Hondaフォーミュラ・ドリーム・プロジェクト(HFDP)とは?

Hondaはモータースポーツ界で活躍する有能なドライバー育成を目的に鈴鹿サーキットレーシングスクール・フォーミュラ(SRS-F)など、Hondaフォーミュラ・ドリーム・プロジェクト(HFDP)を展開しています。このHFDPを、新たにマクラーレン レーシング「ヤングドライバーディベロップメントプログラム」と協調させ、F1ドライバー輩出に向けた取り組みの強化を図っています。松下信治選手によるFIA F2選手権への参戦もこの取り組みの一環です。このほか、FIA F3ヨーロッパ選手権、GP3シリーズや全日本F3選手権および、ジュニア・フォーミュラレースであるFIA-F4選手権に参戦するドライバーのサポートも行います。


FIA F2選手権

FIA F2選手権

F1への登竜門として2005年より始まったGP2シリーズが、2017年より「FIA F2選手権」に改名されました。このシリーズは、これまでのGP2シリーズと同様に、F1世界選手権(以下、F1)へのステップアップを目指す若手ドライバーが、F1に参戦するチームの前でその才能を発揮する機会を提供するプログラムです。F1の歴代チャンピオンの多くが前身のGP2シリーズ出身で、16年の世界チャンピオンであるニコ・ロズベルグ、3度の世界チャンピオンに輝いたルイス・ハミルトン、そしてMcLaren-HondaでF1デビューを果たしたストフェル・バンドーンもGP2王者。17年も全11大会22レースが開催され、多くの若手ドライバーが、F1という夢を目指し挑戦しています。

FIA F2選手権

GP3シリーズ

GP3

FIA F2選手権の直下に位置し若手ドライバーのためのカテゴリーとして2010年にスタートしたGP3は、FIA F2選手権と同様にF1ドライバーへのステップとして、そのポジションを確立しつつあります。初代チャンピオンはエステバン・グティエレス、2代目はバルテッリ・ボッタスで、ともにF1への昇格を果たしました。17年シーズンは8大会16レースで開催されます。

GP3シリーズ

FIA F3ヨーロッパ選手権

FIA F3ヨーロッパ選手権

FIA F3ヨーロッパ選手権は、数々のF1ドライバーを輩出しているカテゴリーである欧州でのF3レースです。国際自動車連盟(FIA)が主催し、ドイツ、イギリス、フランスなど、欧州各地を転戦し、F1を目指す若きドライバーがしのぎを削っています。1大会は3レース制で行われ、世界ツーリングカー選手権やドイツツーリングカー選手権、WEC世界耐久選手権などの世界的有名なレースと併催されるため、ドライバーにとっては自分の実力を欧州で示す、絶好の場でもあります。2017年は、牧野任祐が「ハイテック・ジーピー(HITECH GP)」より参戦します。

FIA F3ヨーロッパ選手権

全日本F3選手権

全日本F3選手権

トップカテゴリーへのステップアップを目的とする若手が中心のフォーミュラレース。国際自動車連盟(FIA)の定める'F3規格’に適合したマシンで争われ、全日本選手権のシャシーはダラーラ製で統一。エンジンは無限など複数のマニュファクチャラーが供給しています。欧州各国でもF3シリーズが開催されており、これらの国内シリーズでランキング上位の選手は、香港・マカオで行われるF3世界一決定戦「マカオGP」の参戦権を得ることができます。

全日本F3選手権

FIA-F4選手権

FIA-F4選手権

国際自動車連盟(FIA)が、レーシングカートからF3へのステップアップを目指す若手ドライバーの育成を主な目的として提唱し、2015年に開始したカテゴリー。使用マシンはFIAが定める車両規則に従って制作され、全選手が同一仕様をドライブするワンメイク。日本では、SUPER GTシリーズのサポートレースとして開催され、将来のトップドライバーを目指す若手選手が激しいバトルを展開しています。

FIA-F4選手権