MotoGP 第16戦 オーストラリアGP 予選
2015/10/16

マルケス今季8度目のポールポジション獲得。ペドロサは4番手から決勝に挑む

ロードレース世界選手権第16戦オーストラリアGPの予選は、フリー走行でトップタイムをマークしたマルク・マルケス(Repsol Honda Team)が、予選でもその走りを再現し、1分28秒364でポールポジション(PP)を獲得しました。今年は、グリップをつかみにくい難しい路面コンディションとなっており、加えてバンピーな路面にも苦しめられて、思ったほどタイムが伸びませんでした。その中でマルケスは、昨年の大会でマークしたPPタイムの1分28秒408を更新、2年連続でオーストラリアGPの予選を制しました。

マルケスは、前戦日本GPの前に左手甲を骨折、手術をしてまだ2週間という厳しい状態です。ハードブレーキングのポイントが少ないことから、日本GPほど手に負担はかかりませんが、高速コーナーでの素早い切り返しが求められるだけに、ケガとの戦いは依然として続いています。決勝は27ラップの長丁場。左手が万全ではないため、厳しい戦いを強いられることになりますが、今季5勝目の期待が膨らんでいます。

前戦日本GPで今季初優勝を達成したダニ・ペドロサ(Repsol Honda Team)が、フリー走行、予選と着実にタイムを更新して4番手につけました。しかし、この日のセッションでペドロサを苦しめたのは、フィリップアイランド特有の強い風でした。その風も予選が行われるころには少し弱まり、4番手タイムを記録することができました。決勝では、いい天候になることを願いつつ、3戦連続表彰台と2戦連続優勝を狙います。

コメント

マルク・マルケス(MotoGP ポールポジション)
「今日の内容には満足しています。もちろんポールポジションの獲得もうれしいです。チームのがんばりに感謝しています。決勝に向けていいペースがあるので、表彰台争いをする準備は整っていますし、優勝争いに加わりたいです。でも、どうなるかは戦ってみなければわかりません。天候も不安定なので、晴れるかもしれないし、突然雲が出てくるかもしれません。いいレースをするためには、明日の路面コンディションをしっかり把握することが重要になります」

ダニ・ペドロサ(MotoGP 4番手)
「今日は難しい1日でした。特に午前中は、風が強く、問題も抱えていて、FP3は難しいセッションでした。FP4は少しだけうまくいきましたが、ペースはあまりよくありませんでした。それでも予選セッションではかなりよくなり、いいラップタイムを刻むことができたし、いい予選になりました」

リザルト

予選リザルト
順位 No. ライダー マシン F/O タイム
1 93 マルク・マルケス Honda F 1'28.364
2 29 A.イアンノーネ ドゥカティ F 1'28.680
3 99 J.ロレンソ ヤマハ F 1'28.680
4 26 ダニ・ペドロサ Honda F 1'28.712
5 35 カル・クラッチロー Honda F 1'28.912
6 25 M.ビニャーレス スズキ F 1'28.932
7 46 V.ロッシ ヤマハ F 1'29.014
8 41 A.エスパルガロ スズキ F 1'29.015
9 44 P.エスパルガロ ヤマハ F 1'29.222
10 4 A.ドヴィツィオーゾ ドゥカティ F 1'29.267
11 45 スコット・レディング Honda F 1'29.499
12 38 B.スミス ヤマハ F 1'29.626
13 9 D.ペトルッチ ドゥカティ F 1'29.918
14 8 H.バルベラ ドゥカティ O 1'30.064
15 43 ジャック・ミラー Honda O 1'30.104
16 50 ユージン・ラバティ Honda O 1'30.105
17 68 Y.ヘルナンデス ドゥカティ F 1'30.135
18 19 A.バウティスタ アプリリア F 1'30.147
19 76 L.バズ YAMAHA FORWARD O 1'30.173
20 69 ニッキー・ヘイデン Honda O 1'30.376
21 6 S.ブラドル アプリリア F 1'30.634
22 63 M.ディ・ミリオ ドゥカティ O 1'30.959
23 13 アンソニー・ウエスト Honda O 1'31.205
24 24 T.エリアス YAMAHA FORWARD O 1'31.837
25 55 D.カドリン ART F 1'33.884

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