●IB OPEN ヒート1
スタート直後の1コーナーへ真っ先に飛び込んだのは牟田口侑大(TODAY SPORT)。しかし牟田口は、2周目にリタイアとなりました。早くもスタックや転倒する車両が多数発生しはじめたこの周、驚異的な追い上げを達成したのは富岡寿弥(Team SAKURAI with FFF)。1周目17番手から、一気に8番手まで順位を上げました。さらに富岡は、2周目には5番手まで浮上しました。富岡は4番手から25秒ほども遅れていましたが、4周目には伊香将徳(ヤマハ)を抜いて高師永潤(KTM)に5秒ほどまで近づき、さらに富岡の背後には5秒前後の間隔を開けて伊香と阿部晴基(ヤマハ)が続き、4台による3番手争いに。次周、富岡はミスにより5番手に後退しましたが、ラスト2周で2台をパスして、7周で終了となったレースで3位に入賞しました。

●IB OPEN ヒート2
コースコンディションが前日よりも悪化したことから、日曜日午前中に実施された決勝ヒート2は、大坂などをショートカットしたコースに変更され、通常よりも5分短い15分+1周で競われました。ヒート1終了後に1周目の好位置確保を課題に挙げていた富岡は、10番手前後でレースをスタートすると、オープニングラップから積極的に順位を上げて、7番手で2周目に入りました。

しかし富岡は、2周目に転倒。16番手まで順位を下げました。3周目以降、富岡は18番手に後退しながらも粘りの走りを続けていましたが、最後は酷使したクラッチにトラブルが発生。リタイアに終わりました。なおこのヒートでは、レディスライダーの鈴木優那(TEAM KOHSAKA with コクサイエンジニアリング)が17位でフィニッシュして、ポイントを獲得しています。