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インディカー・シリーズ

アンドレッティ・オートスポーツAndretti AutosportDRIVERS

マイケル・アンドレッティはインディカーで42勝を挙げ、1991年にはチャンピオンに輝いているドライバーで、ドライバー兼チーム・オーナーから、完全なチーム・オーナーへと転身するまでにも多くの勝利を重ねてきました。Andretti Green Racingとして2003年にインディカー・シリーズへの参戦を始めて以来、マイケルの率いるチームは12シーズンで4人のチャンピオン(04、05、07、2012年)を生み出し、インディ・ライツでも2度のタイトルを獲得(08、09年)しました。また、世界の注目を集めるインディ500でも3勝(05、07、14年)を挙げており、インディカーでの通算優勝回数は51勝となります。

4台をフルシーズンエントリーさせ、またときには5台を走らせるというマルチカー体制で得られる豊富な走行データをアドバンテージとする、現在のインディカー・シリーズにおける主流の戦法を考え出したチームです。この戦法で大きな成功をつかんだ最初のチームは、15年シーズンも3〜4台をフルシーズンエントリーさせる計画で、5度目のシリーズタイトルとインディ500での4勝目を目指します。

ライアン・ハンターレイ

ライアン・ハンターレイ#28
Ryan Hunter-Reay

1980年生まれ。アメリカ・テキサス州出身。少年時代にレーシングカートを始め、フォーミュラカーへとステップアップして多くの勝利とタイトルを獲得。2003年にチャンプカー・ワールド・シリーズに参戦を始めました。2010年には、Andretti Autosportからフルシーズン出場するチャンスをつかみました。そして、シーズン序盤のロングビーチで早々と優勝。11年にはニュー・ハンプシャーの1マイルオーバルで、12年にはミルウォーキーとアイオワのショートオーバル、トロントとボルティモアのストリートコースで優勝。シーズン4勝で念願のシリーズチャンピオンに初めて輝きました。ハンターレイの安定した強さは13年にも発揮され、アラバマとミルウォーキーで優勝。14年シーズンにはアラバマを2年連続で制したあと、インディ500での勝利をHondaエンジンとともに果たしました。15年シーズンに向けては、Hondaのエアロキット開発で重要な役割を果たしたハンターレイ。もちろん目指すは、キャリア2度目のタイトルと、インディ500の連覇です。

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マルコ・アンドレッティ

マルコ・アンドレッティ#27
Marco Andretti

1987年生まれ。アメリカ・ペンシルベニア州出身。祖父はF1世界選手権とインディカーのチャンピオンで、インディ500やデイトナ500、さらにはデイトナ24時間やセブリング12時間といった耐久レースでも勝利している伝説のドライバーです。そして父は、インディカーのチャンピオンであるマイケル・アンドレッティ。マルコはアメリカでも最も有名なレーシングドライバー一家の三代目として生まれ、自然とレーシングドライバーの道を歩み始めました。アメリカのフォーミュラカーレースで腕を磨いたマルコは、多くの勝利を重ね、着実にステップアップ。2006年にその頂点である、インディカー・シリーズへの挑戦を始めると、デビューイヤーにしてインディ500で優勝争いを演じ、2位でフィニッシュしました。そして終盤には、ロードコースのソノマ・レースウェイで初優勝を挙げました。この年のランキングで7位となり、インディ500とシリーズの両方でルーキー・オブ・ザ・イヤーを受賞しました。2012年、マルコはインディカーでのキャリア2勝目をアイオワのショートオーバルで達成。13年には安定感のある戦いぶりで年間ランキング5位となりました。14年はアラバマでの2位がベストリザルトでランキング9位。15年シーズンはカーナンバーを変更し、キャリア3勝目とインディ500での勝利、そして、初のシリーズタイトル獲得を目標に戦っていきます。

シモーナ・デ・シルベストロ

シモーナ・デ・シルベストロ#25
Simona de Silvestro

1988年生まれ。スイス出身。幼少期からフォーミュラカーのレーサーになることを夢見ていたシモーナは、ヨーロッパでレーシングカートを走らせたあと、2006年に、より大きなチャンスがあると考えて渡米。2010年に早くも、インディカー・シリーズに出場するチャンスをつかみました。13年までインディカー・シリーズに65戦出場した彼女のベストフィニッシュは、13年のヒューストンでのレース1における2位です。15年の目標はフルシーズンで出場することと、13年までのように、優勝争いに絡むことです。

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カルロス・ムニョス

カルロス・ムニョス#26
Carlos Munoz

1992年生まれ。コロンビア出身。10歳のときにレーシングカートでレースの世界へと飛び込み、15歳で早くもフォーミュラカーレースへとステップアップしたムニョスは、2008年には、南米からヨーロッパへと渡ってフォーミュラカー・シリーズに参戦しました。

2012年にAndretti Autosportからインディ・ライツへの参戦を開始すると、デビューイヤーながら2勝を挙げてランキング5位に。翌13年もAndretti Autosportからインディ・ライツにフル参戦し、4勝をマークして年間ランキング3位につけました。同年には同じくAndretti Autosportからインディ500にスポット参戦。インディカー・シリーズへのデビュー、それも超がつくビッグイベントが舞台ながら、予選で2番手につけ、決勝では激しい優勝争いの末に2位でゴールしました。その印象的なパフォーマンスによって、ムニョスは翌年のAndretti Autosportのレギュラーシートを確保しました。初めてのフルシーズン出場となった14年は、シーズン序盤のロングビーチで早くも表彰台に上がり、ヒューストンのレース1とポコノでもトップ3フィニッシュ。デビューイヤーにして3度の表彰台に上がる、好パフォーマンスをみせました。この年のランキングは8位となり、ルーキー・オブ・ザ・イヤーを受賞。15年シーズンの目標は、キャリア初勝利です。