ROUND 06

アメリカインディ500 Indianapolis 500 2017.05.25(木)・メディア・デイ

第6戦 インディ500

メディア・デイが実施
インディ500参戦ドライバーが集結する

今週末に行われるインディ500の決勝を前に、メディア・デイが木曜日に実施されました。33人のドライバーたちは、インディアナポリス・モーター・スピードウェイに結集し、世界中から押し寄せたメディアからの質問に答えました。特に、フェルナンド・アロンソの周りは黒山の人だかりとなり、1時間にわたって取材を受け続けました。

金曜日は、決勝前の最後の練習走行が1時間だけ行われ、ピットストップ・コンテストも開催されます。土曜日はパレードが行われ、日曜日に500マイルレースのスタートが切られます。

コメント

フェルナンド・アロンソ
「インディ500の決勝のスタートが近づいていますが、今の私は非常に落ち着いています。この約1カ月間、私はハードワークをこなしてきました。それは十分ではないかもしれませんが、もうそれ以上は行うことができないところまできました。どんなに大きなイベントといえども、私は精神的に高ぶったりはしません。どんなレースを戦うのにも冷静さが保たれていなければならないからです。インディ500はローリングスタートですが、私が最後にローリングスタートをしたのは1997年のレーシングカートの世界選手権でした。しかし、全く心配はしていません。いいスタートをするために、過去のレース映像、オンボードカメラからの映像などを見て研究し、同時にチームが持つスタート時のデータも参考にしています。また、シミュレーターを使っての練習や研究も行っています。そこでは、自分なりに考えたことにもトライしています。もちろんシミュレーターの場合は、周りにライバルのマシンは1台もありません。日曜日のレースでは、私が失敗をしたり、少しタイミングを外してしまったりということがいくつか起こるでしょう。そうした状況にどうやって対応すべきなのかを、できればレース距離の半分に達する前に経験し、マスターしたいと考えています。そうすれば、レースの後半戦で勝負できると思います」

佐藤琢磨
「走行のなかった2日間でしたが、メディアツアーで忙しくしていました。それでも、プラクティスから予選までずっと走っていましたから、ここで一区切りできてよかったです。身体も少し疲れていたので、一度リラックスして、気持ちもリセットできました。オフの間もレース用のセッティングについて考えていました。この2日間で、エンジニアはデータを全部見て、今日、私とミーティングをしました。レース用のマシンセッティングは、プラクティスまでのものから大きく変わることはないでしょう。週末は気温が低めのコンディションになりそうです。湿度も高くなる可能性がありますが、私としては暑くても寒くてもどちらでも大丈夫です。これまでに仕上げてきたセッティングで、コンディションに合わせてフィルターをかけ、変更を施すだけです。今年は2列目イン側の4番グリッドからのスタート。昨年までに比べて有利なポジションであることは間違いありません。好位置からのスタートですから、落ち着いていけると思います。最初の数スティントからできるだけ上位にポジションを保ち、できるだけクリーンなエアの中で走りたいですね。そして、このときにセッティングをいいものにチューニングし、レース後半に向けた準備を整えていきたいと思います」

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