MotoGP 第2戦 アメリカズGP 1日目フリー走行
2015/4/10

マルケスが首位発進。アメリカズGP3連覇に向けて絶好のスタートを切る

4月10日(金)、第2戦アメリカズGPの1日目フリー走行は、午前はウエットコンディション、午後はハーフウエットからドライコンディションへと変化する一日となりました。午前は13℃。雨が上がった午後でも18℃までしか気温が上がらず、全選手が路面のコンディションを確認しながら、着実にタイムを上げていくことになりました。

その中でマルク・マルケス(Repsol Honda Team)は、午前のセッションで2番手につけると、路面がどんどん乾いていく午後のセッションでは、ただ一人2分4秒台に入れる快走をみせて、トップタイムで初日を終えました。マルケスは過去2年、ポール・トゥ・ウインを達成しています。サーキット・オブ・ジ・アメリカズ(COTA)では圧倒的な強さを見せてきたマルケスは、大会3連覇に向けて絶好のスタートを切りました。

右腕の手術のため欠場したダニ・ペドロサ(Repsol Honda Team)の代役として出場する青山博一は、ウエットとドライコンディションをこなし、16番手で初日を終えました。MotoGPマシンの開発テストを担当する青山ですが、微妙なコンディションとなったことで、初めて乗るペドロサのマシンのフィーリングを確認しながら、タイムを上げていきました。2日目は、さらにセットアップを進めて、攻めの走りをする意気込み。2日目のタイムとポジションが注目されます。

コメント

マルク・マルケス(MotoGP 1番手)
「今日はポジティブな一日になりました。全体的にうまくいったと思います。午前はウエットコンディションの中で走りました。日曜日も同じコンディションになるかもしれませんので、大事なセッションになりました。そしていくつか問題点を解決できました。2回目のセッションはドライでした。速いラップはわずか5周しか刻めませんでしたが、いいフィーリングでした。いくつかの課題に答えを出せました。明日はドライになることを願っています。そしてマシンを改善できるように、引き続きがんばりたいです。今日、最も重要だったのは、最初からフィーリングがよかったことです」

青山博一(MotoGP 16番手)
「午前がウエット、午後は中途半端なコンディションとなり、ちょっと残念です。最後はドライになりましたが、雨上がりの路面なのでグリップが悪く、フィーリングをなかなかつかめませんでした。テストで乗っているとはいえ、異なるサーキットでセッティングも違うので、慣れるのにウエットでもドライでも、ちょっと時間がかかりました。今日一日走ってみて、マシンのレベルの高さだけじゃなく、チームとしてのパッケージのすごさを感じました。明日は、コンディションが安定してほしいですし、ドライでできるだけ多く周回したいです」

リザルト

1日目フリー走行リザルト
順位 No. ライダー マシン F/O タイム/差
193マルク・マルケスHondaF2'04.835
235カル・クラッチローHondaF+0.327
329A.イアンノーネドゥカティF+0.355
441A.エスパルガロスズキF+0.729
54A.ドヴィツィオーゾドゥカティF+0.811
646V.ロッシヤマハF+0.856
744P.エスパルガロヤマハF+1.005
86S.ブラドルYAMAHA FORWARDO+1.155
968Y.ヘルナンデスドゥカティF+1.257
1038B.スミスヤマハF+1.299
1199J.ロレンソヤマハF+1.339
1245スコット・レディングHondaF+1.381
139D.ペトルッチドゥカティF+1.459
1463M.ディ・ミリオドゥカティO+1.756
1525M.ビニャーレススズキF+2.176
16 7 青山博一HondaF +2.433
1719A.バウティスタアプリリアF+2.584
188H.バルベラドゥカティO+2.746
1943ジャック・ミラーHondaO+3.081
2050ユージン・ラバティHondaO+3.133
2117カレル・アブラハムHondaO+3.431
2269ニッキー・ヘイデンHondaO+3.927
2376L.バズYAMAHA FORWARDO+4.537
2433M.メランドリアプリリアF+6.423
2515A.デ・アンジェリスARTF+7.574

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