モータースポーツ > 『Honda MotorSports Thanks Fair 2010』開催レポート

2010 ニュース
Honda MotorSports Thanks Fair 2010

2010年12月18日(土)

『Honda MotorSports Thanks Fair 2010』開催レポート

開催地:Hondaウエルカムプラザ青山(東京都港区)
日時:2010年12月18日(土) 15:00〜17:00
来場者:約300人

今年一年、Hondaのモータースポーツ活動を応援していただいた多くのファンの方々への感謝を込めて、12月18日(土)に東京・青山のHondaウエルカムプラザ青山において『Honda MotorSports Thanks Fair 2010』を開催した。

当日はHondaが参戦する国内外のレースで活躍した数多くの選手の中から、MotoGPに参戦した青山博一選手、全日本ロードレース選手権JSB1000クラスに参戦し、今季限りでJSB1000からの引退を表明している伊藤真一選手、北米の最高峰フォーミュラカー・レースのインディカー・シリーズに参戦した武藤英紀選手、SUPER GTとフォーミュラ・ニッポンに参戦した小暮卓史選手、SUPER GTに参戦した金石年弘選手の5名がステージに登場し、トークショーやファンとの交流のひとときを過ごした。

当日朝には整理券を求める熱心なファンの列ができ、イベントには約300人もの来場者が詰めかけた。会場に展示された多数の2輪、4輪のレーシングマシンにも人だかりができ、選手たちの登場を前に期待の高まりを感じさせた。

15時からのトークショーには、国内外の2輪&4輪レースで活躍した5選手がずらりと登壇。レース解説者としてもおなじみの宮城光氏とHondaスマイルの司会で進行した。2010年シーズンの振り返りを中心にトークは展開し、会場からの質問などにも答えた。リラックスした雰囲気の中で、シーズン終了後の今だから言えること、プライベートなことなどさまざまな話題が飛び出した。2輪、4輪という異なるフィールドの一線で戦う選手たちが集まったことで、マシンのことやレースのことなど、お互いに質問しあう場面も見られた。

トークショーの後半は、5選手がクイズに挑戦。Hondaが参戦するレースに関連する問題や、Hondaの2足歩行ロボットASIMOやツインリンクもてぎのサーキット図をテーマにしたイラスト問題などが出題され、選手たちの名回答&珍回答が会場を大いにわかせた。最終的に小暮選手が最高得点を獲得し、ドライバーチームを応援していただいたファンの方に抽選でプレゼントが手渡された。

トークショーのあとは、選手たちのサイン入りのレーシングギアなどをプレゼントする抽選会や握手会も行われ、大盛況のうちにイベントは終了。若者から家族連れまで、集まった多くのファンたちの熱い声援に、5名の選手たちは笑顔で応え会場をあとにした。

このイベントに前後して、12月11日(土)〜19日(日)の約1週間にわたって2輪、4輪のレーシングマシンがHondaウエルカムプラザ青山に登場。MotoGPに参戦するRC212VやSUPER GTデビューシーズンを戦ったHSV-010 GT、全日本・世界の両選手権でチャンピオンとなったトライアルマシン、Montesa COTA4RT、RTL260Fなどが展示され、市販車との違いに多くの来館者が関心を寄せていた。


青山博一選手「今年はMotoGP最初の年だったのですが、ケガなどもあってなかなか思うようなレースができず、歯車の噛み合わないところもあり悔しいシーズンとなりました。来年はTeam San Carlo Honda Gresiniというチームに移籍して、再びMotoGPに挑戦します。今後も応援をよろしくお願いします」

伊藤真一選手「23年にわたりHondaにお世話になり、みなさんからもたくさんのご声援をいただきました。来年は、8耐への出場などがあるかもしれませんが、みなさんと一緒に応援する側に回って、Hondaの選手を応援していきたいと思います。ぜひ今後ともよろしくお願いします」

武藤英紀選手「2010年は難しい一年となってしまいました。でも、こういう厳しいシーズンこそファンのみなさんの声援がすごく勇気をあたえてくれましたし、後ろから背中を押してくれて、常に前向きに一戦一戦を戦うことができました。2011年もHonda Racingの一員として、新たな気持ちで臨んでいきますので、変わらぬご声援をお願いします」

小暮卓史選手「みなさんの応援もあってSUPER GTでチャンピオンを取ることができました。フォーミュラ・ニッポンでは最終戦は悔しい結果でチャンピオンを逃してしまったのですが、いい走りができたと思います。来シーズンもSUPER GT、フォーミュラ・ニッポンのダブルチャンピオンを目指し、みなさんに感動していただけるいい走りができればと思っています。これからも応援をよろしくお願いします」

金石年弘選手「チームの設立4年目となる今年は、SUPER GTを3位で終えて波に乗ることができています。この勢いが来年につながるように努力していきたいと思いますので、みなさん応援をよろしくお願いします」