Round04日本中国大会

IA2 決勝

2018年5月27日(日)

世羅グリーンパーク弘楽園(広島県)

天候:晴れのち曇り

気温:28℃

コースコンディション:ドライ

観客:3530人

 

ヒート1はTeam HRCの能塚智寛、ヒート2は古賀太基が優勝

●ヒート1
Team HRCの能塚智寛がホールショット。そのまま1周目をトップでクリアし、道脇右京(TEAM KOHSAKA with CARVEK)とランキングトップの古賀太基(ADA/SoCal MXTF)が続きました。レース序盤、上位3台は4番手以下を引き離しながら、トップグループを形成。ハイペースで逃げる能塚に、道脇と古賀は少しずつ引き離され、4周目を終えて能塚と道脇が約4秒差、道脇と古賀は約5秒差となりました。

しかし5周目以降に道脇のペースが落ち、これで古賀が徐々に接近。7周目、古賀が道脇を抜きました。この段階で、トップの能塚は約10秒のアドバンテージを確保。古賀も必死で追い上げましたがその差はほとんど縮まらず、17周のレースは能塚が勝利を収め、古賀が2位でゴールしました。道脇は11周目に転倒。この間に先行した大城魁之輔(TEAM HAMMER)が、IA自己ベストリザルトとなる3位に入りました。

●ヒート2
道脇がホールショット。能塚はスタートで出遅れると、他車と接触して転倒。1周目21番手からの追い上げを強いられました。古賀もやや出遅れましたが、1周目から積極的にパッシングを続けて道脇の背後まで上がると、躊躇することなく勝負を挑み、トップ浮上を果たしました。レース序盤、古賀と道脇と横山遥希(カワサキ)の3台がトップグループを作り、4番手以下も縦長につながりました。

3周目に道脇は横山に先行されましたが、6周目に横山が転倒したことで再び2番手。7周目、11番手まで追い上げていた能塚が再び転倒し、リタイアに終わりました。道脇は、8周目に北原岳哲(カワサキ)の逆転を許して3番手に後退すると、10周目にパンクトラブルが発生し、こちらもリタイアに終わりました。一方、トップの古賀は比較的安定したペースを維持してトップを独走。今季4勝目を挙げました。

コメント

古賀太基(IA2・2位/優勝)
古賀太基 「予選レースでは、スタート直後に転倒し、組別8番手で総合16番手でした。予選のゴール後、マシンに不具合があることが分かり、チームスタッフが夜遅くまで時間をかけて修理してくれました。とても感謝しています。予選で必死に追い上げたことで、決勝のスターティンググリッドは絶望的に悪い場所を逃れたので、ヒート1は1周目から3番手を確保できたのですが、前を走る道脇選手のペースに飲まれてしまい、リズムをつかむのに時間を要しました。ヒート2は、再びスタート直後3番手からのレースでしたが、ヒート1での問題点は把握していたので、最初からプッシュしました。独走優勝でしたが、自分の中では納得いくペースアップはできなかったので、今後の課題にしたいです」


能塚智寛(IA2・優勝/DNF)
能塚智寛 「ヒート2はスタートで出遅れ、1周目に他車と絡んで転倒。その際にマシンを壊してしまいました。その後、追い上げの途中で再び転んでしまい、これによりさらにマシンを破損。同時に左足にもダメージを受けてしまい、リタイアを決めました。転倒した直後は深刻なケガかもしれないと思ったのですが、レースが終わってしばらく経ったら歩けるようになり、それなら最後まで走るべきだったと恥ずかしく感じています。ただし、マシンのほうはブレーキとホイールのスポークを壊してしまったので、どちらにせよポイント獲得圏内での完走は厳しかったかもしれません。ヒート1は最も理想とする形で優勝できていただけに、とても悔しいです。次戦以降、とにかく勝ち続けていく以外にチャンピオンへの道はないと思っています」

大城魁之輔(IA2・3位/8位)
大城魁之輔 「ヒート1は、スタート直後のコーナーで前走車をうまくさばくことができました。レース中盤に4番手まで浮上してから、3番手の道脇選手は7~8秒離れていたのですが、4位と3位では価値がだいぶ違うので、あきらめずに追い上げを続けていたら、道脇選手の転倒で3位に入ることができました。ラッキーもありましたが、素直にうれしいです。ヒート2は、スタートで出遅れてしまい、苦しい展開でした。他車の後ろを走っているときにうまくリズムをつかめないという自分の悪い部分が出てしまい、しかも終盤には7番手を走っていたのに、体力的に厳しく最終ラップに抜かれてしまいました。次は両ヒートをまとめて総合成績で3位以内に入って、表彰台に立ちたいです」

リザルト

ヒート1

順位 No. ライダー マシン 周回数 タイム/差
1828能塚智寛Honda1732'52.143
2922古賀太基Honda17+00'06.691
342大城魁之輔Honda17+00'11.940
433道脇右京Honda17+00'16.921
538内田篤基スズキ17+00'21.644
634北原岳哲カワサキ17+00'24.158
740浅井亮太ヤマハ17+00'24.662
8912小川孝平カワサキ17+00'30.564
954鈴村英喜Honda17+00'31.319
1055西垣魁星ヤマハ17+00'33.931
1632横澤拓夢Honda17+01'14.622
2163下村里駆Honda17+01'29.956
22952石浦諒Honda17+01'30.203
2808奥村海Honda15+2Laps

ヒート2

順位 No. ライダー マシン 周回数 タイム/差
1922古賀太基Honda1733'19.176
234北原岳哲カワサキ17+00'13.333
340浅井亮太ヤマハ17+00'16.503
438内田篤基スズキ17+00'17.906
566横山遥希カワサキ17+00'20.727
6912小川孝平カワサキ17+00'21.380
746大倉由揮ヤマハ17+00'23.787
842大城魁之輔Honda17+00'25.683
959小林秀真カワサキ17+00'28.106
1031安原志カワサキ17+00'31.606
1154鈴村英喜Honda17+00'34.381
1232横澤拓夢Honda17+00'51.444
1963下村里駆Honda17+01'16.922
23952石浦諒Honda17+01'51.024
RT 33道脇右京Honda11DNF
RT 828能塚智寛Honda7DNF
RT 08奥村海Honda1DNF

ポイントランキング

ライダー

順位 No. ライダー マシン 総合ポイント
1922古賀太基Honda188
2828能塚智寛Honda157
3912小川孝平カワサキ140
434北原岳哲カワサキ111
566横山遥希カワサキ110
638内田篤基スズキ101
746大倉由揮ヤマハ87
842大城魁之輔Honda78
933道脇右京Honda76
1037鳥谷部晃太ヤマハ73
1132横澤拓夢Honda64
&
1752森優介Honda39
1954鈴村英喜Honda32
21952石浦諒Honda24
32200デイブ・アビングHonda4

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