決勝日(TT Formula 1):6月5日(土)
1954年に本田宗一郎がマン島出場宣言を出してから50年目に当たる2004年。英国北西部のアイリッシュ海に浮かぶマン島では、今年も恒例のマン島TTレースが5月29日から約2週間にわたって開催されている。
1周60.368qのマン島・マウンテンコース。クローズドのサーキットではなく、公道を走る“真のロードレース”マン島TTレースでは、マシンの性能もさることながらライダーの経験、テクニック、運、そして度胸がものをいう。
2週間にわたるマン島TTレースウイークの際には、英国全土をはじめとし、ヨーロッパ中から大勢のモーターサイクル・ファンが結集し、コースサイドに陣取って、勇気あるレーシング・ライダーたちに声援を送るのだ。
中でもメインレースのひとつ、TTフォーミュラ1レースは6月5日、土曜日の午後に行われた。
4周で競われるTTフォーミュラ1レースで優勝したのは、ジョン・マクギネス(ヤマハ)。2位には、昨年の勝者アドリアン・アーチボルド(スズキ)が入り、Honda勢では5位にファイヤーブレードに乗るイアン・ルーガーが入った。
優勝したマクギネスは、1周目に17分43秒8というタイムをマーク。平均速度204.28q/hというスピードは、1907年に初めてマン島TTレースが開催されて以来、最速の記録である。
その結果、マクギネスは2位のアーチボルドに18.6秒差をつけ、“ビッグバイク”クラス初優勝を飾った。
またTTフォーミュラ1クラスでは、日本から参戦している前田淳(Honda)が54台中17位に入った。
その後、行われたサイドカー・レースでは、Hondaエンジンを搭載するマシンを走らせたデビッド・モリニューとパッセンジャーのダニエル・セイルが優勝し、マン島TTレース9連勝を飾った。2位にも同じくHondaエンジン搭載マシンを走らせたニック・クロウ/ダレン・ホープ組が入っている。 |