2015/7/30

「#634 MuSASHi RT HARC-PRO.」ケーシー・ストーナー選手の転倒要因について

7月26日(日)に決勝レースが開催された2015FIM世界耐久選手権シリーズ第2戦“コカ・コーラ ゼロ”鈴鹿8時間耐久ロードレース第38回大会(以降 鈴鹿8耐)において、「#634 MuSASHi RT HARC-PRO.」から参戦のケーシー・ストーナー選手(オーストラリア 29歳)が32周目に転倒を喫した事象について検証した結果を報告します。

(株)ホンダ・レーシング(以降 HRC)では、ストーナー選手のコメントを基に、レース終了後に回収したマシンのデータ解析およびパーツの検証を行いました。その結果、スロットルケーブルに異常があったことを確認しました。同様の事象は、これまで発生していませんでした。今回異常が確認されたスロットルケーブルは、HRCが耐久レースのために特別に採用した仕様であり、今後HRCとしては使用を中止いたします。
尚、当該パーツはHRCが「#634 MuSASHi RT HARC-PRO.」に提供したものであり、一般公道仕様のCBR1000RR、及び、HRCが販売しているレース用キットに使用しているパーツとは仕様が異なっております。

鈴鹿8耐に参戦していただいたケーシー・ストーナー選手および「#634 MuSASHi RT HARC-PRO.」に対して、HRCとしてお詫び申し上げます。