房エコランPJ 2074.190
2 320 名城大学エコノパワークラブ 1763.061
3 301 八戸高専自動車工学部 NP号III 1738.229
4 332 名城大学NOVA 1552.381
5 370 長野高専 Selene 1552.381
6 302 八戸高専自動車工学部 BG号 1503.219

グループIV(一般クラス、エントリー台数48台)

順位 ゼッケンNo チーム名 記録(km/リッター)
1 445 水曜クラブ 2503.332
2 426 チームファイアボール 2298.218
3 402 TEAM 10×KUMAMOTO 2239.824
4 430 あぶらっ子 1793.812
5 443 富士エコラン・チーム白糸 1623.872
6 414 T-ONE 1486.919

ニューチャレンジクラス(エントリー台数10台)

順位 ゼッケンNo チーム名 記録(km/リッター)  
1 508 PANJAVIDHYA 2127.833 タイ
2 507 E-LITE 1775.745 中国
3 502 栃木県立矢板高等学校 OB 1636.794 日本 

※ニューチャレンジクラスは、50cc以上150cc以下のHonda 4ストロークエンジンをベースとしたエンジンを搭載したオリジナル車両で参加できるクラス。学生、一般を問わず参加できます。

2人乗りクラス(エントリー台数10台)

順位 ゼッケンNo チーム名 記録(km/リッター)
1 609 栃木県立矢板高等学校 C 759.591
2 605 チームテクノ 508.388
3 607 W・F・H・S1 415.210

二輪車クラス(エントリー台数52台)

順位 ゼッケンNo チーム名 記録(km/リッター)
1 713 埼玉自動車大学校エコOB会 364.261
2 705 LittleCubs 306.359
3 712 室蘭工業大学紅望式超低燃費追求会 289.044
4 715 SuperCub’s GT-RLM 273.581
5 746 東京電機大学理工学部自動車部突進 245.029
6 707 茨城県立玉造工業高等学校 216.935

<特別賞>

今大会に出場した参加車両の中で、記録やアイデア、独創性などに優れたチームに対して贈られる「特別賞」は、以下のチームが受賞しました。

クラス ゼッケンNo チーム名
最優秀賞 本田宗一郎杯
※今大会最高燃費記録を達成したチーム
グループIV 445 水曜クラブ
デザイン賞
※斬新なフォルム、美しいカラーリング、ユニークさといった総合的なデザインが印象的なチーム
グループIV 430 あぶらっ子
新人賞
※グループI、グループIIの初参加チームで、最高燃費記録を達成したチーム
グループI 8 横浜市立希望が丘中学校 技術部A
グループII 139 関商工高校エコランプロジェクトII