グループIVの一般クラスに参加した｢チームファイアボール｣が、3644.869km/リッターの大会新記録で｢最優秀賞 本田宗一郎杯｣を獲得

2011年10月9日(日)　　決勝　　大会名：本田宗一郎杯 Honda エコ マイレッジ チャレンジ2011 第31回全国大会
会場：ツインリンクもてぎ(栃木県芳賀郡茂木町)　　主催：本田技研工業株式会社　　協力：(社)全国工業高等学校長協会、高等専門学校連合会、日本私立中学高等学校連合会、茂木町、茂木町教育委員会　　
天候：晴れ　　気温：15℃(午前7時40分時点)　　燃料密度：0.745(午前7時40分時点)

“本田宗一郎杯 Honda エコ マイレッジ チャレンジ2011 第31回全国大会”は、グループ�Wの一般クラスに出場した｢チームファイアボール｣が、大会新記録の3644.869km/リッターで、｢最優秀賞 本田宗一郎杯｣を獲得しました。これまでの大会記録は、2001年の第21回大会で｢富士エコラン・チーム 白糸｣が記録した3435.325km/リッターでした。

• 最優秀賞 本田宗一郎杯 グループIV チームファイアボール
• 開会式の様子
• グループI優勝 川崎市立宮前平中学校Aチーム
• グループII優勝 千葉県立下総高等学校自動車部A
• グループIII優勝 KIT夢考房
• ニューチャレンジクラス優勝 矢板高校機械技術研究部OB
• 市販車クラス優勝 室蘭工業大学低燃費原付開発倶楽部
• デザイン賞 グループIII 中央大学精研・TOI-R ASC

この大会は、1リットルのガソリンで何�qを走ることができるか、燃費の限界にチャレンジする競技会。それぞれの参加チームが、創造力を駆使して挑戦する、科学のモータースポーツとして、1981年に第1回大会が鈴鹿サーキットで開催されました。以来、全国各地の中学校や高等学校、高専、専門学校、大学や、社会人のチームが毎年多数参加しています。

わずか一滴のガソリンも無駄にしない体験を通じ、限りある資源の大切さを体感し、またさまざまな問題や課題を創意工夫とチャレンジ精神、チームワークで克服していく貴重な研さんの機会として広く社会に認知されています。

今大会には、合計412チームがエントリー。海外からは、タイ、中国、ベトナムの3カ国から4チームがニューチャレンジクラスに参加しました。競技は、ツインリンクもてぎのスーパースピードウェイのオーバルコースを、規定時間内に平均速度25km/h以上で7周(2人乗りクラス、市販車クラスは3周)走行後、ガソリンの消費量を計測し燃費を算出します。参加車両の搭載エンジンは、スーパーカブなどに搭載されているHonda 4ストローク50ccがベースとなっています(ニューチャレンジクラスのみ、Honda 4ストローク50cc以上150cc以下)。

グループIの中学校クラスには、合計24チームがエントリー。川崎市から参加した｢川崎市立宮前平中学校Aチーム｣が888.669km/リッターの記録で昨年に続き優勝。2位は、長野県から参加した｢篠ノ井西中Challenger｣の874.664km/リッターでした。

グループIIの高等学校クラスは、全クラス中で最も多い158台がエントリー。優勝は、｢千葉県立下総高等学校自動車部A｣で、記録は1869.879km/リッターでした。今年は、24チームが1000km/リッターを超える好記録を達成するなど、激戦のクラスとなりました。

グループIIIの大学、短大、高専、専門学校クラスは、石川県から参加の｢KIT夢考房｣が、2083.671km/リッターで優勝。これまでのグループIIIクラスの記録を更新しての優勝でした。

グループIVの一般クラスは、｢チームファイアボール｣が3644.869km/リッターの大会新記録で優勝するとともに、全クラス総合の最高記録を樹立したチームに与えられる“最優秀賞 本田宗一郎杯”を受賞しました。2位は｢水曜クラブ｣で、記録は2597.939km/リッターでした。

ニューチャレンジクラスは、｢矢板高校機械技術研究部OB｣が、1887.220km/リッターの記録で優勝。2人乗りクラスは、｢矢板高校機械技術研究部C｣が837.999km/リッターで優勝を飾りました。

市販車クラスは、｢室蘭工業大学低燃費原付開発倶楽部｣が、283.039km/リッターの記録で優勝しました。