Round01日本ツインリンクもてぎ

JSB1000 決勝・レース2

2018年4月8日(日)

栃木県

高橋裕紀が5位入賞。Team HRCの高橋巧は他車に追突されて27位フィニッシュ

全日本ロードレース選手権開幕戦JSB1000クラスのレース2が、栃木県のツインリンクもてぎで開催されました。このレースのグリッドは、予選のセカンドベストタイムで決定。「Team HRC」の高橋巧は4番手、高橋裕紀(MORIWAKI MOTUL RACING)が5番手、8番手に水野涼(MuSASHi RT HARC-PRO.Honda)、10番手に清成龍一(MORIWAKI MOTUL RACING)というグリッドになりました

ドライコンディションで決勝レースのスタートが切られ、野左根航汰(ヤマハ)がホールショット、それを中須賀克行(ヤマハ)、高橋巧、高橋裕紀が追います。オープニングラップは野左根、中須賀、高橋裕紀の順で通過します。ここで、高橋巧が急きょピットイン。2コーナーで、後続車が当たり、サイレンサーが落ちてしまうというアクシデントで、Tカーから付け替えの作業を行います。作業を終えてコースへ戻るも、最後尾の周回遅れとなりますが、追い上げを開始します。

5ラップ目に中須賀が首位に立ち、野左根、高橋裕紀らが追う展開に。5番手争いは渡辺一馬(カワサキ)、秋吉耕佑(au・テルルMotoUP RT)、清成の戦いになります。徐々にトップ争いと3番手争いの差が開く中、6番手には清成龍一が浮上。清成はさらにペースアップし、8ラップ目にはポジションアップして3番手争いに追いつき、高橋裕紀らと集団で走行。秋吉は7番手を、水野が9番手で、それぞれ単独走行となります。

12ラップ目に清成は高橋裕紀をパスして5番手へ浮上し、さらにポジションアップを狙いますが、18ラップ目の5コーナーで転倒してしまいます。高橋裕紀は5番手となり、7番手に秋吉、8番手には水野が付けました。

レースはこのままチェッカーとなり、中須賀が優勝。高橋裕紀は5位に入りました。秋吉は7位、水野は8位、山口辰也(Team SUP Dream Hond)が10位でフィニッシュ。ザクゥアン・ザイディ(Honda Asia Dream)は14位。濱原颯道(Honda Dream RT 桜井ホンダ)は15位で、ここまでがポイント獲得となりました。

高橋巧は27位でチェッカー。日浦大治朗(Honda Suzuka Racing Team)はリタイアとなりました。

コメント

高橋裕紀(JSB1000 レース2 5位)
JSB1000 高橋裕紀「オフシーズンに痛めていた右肩の手術をして、万全の体調でシーズンを迎えたいと思っていました。手術に踏みきり、オフのテスト参加も見送り、走りたい気持ちを抱えていました。昨年に比べて開幕が早いこともあり、予定よりも早くバイクに乗り始めたことで、手術後の肩が悪化してしまいました。炎症を起こしてしまい腕を上げることも困難で、レース1もレース2も走りきることができてよかったという状態です。それでも、貴重なポイントを獲得することができました。一日も早く肩を治して、全力で走れる状況を作りたいと思います」

秋吉耕佑(JSB1000 レース2 7位)
JSB1000 秋吉耕佑「今年は新チームとなり、監督兼ライダーとしてスタートを切りました。教えることで発見もあり、自分のプラスになっていることも多くあります。チーム員たちの模範になるような走りがしたいと取り組んでいます。今回は、電気系の調整がうまくいかずに、レース1、レース2とも苦戦してしまいました。細かくセッティングを詰めていかなければならずに、まだ課題が残っています。自分の理想とする走りに近くなるように、考えていきたいと思っています。そこにたどり着けたら、もっともっといい走りができるはずなので、あきらめずに挑戦していきたいです」

高橋巧(JSB1000 レース2 27位)
JSB1000 高橋巧「レース2も、レース1と同じように、少しでも多くのポイントを獲得して次につなげたいと思っていました。スタートも悪くはなかったと思いますが、2コーナーで後ろから強い衝撃があり、立ち上がってマシンを確認したらサイレンサーがないことに気がつき、ピットインしました。ツナギにはタイヤ跡がついていました。ピットインして修復してもらい、コース復帰。周回遅れになっていたので、上位にいくことは難しいと思いましたが、現状のマシンを知る意味でも、データを残すためにも最後まで走りきろうと思いました。結果をしっかりと残せなかったことは残念です。それでも、シーズンは始まったばかりなので、しっかりと取り返していけるように挑んでいきます」

清成龍一(JSB1000 レース2 28位)
JSB1000 清成龍一「レース1で表彰台に上れたことはラッキーだったと思っています。フルドライなら、違う状況だったと思います。まだ、ドライで争えるような状況を作れていない中でも、モリワキのスタッフは、昨年末から不眠不休という状況でマシンを仕上げてくれました。裕紀(高橋)が肩の手術でオフのテストができずに、自分主導で走行していたので、責任も感じていましたし、表彰台という結果はうれしく思っています。レース2は、前のライダーをパスしようと考えてアプローチした瞬間に転倒してしまいました。次に向けて前進できるようにします」

JSB1000 リザルト

レース2

順位 No. ライダー マシン 周回数 タイム/差
1 21 中須賀克行 ヤマハ 23 42'07.532
2 5 野左根航汰 ヤマハ 23 +12.586
3 11 渡辺一馬 カワサキ 23 +22.124
4 26 渡辺一樹 スズキ 23 +22.610
5 72 高橋裕紀 Honda 23 +23.565
6 12 津田拓也 スズキ 23 +29.703
7 090 秋吉耕佑 Honda 23 +33.229
8 634 水野涼 Honda 23 +52.442
10 8 山口辰也 Honda 23 +1'00.291
14 51 ザクワン・ザイディ Honda 23 +1'21.105
15 7 濱原颯道 Honda 23 +1'21.153
20 43 中津原尚宏 Honda 22 +1Lap
23 53 清水郁巳 Honda 22 +1Lap
27 1 高橋巧 Honda 22 +1Lap
28 23 清成龍一 Honda 17 +6Laps
RT 20 日浦大治朗 Honda 6 +17Laps

JSB1000 ポイントランキング

ライダー

順位 No. ライダー マシン 総合ポイント
121 中須賀克行ヤマハ50
211 渡辺一馬カワサキ36
372 髙橋裕紀Honda34
4090 秋吉耕佑Honda29
512津田拓也スズキ26
68 山口辰也Honda25
91 高橋巧Honda22
1023 清成龍一Honda20
14634 水野涼Honda13
177 濱原颯道Honda9
1851ザクワン・ザイディHonda9
2520 日浦大治朗Honda4
2843 中津原尚宏Honda1

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