. 全日本トライアル選手権 IA 2016総集編 | Honda

小野が昨シーズンから大きくジャンプアップして総合2位
村田も前年を上回る総合3位でシーズンを終える

実力が拮抗し、最終戦までタイトル争いがもつれ込んだ全日本トライアル選手権のIAクラス。Hondaマシンを駆る小野貴史(Honda)が、前年の26位を大きく上回る総合2位で今シーズンを終えました。また、前年のランキング4位である村田慎示(Honda)についても、総合3位となり、昨年を上回る成績を残しました。

2015年シーズンはケガによる欠場が続いていた小野ですが、今年は3月に行われた開幕戦でいきなり勝利を挙げ、第一線へのカムバックを果たしました。続く第2戦、ここでもHondaマシンを駆るライダーが活躍。村田が1999年以来、17年ぶりの優勝を果たしました。小野は1979年生まれ、村田は1974年生まれと、2大会を終えて、2人のベテランライダーが活躍しました。

熊本地震の影響で延期された第3戦に先んじて行われた第4戦では、本多元治(Honda)が優勝。これで、開幕から3大会連続でHonda勢が表彰台の頂点に立つことに。そしてこの時点で小野が総合トップ、村田が総合2位、本多が総合4位となり、Hondaライダーがランキング上位につけます。

7月3日に実施された第3戦は、開幕戦のウイナーである小野がシーズン2勝目。第5戦のウイナーもHondaマシンを駆る寺澤慎也(Honda)となり、ランキングでは小野、村田、久岡孝二(ガスガス)の3人が同点でトップに並びました。

10月9日に行われた第6戦では村田が6位、小野が8位でフィニッシュ。4位の久岡がランキングで単独トップに立ちますが、総合3位の小野までの差はわずか5点しかなく、タイトル争いは最終戦までもつれ込みます。

そして迎えた10月30日の最終戦。1ラップ目を終えた時点でトップの久岡との差は4点で、タイトル獲得のためには追い上げが必須の展開に。2ラップ目で3点差に詰め寄りますが、3ラップ目で離されてしまい3位となりました。また、村田は10位でした。この結果、Hondaライダーはタイトルこそ逃したものの、小野が2位で村田が3位。ベテランライダーの活躍が目立つシーズンとなりました。


村田慎示

本多元治

小野貴史

村田慎示

寺澤慎也

ポイント

IA
順位 No. ライダー マシン 総合 1 2 4 3 5 6 7
1 13 久岡孝二 ガスガス 106 15 13 15 13 17 13 20
2 24 小野貴史 Honda 96 20 15 10 20 8 8 15
3 2 村田慎示 Honda 89 10 20 13 17 13 10 6
4 1 永久保恭平 ベータ 87 7 9 17 15 9 20 10
5 7 磯谷玲 ベータ 70 8 11 8 8 15 3 17
6 11 本多元治 Honda 65 17 20 11 17
 
9 6 寺澤慎也 Honda 51 11 7 5 20 8
10 3 徳丸新伍 Honda 51 9 10 10 11 11
15 19 松浦翼 Honda 15 4 3 7 1
25 17 高橋由 Honda 3       3
ポイント配分表
決勝順位 1位 2位 3位 4位 5位 6位 7位 8位 9位 10位 11位 12位 13位 14位 15位
ポイント 20 17 15 13 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1

ライダー

IA Hondaライダー
#2japan 村田慎示IA / HRCクラブMITANI / RTL260F
#3japan 徳丸新伍IA / チームいんぷす / RTL260F
#05japan 寺岡昭雄IA / 岡山トライアルメイツ&梅木商会 / RTL260F
#6japan 寺澤慎也IA / TR product / RTL250F
#11japan 本多元治IA / ファインモータースクール / RTL300R
#19japan 松浦翼PhotoIA / Honda緑陽会熊本レーシング / RTL260F
#24japan 小野貴史PhotoIA / オートテクニックスポーツ&クルーズ / RTL260F
#38japan 真田啓行IA / Team整備処 / RTL-F
#39japan 生田目俊之IA / 闘魚工房・GOTO・温泉友の会 / RTL300R
#41japan 鈴木克敏IA / HRCクラブ関東SWまるやま&MOTUL / RTL300R
#50japan 多田雅志IA / Honda緑陽会熊本レーシング / RTL-F