M・レヒコイネンがランキング2位でチームタイトル獲得に貢献
リスボン・ダウンタウンでも自己最高結果の5位
Team G Cross Hondaは昨シーズンと同じくグレッグ・ミナーとマッティ・レヒコイネンに、19歳のブレンダン・フェアクローを加え、3台のRN01で参戦した。
Honda加入3年目のレヒコイネンは、開幕戦こそレース途中から降り出した雨の影響で11位に終わったものの、第2戦でワールドカップ通算2勝目を挙げ、一気にランキング3位に浮上。続く第3戦、4戦ともに4位表彰台という安定した走行で、3位をキープしたまま最終戦を迎えた。この時点でランキング2位につけていたスティーブ・ピートは、規定タイム内にゴールできなかったために失格。その結果、64ポイント獲得すれば逆転して2位に上がるという状況になり、堅実な走りで7位に。見事、自己最高となるランキング2位を確定させた。同時にチームタイトルの獲得も決まり、最高の形でシーズンを締めくくった。また、
旧市街の家並みをぬって石畳や階段を駆け下りる迫力で、世界中のMTBファンの注目を集めるリスボン・ダウンタウンレースにも出場し、自己最高の5位という成績を収めた。
一方、2005年チャンピオンのミナーは、第2戦ではレース中の天候悪化によりポイント獲得のチャンスを逸する不運に見舞われ、世界選手権ではシーズン序盤より痛めていた肩を骨折して最終戦を欠場。わずか5戦のシリーズのうち2戦を逃すことになり、ランキング6位に終わった。フェアクローの今季の最高位は7位、ランキングでは12位となった。なお、今シーズンをもってHondaはダウンヒルレース・ワールドカップでの活動を終えた。

ワールドカップ第2戦。雨の降る難しいコンディションの中、戦術を駆使して通算2勝目を挙げたレヒコイネン |
順位 |
ライダー |
チーム |
総合ポイント |
|
|
|
|
1 |
S.ヒル |
Iron Horse/Monster Energy |
1057 |
2 |
マッティ・レヒコイネン |
Team G Cross Honda |
673 |
3 |
S.ピート |
Santa Cruz Syndicate |
646 |
4 |
G.アサートン |
Animal Commencal |
575 |
5 |
M.ボーモン |
Team MBUK Santa Cruz |
526 |
6 |
グレッグ・ミナー |
Team G Cross Honda |
520 |
|
12 |
ブレンダン・フェアクロー |
Team G Cross Honda |
298 |
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