モータースポーツ > インディカー・シリーズ > 第11戦 フォンタナ > 予選

インディカー・シリーズ

round 11

SCHEDULE

June 26 2015, QUALIFYING MAVTV 500

アメリカフォンタナ

全長2マイルの高速オーバルでマルコ・アンドレッティが予選3番手
佐藤琢磨は予選9番手

2015年6月26日(金)・予選  会場:フォンタナ・オートクラブスピードウェイ  天候:快晴  気温:34〜35℃

カリフォルニア州ロサンゼルスの郊外にあるフォンタナ・オートクラブスピードウェイでの500マイルレースは、昨年まではシーズンの最終戦でしたが、今年はシーズン中盤である第11戦目に、日中のレースとして開催されます。
フォンタナ・オートクラブスピードウェイはコーナー部に最大14度のバンクがつけられた全長2マイルの高速オーバルコースです。新しいエアロキットを装着したインディカーがどれほどのスピードで走行するのか、予選では大きな注目が集まりました。

  • マルコ・アンドレッティマルコ・アンドレッティ
  • マルコ・アンドレッティマルコ・アンドレッティ
  • 佐藤琢磨佐藤琢磨
  • 佐藤琢磨佐藤琢磨
  • 佐藤琢磨佐藤琢磨

強い日差し、乾燥した空気、そして吹き付ける風。南カリフォルニア内陸部の特徴的なコンディションの中で、午後4時45分に、予選がスタートしました。出場ドライバーたちは、それぞれが2周連続でアタックを行い、その平均時速を競い合いました。

フォンタナでポールポジションを獲得した経験を持つ、マルコ・アンドレッティ(Andretti Autosport)は、19番目のアタッカーとしてコースイン。慎重に加速を行ったあとに、グリーンフラッグを受け、計測1周目に平均時速217.932mphを記録しました。2周目の平均時速が217.662mphで、スピードダウンの幅が小さく、アタックを通しての平均時速は217.797mphで予選3番手となり、2列目イン側グリッドを獲得しました。

佐藤琢磨(A.J. Foyt Racing)は、15番目にアタックを行いました。予選直前のプラクティスで、4番手につけるスピードをみせていた佐藤でしたが、そこからさらにセッティングに手を加えて予選に臨み、ウォーミングアップからアグレッシブな走りをみせました。佐藤の1ラップ目の平均時速は217.600mphで、2ラップ目には平均時速2176.621mphをマーク。アタックを通しての平均時速は217.109mphで、佐藤は予選9番手、5列目イン側から決勝レースに臨みます。

2時間半以上にわたり、強い日差しの中で、全250ラップが争われる500マイルレースは、ドライバーたちだけでなく、クルーたちにとっても過酷な戦いとなります。決勝レースは明日、土曜日の午後1時30分過ぎにスタートが切られます。

コメント

マルコ・アンドレッティ(3番手)
「明日は視界が良好なポジションからスタートを切ることができますね。今回の2回のプラクティスでは、マシンのセッティングの仕上がりが大変よかったので、明日のレースが本当に楽しみです。3番手という予選結果もうれしいですが、何よりレース用のセッティングがうまくいっていることにエキサイトしています。しかも、ありがたいことに、明日は後方からのスタートではありません。チームのクルーたち全員ががんばってくれています。そのことを誇りに感じています。今週末に、私たちはあらゆる面で、最大限の力を発揮することができると思います」

佐藤琢磨(9番手)
「2回のプラクティスで得たデータから、予選用のセッティングを考え出したところ、それがとてもうまくいきました。ウォームアップから思いきりスピードを上げていき、マシンの感触を確かめた結果、非常によいと感じることができたので、計測2ラップもターン3、ターン4で、ボトムまで降りる思いきった走りができました。予選結果は9番手で、昨年の4番手に比べると後方からのスタートとなりますが、上位陣のスピードの差は小さいですし、チームが力を出してくれた結果として得た今回の結果には、高い満足度を感じています。そして、決勝レースでの私たちは、予選以上の好パフォーマンスを見せることができるはずです」

スティーブン・エリクセン|HPD副社長
「マルコ・アンドレッティ選手が予選3番手、佐藤琢磨選手が予選9番手に入りました。アンドレッティ選手は最初のプラクティスから、マシンのセッティングが好みに仕上がっていることを喜んでおり、予選でも持てる力を思う存分に発揮していました。得意のスーパースピードウェイでマシンに対して自信を持っている彼には、明日の決勝での活躍にも大いに期待したいと思います。佐藤選手も予選でトップ10入りを果たしました。彼もまた高速オーバルでの走りには定評があります。レースでもトップグループで戦ってくれるはずです。今年は日中のレースで、エンジンに対して厳しいコンディションでの戦いになります。フォンタナではコースから巻き上げる異物でラジエターの表面が覆われ、冷却効率が下がるトラブルが過去に多発しました。そこでHPDは、モトクロスでの経験から、空気を通しながら異物は排除する、ルーバー形状のパーツをインディカー用に開発し、Hondaチームに供給を行っています」

予選リザルト

順位 No. ドライバー エンジン タイム
122S.パジェノーシボレー1'05.7679
23H.カストロネベスシボレー1'05.8335
327マルコ・アンドレッティHonda1'06.1166
420E.カーペンターシボレー1'06.1563
52J.P.モントーヤシボレー1'06.2830
610T.カナーンシボレー1'06.3033
79S.ディクソンシボレー1'06.3033
81W.パワーシボレー1'06.3057
914佐藤琢磨Honda1'06.3261
108S.カラムシボレー1'06.3412
 
1126カルロス・ムニョスHonda1'06.3967
1428ライアン・ハンターレイHonda1'06.6718
165ライアン・ブリスコーHonda1'06.8132
1741ジャック・ホークスワースHonda1'06.8692
1898ギャビー・シャヴェスHonda1'07.3778
1915グレアム・レイホールHonda1'07.4034
2019トリスタン・ボーティエHonda1'07.5052
2218ピッパ・マンHonda1'08.3994
237ジェイムス・ジェイクスHonda-