MXGP 第17戦 メキシコ 決勝
2015/09/14

バブリシェフが今季4度目の表彰台登壇で総合3位をキープ

モトクロス世界選手権の第17戦がメキシコ・レオンで開催され、Team HRCのイブジェニー・バブリシェフが総合3位となり、今季4度目の表彰台登壇を果たしました。バブリシェフはここ5戦で3度目の表彰台と、好調をキープ。ポイントランキングでは3位につけています。

決勝日の前夜から朝にかけて急な雨に見舞われ、朝のウォームアップ走行の開始が遅れたため、バブリシェフとチームメートのゴーティエ・ポーリンはセッションへの参加を見送りました。トラックコンディションは悪化し、レース1の開始時点では深いマディとなり、走行ラインはわずか一つ。さらには非常に滑りやすい路面状況となりました。

そのような中でスタートが切られ、ポーリンは3番手、バブリシェフは6番手を確保。バブリシェフは懸命にプッシュし続け、最終ラップでポーリンを捕らえて3位フィニッシュを果たしました。

続くレース2では、日差しのおかげでコンディションはやや回復してスタート。ポーリンはすばらしい出足をみせてレースをリードし、バブリシェフは6番手につけます。レース1同様にTeam HRCの2人が3番手を争う展開になり、表彰台の最後の一席を目指して激しいバトルを繰り広げました。この争いをバブリシェフが制して再び3位フィニッシュ。総合でも3位入賞でポディウム登壇を果たしました。

2015年はあと1戦を残すのみ。ポイントランキングでは、ポーリンが2位、バブリシェフが3位の座を維持しています。Hondaはマニュファクチャラーランキングでも3位に浮上し、2位を奪うべく、次週の最終戦アメリカGPに臨みます。

コメント

イブジェニー・バブリシェフ(MXGP 3位/3位 総合3位)
「今日の結果にはとても満足しています。再び表彰台に立ち、ランキング3位を守ることができました。シーズン開始時には安定した成績を残してトップ3以内になることが目標でしたから、(4位の選手と58ポイント差となり、3位以上が確定したため)それを成し遂げられて本当にうれしいです。チーム、HRC、Hondaのみんなが私を信じて全力を尽くしてくれたことに、とても感謝しています。今朝のコンディションはタフでしたが、レースではいいバトルをすることができました。また、レース2ではトラック整備をしっかりしてくれたおかげで、ラインが複数でき、バトルのあるレースを戦えました。ゴーティエとクリーンな戦いを楽しむことができ、残り数周のところで交わせたので、とてもいいレースでした」

ゴーティエ・ポーリン(MXGP 4位/9位 総合6位)
「フィーリングはよかったのですが、それを結果につなげられず残念です。レース1で激しい転倒を喫して、ヒザを少し痛めてしまいました。レース2では非常にいいスタートでフィーリングもよかったのですが、ショーン・シンプソン(KTM)選手にパスされ、バブリシェフ選手に追いつかれました。そこで、それまで走っていなかった外側のラインを取ったのですが、そこは深いマディでそのままワイドに走らざるを得ず、後退してしまいました。望んでいた結果ではありませんが、仕方ないです。次のアメリカGPに集中します」

リザルト

MXGP(レース1)
順位 No. ライダー マシン 周回数 タイム/差
1461R.フェーヴルヤマハ1536'35.450
224S.シンプソンKTM15+45.231
3777イブジェニー・バブリシェフHonda15+1'14.599
421ゴーティエ・ポーリンHonda15+1'22.649
5259G.コルデンホフスズキ15+1'26.466
6111D.フェリスハスクバーナ15+2'06.200
MXGP(レース2)
順位 No. ライダー マシン 周回数 タイム/差
1461R.フェーヴルヤマハ1735'32.826
224S.シンプソンKTM17+02.302
3777イブジェニー・バブリシェフHonda17+04.883
489J.バン・ホービークヤマハ17+06.685
5259G.コルデンホフスズキ17+08.990
612M.ナグルハスクバーナ17+11.136
 
921ゴーティエ・ポーリンHonda17+37.447

ポイント

ライダー(MXGP)
順位 ライダー マシン 総合ポイント
1R.フェーヴルヤマハ688
2ゴーティエ・ポーリンHonda566
3イブジェニー・バブリシェフHonda539
4S.シンプソンKTM481
5M.ナグルハスクバーナ442
6J.バン・ホービークヤマハ426

スケジュール

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