●ヒート1
IBオープンクラスは、IA各クラスよりも2台多い32台の決勝グリッド数。しかしHonda勢は予選レースで苦戦を強いられ、4名が決勝進出となりました。最上位は予選総合7番手の近藤雄紀(TEAM HAMMER)。同8番手に、佐賀県出身でこれが地元大会となる牟田口侑大(TODAY SPORTS)が続きましたが、土曜日に実施された決勝ヒート1では両者ともスタートで出遅れました。

そして近藤が14番手、牟田口が20番手で1周目をクリア。両者ともここから追い上げを続け、レースが後半に入った6周目には、近藤が10番手、牟田口が14番手を走行していました。レース後半、ペースを上げたのは牟田口。8周目には次々に3台をパスするなどの追い上げで、最終ラップにも1台を抜き、6位入賞を果たしました。近藤は9位でゴールしています。

●ヒート2
牟田口は好スタートを決めて、5番手で1コーナーをクリアすると、すぐに1台をパスしてオープニングラップを4番手でクリア。2周目に有山大輝(ヤマハ)の先行を許しましたが、次周に抜き返すと、袴田哲弥(ヤマハ)と中島漱也(ヤマハ)と佐野雄太(カワサキ)によって形成されたトップグループに追いつきました。そして5周目、牟田口は、3番手へ後退していた袴田をパスしました。

これで3番手に浮上した牟田口は、スピードを保って今度は2番手の佐野に肉迫。佐野のすぐ前にはトップの中島が走る、三つ巴のバトルとなりました。7周目、佐野が中島を抜いてトップに浮上。牟田口はこれに続くことができず、次周以降は上位2台に引き離されてしまいました。そして牟田口は、11周のレースを3位でフィニッシュ。両ヒート総合成績では4位で、シーズン初戦を終えました。