モータースポーツ > 全日本トライアル選手権 > 第4戦 わっさむサーキット > 決勝

全日本トライアル選手権

round 04

SCHEDULE

July 19 2015, RACE All Japan Trial Championship Wassamu Circuit

日本わっさむサーキット

小川友幸が3位でレースを終える。柴田暁は5位

2015年7月19日(日)・決勝  会場:わっさむサーキット(北海道)  天候:晴れ
気温:31℃  観客:700人  セクション:土・岩

8セクション3ラップ、そして2つのSS(スペシャル・セクション)で争われる国際A級スーパークラス。今回は4人のトップライダーによる接近戦となりましたが、小川友幸(Honda)は本来のキレのある走りができず、3位で戦いを終えました。

  • 小川友幸(左)小川友幸(左)
  • 小川友幸小川友幸
  • 小川友幸小川友幸
  • 小川友幸小川友幸
  • 小川友幸小川友幸
  • 小川友幸小川友幸

スタート後、第3セクションまでをクリーンでまとめた小川友幸は、続く第4セクションで痛恨の5点。追い上げの試合展開となりました。今回の勝負どころの一つである第4セクションでは、黒山健一(ヤマハ)、野崎史高(ヤマハ)らが5点となる中、小川友幸は3点で切り抜けましたが、トップとなったのは小川毅士(ベータ)。以後、小川毅士、小川友幸、黒山、野崎の4名によるトップ争いとなりました。

1ラップ目最終セクションは、クリーンが出やすい設定でしたが、ここで小川友幸が5点。これにより1ラップ目の小川友幸は、トップに出られなかった上に、順位を4番手としてしまいました。

2ラップ目、3ラップ目と、小川友幸は調子を取り戻していきます。1ラップ目の減点が14点、2ラップ目が4点、3ラップ目が2点と、順調に小川友幸らしいスコアを出していきます。しかしライバルも同様に減点を少なくしているので、その差を決定的に縮めるには至りません。

3ラップを終えて、減点18の黒山がトップ。2番手が小川友幸で減点20。小川毅士が減点21で3番手につけ、野崎が27点で4番手。残るは難易度の高いSSの2つ。この時点でトップの4人には、まだ勝利のチャンスがありました。

SS第1は恒例の高く積み上がった岩登り。チャレンジするライダーをことごとく跳ね返している鬼門でしたが、ここを柴田暁(Honda)が1点で通過。続くトップライダーに期待が寄せられましたが、その後の4人はそろって5点。ここでは勝負がつかず、優勝争いはトップ3に絞られて、最後のSS第2に向かいました。

巨大なU字ブロックが積み上げられた難関は、これも次々にライダーを跳ね返していきます。野本佳章(ベータ)が初めてここをクリアしましたが、惜しくもタイムオーバーの5点。ここでもまたトップライダーの走りに期待が集まりました。

この難関を初めて走破したのは、小川毅士。しかもクリーンでした。続く野崎は5点で、続いて黒山のトライ。小川毅士がクリーンしているので、ここでの結果で順位が入れ替わることになります。黒山は、小川毅士と同じくクリーン。トップの黒山がクリーンしたことで、優勝は黒山に決定しました。

最後のトライは小川友幸。クリーンすれば、小川友幸の2位が決まります。しかし、最後の最後でまたも5点。これで小川友幸は3位で大会を終えることになりました。小川友幸は、今シーズン初めての3位。今回、黒山が優勝したことで、小川と黒山は優勝2回、2位と3位が1回ずつで、まったく同ポイントとなりました。2015年のチャンピオン争いは、ここにきて振り出しに戻りました。

次回は、9月6日(日)の岡山大会となります。

コメント

小川友幸(3位)
「今日はぼろぼろでしたね。残念です。2ラップ目と3ラップ目は、少し持ち直しはしましたが、それでもベストの走りではありませんでした。SSは得意パターンで、自信もあったのですが、両方とも5点となって、2位の座も失うことになりました。これでランキングで並ばれましたが、あと3戦あります。気持ちを新たに取り組んで、次は再び勝利を目指します」

決勝リザルト

順位 No. ライダー マシン タイム減点 総減点 クリーン数
1 2 黒山健一 ヤマハ 0 23 19
2 4 小川毅士 ベータ 0 26 18
3 1小川友幸Honda 0 30 17
4 3 野崎史高 ヤマハ 2 37 19
5 5 柴田暁 Honda 0 44 12
6 6 田中善弘 ベータ 0 56 10
             
10 14 砂田真彦 Honda 0 88 4
13 13 佐藤優樹 Honda 0 93 5

ポイントスタンディング

順位 ライダー マシン 総合ポイント
1黒山健一ヤマハ 72
2小川友幸Honda 72
3野崎史高ヤマハ 60
4小川毅士ベータ 56
5柴田暁Honda 43
6田中善弘ベータ 41
   
10  斎藤晶夫Honda 16
12 砂田真彦 Honda 12