JCF MTBジャパンシリーズ・ダウンヒル開幕戦が、4月23日、滋賀県箱館山ダウンヒルコースで行われた。Team
G Cross Hondaは、井手川直樹選手がミスのない走りで2位の表彰台に上がり、チームメイトの内嶋亮選手が5位で今季のレースをスタートした。
昨年よりも1ヶ月ほど早い開幕となった今年のジャパンシリーズ、開催会場としては2年目を迎える箱館山が、昨年に続き初戦の舞台となった。眼下に琵琶湖を望む山頂からのコースは、スタート直後から始まるシングルトラック(一人が通れるぐらいの狭い走路)、ドロップオフ(落ち込むような段差)、つづら折れの連続、高速コーナーとジャンプなど、変化に富んだテクニカルコース。晴天にも恵まれ、路面は朝のセミウエットから、午後は次第にドライへと変化した。
エントリー全67台の最高峰エリートクラスは、決勝進出30台を決めるべく午前の予選から早くも激しいタイム争いが展開する。予選はゼッケン順に30秒間隔でのスタートで行われ、今季ゼッケン「2番」をつける内嶋選手は落ち着いた走りで3分20秒985をマーク、予選2番手につける。ゼッケン「4番」の井手川選手はスタート直後の第2コーナーで思わぬ転倒を喫し、リカバリーに10秒ほどのロスタイムがあり、タイム3分28秒385で予選10位。
そして決勝は、予選30位からのリバーススタート。井手川選手は予選での転倒の反省を活かし、慎重かつ攻めの走りで自己予選タイムから約13秒近くアップの3分15秒632でゴール、その時点での暫定1位となる。内嶋選手はコース前半のシングルトラックで転倒があり、後半必死に追い上げたもののタイムは3分18秒486。井手川選手の優勝が期待されたが、昨年の箱館山の覇者でもある安達靖選手(Team
Ikuzawa)が3分6秒988で1位となった。
続く第2戦は6月4日、長野県富士見パノラマスキー場で開催される。2005年JCF
MTBジャパンシリーズ・ダウンヒルは全7戦、このうち上位5戦の有効ポイントによりシリーズランキングが決定する。
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