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2016.07.10 インディカー・シリーズ 第11戦 アメリカ アイオワ 決勝

ミハイル・アレシンがシーズンベストタイの5位
佐藤琢磨は13番手スタートから11位でフィニッシュ

2016年7月10日(日)・決勝  会場:アイオワ・スピードウェイ  天候:晴れ  気温:27〜28℃

プラクティス、予選と、ショートオーバルでの速さを見せ続けるロシア出身のミハイル・アレシン(Schmidt Peterson Motorsports)は、予選と同様に、決勝でもHonda勢トップの成績をアイオワの地で残しました。全長0.894マイルのオーバルコースを300周して争われたレースにおいて、彼は5位フィニッシュを果たしました。予選9番手だったアレシンを含め、今日のレースでリードラップでのゴールを果たした者は5人しかいませんでした。

ミハイル・アレシンミハイル・アレシン

佐藤琢磨佐藤琢磨

予選17番手と、後方からのスタートだったインディ500ウイナーのアレクサンダー・ロッシ(Andretti Herta Autosport with Curb-Agajanian)は、ルーキーながらベテランのような見事な走りを披露し続けました。特にレース終盤の走りは目覚ましく、ロッシは6位という結果を残しました。

シャシーにトラブルがあったために、予選22番手で最後尾グリッドからのスタートとなったジェームズ・ヒンチクリフ(Schmidt Peterson Motorsports)は、9位まで大きくポジションをアップしてゴールしました。そして、予選12番手だったグレアム・レイホール(Rahal Letterman Lanigan Racing)は、トップ10フィニッシュが十分に可能なポジションまで順位を上げていたのですが、マシンから振動が出たために、予定より早くピットインを行いました。しかし、タイミングが悪いことに、4周後にイエローフラッグが出されて、順位を落とし、16位でのゴールとなりました。

佐藤琢磨(#14)、カルロス・ムニョス(#26)、ジャック・ホークスワース(#41)佐藤琢磨(#14)、カルロス・ムニョス(#26)、ジャック・ホークスワース(#41)

佐藤琢磨佐藤琢磨

佐藤琢磨(A.J. Foyt Racing)は、13番グリッドからスタートしました。序盤はタイヤの空気圧の設定がコースコンディションにマッチしていなかったため、ジリジリと18番手までポジションを下げました。しかし、レースが進んで路面のグリップが向上していく中、マシンセッティングをピットストップで巧みに調整したことで、スピードを獲得。レース終盤には、トップグループと変わらないペースを確保して周回を重ね、激しいポジション争いをくぐり抜けて、11位でチェッカーフラッグを受けました。

佐藤琢磨佐藤琢磨

ミハイル・アレシン(5位)
「5位という結果は、とてもうれしいです。昨晩、私たちはマシンに多くの変更を施しました。チームのスタッフたちが懸命に働き、とても速いマシンに仕上げてくれました。レースを通して、マシンのハンドリングは安定していました。アイオワ・スピードウェイというショートオーバルでは、いいハンドリングのマシンであることが、最も重要なのです。私は2014年にこのコースでレースを経験しており、そのときは壁にヒットしてレースを終えてしまいました。今日はレースを最後まで走りきれただけでなく、こうして5位でゴールすることができたので、アイオワのコースがさらに好きになりました」

佐藤琢磨(11位)
「私たちは、アイオワで長いこと苦戦を強いられてきましたが、今年は事前のテストに参加することができ、それがレースウイークにも役立ちました。昨年までとは異なる考え方でのマシンのセッティングにトライし、結果として、チームにとってのアイオワでのベストリザルトを手にすることができました。私たちのチームは進化を遂げているということです。次戦のトロントは、今年最後のストリートレースです。おととし、昨年とまずまずの戦いができているコースですし、表彰台を目指して戦えることを楽しみにしています」

決勝リザルト
順位 No. ドライバー エンジン 周回数 タイム/差
121J.ニューガーデンシボレー3001:52'16.3613
212W.パワーシボレー300+4.2828
39S.ディクソンシボレー300+5.5085
422S.パジェノーシボレー300+6.1827
57ミハイル・アレシンHonda300+7.0386
698アレクサンダー・ロッシHonda299 +1Lap
710T.カナーンシボレー299 +1Lap
811S.ブルデーシボレー299 +1Lap
95ジェームズ・ヒンチクリフHonda299 +1Lap
1083C.キンボールシボレー299 +1Lap
 
1114佐藤琢磨Honda298+2Laps
1226カルロス・ムニョスHonda298+2Laps
1427マルコ・アンドレッティHonda298+2Laps
1541ジャック・ホークスワースHonda298+2Laps
1615グレアム・レイホールHonda297+3Laps
1719ギャビー・シャヴェスHonda293+7Laps
2118コナー・デイリーHonda141+159Laps
2228ライアン・ハンターレイHonda105+195Laps
ポイントスタンディング
順位 No. ドライバー エンジン 総合ポイント
-122S.パジェノーシボレー409
221J.ニューガーデンシボレー336
-312W.パワーシボレー334
-49S.ディクソンシボレー321
53H.カストロネベスシボレー318
-610T.カナーンシボレー306
798アレクサンダー・ロッシHonda286
826カルロス・ムニョスHonda280
915グレアム・レイホールHonda275
1083C.キンボールシボレー275
 
125ジェームズ・ヒンチクリフHonda264
1328ライアン・ハンターレイHonda264
1514佐藤琢磨Honda205
1627マルコ・アンドレッティHonda200
177ミハイル・アレシンHonda199
1818コナー・デイリーHonda195
-2041ジャック・ホークスワースHonda144
2119ギャビー・シャヴェスHonda105
-24 77オリオール・セルビアHonda72
-2529タウンゼント・ベルHonda55
-2619ルカ・フィリッピHonda45
2935アレックス・タグリアーニHonda35
3063ピッパ・マンHonda33
-3288ブライアン・クロウソンHonda21

ランキング詳細

ミハイル・アレシン

佐藤琢磨

佐藤琢磨(#14)、カルロス・ムニョス(#26)、ジャック・ホークスワース(#41)

佐藤琢磨

佐藤琢磨