MotoGP 開幕戦 カタールGP 2日目フリー走行
2015/3/27

マルケスが総合トップ。クラッチローが2番手、ペドロサが5番手でQ2に進出する

3月27日(金)、カタールGPでは2日目のフリー走行が行われました。青空から星空へと変わる絶好のコンディションの中で、マルク・マルケス(Repsol Honda Team)がトップタイムをマークしました。初日は1度だけのセッションでしたが、2日目はFP2とFP3の2度の走行が行われました。初日のセッションでトップタイムをマークしたマルケスは、FP2でただ一人1分54秒台に入れると、FP3ではさらにタイムを短縮し、トップタイムで「Q2」進出を果たしました。

1週間前に行われた公式テストでは、トップから1秒差以内に14台という接戦となりました。しかし、2日間にわたって行われた今大会のフリー走行はそれを上回り、マルケスから1秒差以内に18台がひしめき合う大混戦でした。ロサイル・インターナショナル・サーキットは、ソフトタイヤに大きなアドバンテージが生まれる路面コンディションであり、フリー走行や予選では、ファクトリーよりも1ランク上のソフトタイヤが使えるオープンが有利となっています。その影響もあって、MotoGPクラスは過去に例のない混戦状態となりました。

その混戦の中で、今季CWM LCR Hondaに加入したカル・クラッチローが、好走をみせて2番手につけました。マルケスとの差はわずか0.096秒。RC213Vのデビュー戦ですばらしい走りを披露したことで、土曜日の予選では、マルケスとともにポールポジションへの期待が寄せられています。

初日2番手のペドロサは、大接戦の中で5番手につけました。トップのマルケスとの差は0.202秒。1分55秒台から56秒台で何度も周回し、仕上がりのよさをアピールしました。ペドロサはこの日、時速345.4kmの最高速度を記録しました。なお、マルケスは345kmでした。スタンドの観客は、メインストレートを猛烈なスピードで駆け抜けるHondaマシンのパワーを堪能しました。

コメント

マルク・マルケス(MotoGP 1番手)
「今日はとてもいい日になりました。ペースを上げられました。これが一番大事なことです。今日はいろいろと試して改善できました。明日の路面コンディションがよくなるかどうか様子を見たいです。今日のタイムは僅差でした。明日はもっと差が縮まると思います。大切なことは、引き続きがんばって取り組み、日曜日に備えることです」

ダニ・ペドロサ(MotoGP 5番手)
「昨日と違って、今日は2度のプラクティスセッションがありました。それもあって、マシンと路面の感触がよくなりました。Q2セッションに進めてよかったです。今は明日のことに集中して、レースへ向けていい予選になるよう、セットアップの最終的な調整をしたいです」

リザルト

2日目フリー走行リザルト
順位 No. ライダー マシン F/O タイム/差
193マルク・マルケスHondaF 1'54.822
235カル・クラッチローHondaF+0.096
329A.イアンノーネドゥカティF+0.170
441A.エスパルガロスズキF+0.172
526ダニ・ペドロサHondaF+0.202
64A.ドヴィツィオーゾドゥカティF+0.222
768Y.ヘルナンデスドゥカティF+0.280
899J.ロレンソヤマハF+0.286
946V.ロッシヤマハF+0.370
1044P.エスパルガロヤマハF+0.506
118H.バルベラドゥカティO+0.574
1245スコット・レディングHondaF+0.625
1325M.ビニャーレススズキF+0.854
146S.ブラドルYAMAHA FORWARDO+0.872
1563M.ディ・ミリオドゥカティO+0.885
1638B.スミスヤマハF+0.919
179D.ペトルッチドゥカティF+0.955
1869ニッキー・ヘイデンHondaO+0.967
1950ユージン・ラバティHondaO+1.091
2017カレル・アブラハムHondaO+1.258
2143ジャック・ミラーHondaO+1.340
2215A.デ・アンジェリスARTF+1.946
2376L.バズYAMAHA FORWARDO+2.144
2419A.バウティスタアプリリアF+2.285
2533M.メランドリアプリリアF+3.720

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