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NEWS Honda Racing THANKS DAY 2014 開催レポート

2014年11月27日(木)

Honda Racing THANKS DAY 2014 開催レポート

スペシャルトークショー Honda Collection Hall F1走行 2&4スーパーパフォーマンス SUPER GTスペシャルレース フィナーレ

今年一年間、Hondaのレース活動を応援してくださったファンの皆さまに感謝の気持ちを込めたイベント「Honda Racing THANKS DAY 2014」が、11月23日(日)に栃木県・ツインリンクもてぎで開催されました。今年で7回目となった本イベントには、国内外で活躍している選手と1万人を超えるファンが集い、大いに盛り上がりました。

イベントでは、ファンの皆さまが選手やマシンと交流できるプログラムが多数用意されました。午前中は、Honda Racingのドライバーが運転する「HSV-010 GT」やHonda Sports & Eco Program仕様の「CR-Z」の助手席に同乗して、サーキットスピードを体験できる「サーキット同乗体験走行」や、SUPER GTのピットクルーとしてエアジャッキやタイヤ交換、ドライバー交代を体験できる「ピットクルー体験」などが実施され、レーシングマシンの魅力を感じていただきました。

会場はピットガレージが開放されて、2014年のチャンピオンマシンや今シーズン活躍したマシンなどが各ブースに並べられました。ピットウォークの時間になると、ピットレーンを歩きながらマシンを見ることができ、記念撮影をしたり、選手と交流したりと大勢のファンで賑わいました。他にも、HRCワークスライダーの藤波貴久選手や全日本チャンピオンの小川友幸選手らによる「トライアルバイクショー」や、最新のHonda車を揃えた試乗会など、会場各所で盛り上がりを見せていました。

また、特設ステージでは、選手によるトークショーが開催されました。内容は、レース前に必ず行うことやリラックス方法、来シーズンについてなど。選手の生の声を聞こうとステージ前には多くのファンが集まりました。今年の鈴鹿8耐で連覇を果たした高橋巧選手からは「来シーズンは、鈴鹿8耐での3連覇と全日本選手権のチャンピオン獲得を目指してがんばります」と力強い抱負を語っていただくとともに、2015年シーズンへの期待を高めてくれました。

「Honda Collection Hall F1走行」では、1988年に16戦15勝の偉大な記録を残した「マクラーレンHonda MP4/4」と、V12エンジン(RA121E)を搭載した「マクラーレンHonda MP4/6」のHonda F1第二期を象徴する2台がサーキットに登場。エンジンが始動してスロットルが開放されると、当時のHondaサウンドが場内に響き渡り、栄光の時代を蘇らせるかのような走りをファンの皆さまに披露しました。

正午を過ぎると、同日開催の「N-ONE OWNER'S CUP」のエキシビションレースが行われ、現役のSUPER GTドライバーのほか、高橋国光監督(TEAM KUNIMITSU)や、中島悟監督(NAKAJIMA Racing)、伊藤真一さん(HRCアドバイザー)も参戦。レース仕様のN-ONEは性能差がないため、スタートからチェッカーまで、全台数がひしめく熱いバトルが繰り広げられました。

続いて行われた「2&4スーパーパフォーマンス」では、全日本ロードレース選手権の各クラスで活躍したマシンや、無限が開発したマン島TT仕様の電気バイク「神電 参」が、サーキットを走行。ハイスピードでのウイリーなど豪快なパフォーマンスを見せて、ファンを魅了しました。その後、MotoGPチャンピオンマシン「RC213V」に秋吉耕祐選手がまたがり、山本尚貴選手がTeam無限の「SF14」に乗って登場。普段は見られないMotoGPマシンとフォーミュラカーの共演を披露しました。

イベント終盤に差し掛かると、今シーズンを戦い抜いたSUPER GTマシンによるスペシャルレースを開催。GT500クラスから5台の「NSX CONSEPT-GT」と、GT300クラスからは2台の「CR-Z GT」が参戦し、本番さながらの雰囲気でレースが開始されました。スタート直後の1コーナーでいきなりバトルが繰り広げられるなど、チームの意地と名誉を懸けたガチンコ勝負に、ファンからは大きな声援があがりました。白熱したレースは、TEAM KUNIMITSUの小暮卓史選手、武藤英紀選手組が制し、SUPER GTの2014年シーズンを締めくくりました。

イベントのフィナーレでは、この日に参加した選手とマシンが勢ぞろいして、コースをパレード走行。ピットに戻ってくると、全マシンによるHondaサウンドを鳴り響かせました。その後、ステージ上に並んだ全選手から会場のファンの皆さまに、一年間の応援への感謝と、来シーズンの活躍を誓い、イベントは幕を閉じました。