4月23日、アラバマ州バーミンガムのバーバー・モータースポーツ・パークで行われたHondaグランプリ・オブ・アラバマで、Chip Ganassi Racingのスコット・ディクソンが、2位表彰台に登壇しました。予選4番手だったディクソンは、今シーズン最初の常設ロードコースでの戦いで、スタートからトップ争いに加わります。ゴール間近となった77周目にウィル・パワー(シボレー)がタイヤトラブルでピットに向かってトップの座を明け渡すと、ジョセフ・ニューガーデン(シボレー)と激しい一騎打ちによる優勝争いを繰り広げました。ディクソンは逆転優勝を目指してアタックを続けましたが、1.0495秒差で2位となりました。開幕戦で3位だったディクソンは、これがシーズン2度目の表彰台登壇です。

ディクソンの後方では、2016年インディ500ウイナーのアレクサンダー・ロッシ(Andretti Autospoort)が予選18番手から大きくポジションを上げ、今シーズンの自己ベストとなる5位フィニッシュを達成しました。

また、第2戦ロングビーチで勝利を挙げたジェームズ・ヒンチクリフ(Schmidt Peterson Motorsport)は、予選順位と同じ6位でゴール。ベテランのトニー・カナーン(Chip Ganassi Racing)が7位。開幕戦セント・ピーターズバーグの勝者セバスチャン・ブルデー(Dale Coyne Racing)は8位フィニッシュでポイントリーダーの座を守りました。

佐藤琢磨(Andretti Autosport)は、予選14番手から90周にわたってしぶとい走りを続け、9位フィニッシュを成し遂げました。今季3戦目で2度目のトップ10フィニッシュを果たした佐藤は、チームメートでランキング7位のライアン・ハンターレイと同点で8位につけています。

次戦は北米大陸を再び西へと横断し、4月29日(土)にアリゾナ州フェニックスで開催されます。今シーズン最初のショートオーバルでのレースは、今季初の土曜日のナイトレースでもあります。