メインレースのひとつであるTTスーパーバイクが6月4日、月曜日に行われた。本来6月2日、土曜日に行われる予定だったTTスーパーバイクは、悪天候のため月曜日に延期されていた。
マン島のマウンテンコース(1周約60.36km)を6周して、そのタイムを競うTTスーパーバイクを制したのは、CBR1000RRを駆ったジョン・マクギネス(HM Plant Honda Racing)。昨年に続いてTTスーパーバイクで優勝したマクギネスにとって、マン島における勝利数は12となった。'59年に参戦を開始して以来、マン島におけるHondaの勝利数は131回となっている。
優勝したマクギネスをはじめとして、TTスーパーバイクではHondaがトップ6を独占した。中でも平均スピード200.88km/hをマークしたマクギネスの活躍はすばらしかった。2周目には205.23km/hというスーパーバイクのラップレコードをマークしている。
コースには週末の悪天候の余韻でところどころ濡れた部分の残り、1周目にはマクギネスも数回滑りそうになった。中でも13番マイルストーンの箇所では、マシンが派手にスライドし、あわや転倒か、というシーンもあった。それでも1周目を終えた時点でマクギネスは2位のガイ・マーティン(Hydrex Honda)に2秒差をつけていた。
2周目にラップレコードをマークしたマクギネスは、マーティンに10秒差をつけてピットイン。HM Plant Honda Racingチームのピット作業が素早かったため、給油とリアタイヤの交換を行ってピットを出て行ったときにはマーティンとの差は17秒となっていた。
4周目を終えた時点でさらに差を9秒広げたマクギネスだったが、マーティンもあきらめなかった。最終ラップのグレンへレンで2人の差は28.9秒。その後、終盤のスネフェル・マウンテンでマクギネスは若干ペースを落とし、最終的にマーティンに25.94秒差をつけて優勝したのだった。
2位にはマーティンが入り、3位にはマクギネスのチームメート、イアン・ハッチンソンが入った。4位はマーティン・フィネガン(Alpha Boilers Racing)、5位イアン・ルーガー(Stobart Motorsport)、6位ライアン・ファーカー(Mark Johns Motor)とHonda勢が続いた。
今回の優勝でマン島での勝利数を12に伸ばしたマクギネスは、ジョーイ・ダンロップ(26回)、マイク・ヘイルウッド(14回)に続く3位に並び、集まった5万人の観客から大歓声を浴びた。 |