グループIVの一般クラスに参加した「水曜クラブ」が3,242.784km/リッターの好記録で「最優秀賞 本田宗一郎杯」を獲得

2012年9月16日(日)・決勝　　大会名:本田宗一郎杯 Hondaエコマイレッジチャレンジ2012 第32回全国大会
会場:ツインリンクもてぎ(栃木県芳賀郡茂木町)　　主催:本田技研工業株式会社　　後援:(社)全国工業高等学校長協会、一般社団法人　高等専門学校連合会、日本私立中学高等学校連合会、茂木町、茂木町教育委員会
天候:晴れ時々雨　　気温:27.0℃(午前7時43分時点)　　燃料密度:0.738(午前7時43分時点)

“本田宗一郎杯 Hondaエコマイレッジチャレンジ2012 第32回全国大会”が2012年9月15日（土）・16日(日)の2日間にわたって開催されました。

• 水曜クラブ
• 篠ノ井西中Evolution
• 千葉県立下総高等学校自動車部A
• KIT夢考房
• 水曜クラブ
• 矢板高校機械技術研究部OB
• 矢板高校機械技術研究部C
• Little Cubs
• Hondaエコマイレッジチャレンジ2012

練習走行日の15日には昼過ぎに突然の大雨、16日の決勝日には昼前に気温が30℃を超え、午後には一時小雨が降るなど、天候が目まぐるしく変化する2日間となりました。特に決勝日は燃費を競う環境としては厳しい高温多湿の天候となった中で、一般クラスで出場した「水曜クラブ」が、出場チームで最も優れた燃費の3,242.784km/リッターを記録し、大会歴代3位の好成績で「最優秀賞　本田宗一郎杯」を獲得しました

この大会は、１リットルのガソリンで何キロメートルを走ることができるか、燃費の限界にチャレンジする競技会です。参加チーム各々が、創造力を駆使して挑戦する科学のモータースポーツとして、1981年に第1回大会が鈴鹿サーキットで開催されました。以来、全国各地の中学校や高等学校、高専、専門学校、大学、社会人のチームが毎年多数参加しています。わずか一滴のガソリンも無駄にしない体験を通じ、限りある資源の大切さを体感し、また様々な問題や課題を創意工夫とチャレンジ精神、チームワークで克服していく貴重な研さんの機会として広く社会に認知されています。

今大会には、合計で396チームがエントリー。競技は、ツインリンクもてぎのスーパースピードウェイのオーバルコースを、規定時間内に平均速度25km/h以上で7周(2人乗りクラス、市販車クラスは3周)走行後、ガソリンの消費量を計測し燃費を算出します。参加車両の搭載エンジンは、スーパーカブなどに搭載されているHonda4ストローク50ccエンジンがベースとなっています(ニューチャレンジクラスのみHonda4ストローク50cc以上150cc以下)。

グループIの中学校クラスには、初参加の5チームを含む合計24チームがエントリーし、長野県から参加の｢篠ノ井西中Evolution」が、1,031.167km/リッターで優勝を果たしました。

グループIIの高等学校クラスは、クラスで最も多い147台がエントリー。優勝は「千葉県立下総高等学校 自動車部A」が昨年に続き連覇を達成。記録は2,067.621km/リッターでした。

グループIIIの大学、短大、高専、専門学校クラスにおいても、石川県から参加の「KIT夢考房」が昨年に続き優勝。記録は、2,009.233km/リッターでした。

グループIVの一般クラスは、「水曜クラブ」が3,242.784km/リッターの記録で優勝するとともに、全クラス総合の最高記録を樹立したチームに与えられる“最優秀賞 本田宗一郎杯”を受賞しました。

ニューチャレンジクラスは、「矢板高校機械技術研究部OB」が、1,944.628km/リッターの記録で優勝。昨年に続いての優勝を果たしました。

2人乗りクラスは、「矢板高校機械技術研究部C」が、昨年に続き優勝。861.132km/リッターの好記録でした。

市販車クラスは、愛知県から参加の「Little Cubs」が、335.011km/リッターの記録で優勝を獲得しました。