2017年9月21日(木)

2017年インディ500覇者の佐藤琢磨がRahal Letterman Lanigan Racingと契約

Rahal Letterman Lanigan Racingは2017年9月19日、インディ500覇者の佐藤琢磨と契約を結び、18年シーズンからチームに迎えることを発表しました。佐藤琢磨は2012年にもRahal Letterman Lanigan Racingから参戦しており、同年のインディ500で、ウイナーのダリオ・フランキッティと最終ラップで接戦を繰り広げたことでも知られています。

コメント

佐藤琢磨
「Rahal Letterman Lanigan Racingに戻って来られて非常にうれしいです。ボビー(レイホール)、デーブ(デビッド・レターマン)、マイク(ラニガン)はいつも私のことを応援してくれていました。Rahal Letterman Lanigan Racingは、とても競争力があり、18年シーズンからそのチームの一員になるのが楽しみです。チームとともに、すばらしい結果を目指します」

Rahal Letterman Lanigan Racing | 共同経営者ボビー・レイホール
「佐藤琢磨を再びチームに迎え、たいへんうれしく思います。彼の情熱と物事に取り組む姿勢はとてもすばらしいですし、彼が今年のインディ500で勝ったときには自分のことのようにうれしく思いましたし、彼とは再びともに戦いたいと思っていました。彼とグレアム・レイホールはきっとうまくやってくれるはずで、18年シーズンのどのレースでも優勝できるくらい強力な2台のマシンを手にしたと考えています。すべてのレースで優勝に絡む手応えは十分にあるだけでなく、彼ら2人にとっても今までのキャリアで最高のシーズンになると信じています。まだ17年シーズンが終わったばかりですが、すでに来シーズンが楽しみです」

プロフィール

佐藤琢磨
東京都出身。2010年以来、インディカー・シリーズに135戦参戦。17年のインディ500と13年のロングビーチでの優勝、通算6回の表彰台獲得など、インディカー・シリーズで輝かしい成績を残しています。そして、7回ポールポジションを獲得し、通算471ラップをトップで走破しています。インディカー・シリーズ参戦前の2002年から08年の間にはF1で90戦参戦し、03年のアメリカGPでは3位になっています。Rahal Letterman Lanigan Racingではエドモントンで2位、サンパウロで3位に輝き、年間ランキングでは当時の自己最高位を記録しました。

Rahal Letterman Lanigan Racing
オハイオ州ヒリアードとインディアナ州ブラウンズバーグに拠点を置くRahal Letterman Lanigan Racingは、1986年のインディ500覇者であり、インディカー・シリーズで3度優勝したボビー・レイホール、元テレビ番組司会者のデビッド・レターマン、Mi-Jackのオーナーであるマイク・ラニガンの3人によって経営されています。17年にはオープンホイールレース参戦26年目を迎え、04年のインディ500でのバディ・ライスによるポール・トゥ・ウインなど通算23勝を挙げました。また、通算29回のポールポジション、91回の表彰台、さらに1992年のシーズンチャンピオンを獲得しています。

モータースポーツ > インディカー・シリーズ > 2017年インディ500覇者の佐藤琢磨がRahal Letterman Lanigan Racingと契約