5月19日(土)～20日(日)鈴鹿サーキット(三重県)でFIA-F4選手権シリーズ第3大会(第5戦、第6戦)が開催されました。HFDP(ホンダ・フォーミュラ・ドリーム・プロジェクト)からは角田裕毅、名取鉄平、大滝拓也、佐藤蓮の4人が参戦しました。

前夜降った雨は朝までに止み、ほぼドライコンディションで行われた19日土曜日の公式予選では角田が第5戦、第6戦のポールポジションを獲得しました。開幕戦から通算すると6連続のポールポジションです。そして午後、シリーズ第5戦決勝レースが開催されました。雲が切れ晴天ながら強い風が吹く中、ポールポジションの角田は好スタート、名取も好加速から2番手と進出しました。角田はそのまま10周を走りきり第2戦から通算5連勝となる優勝を飾りました。3番手には最終ラップで順位を落とした名取が入賞しました。

日曜日朝、快晴の空の下でシリーズ第6戦がスタートしました。ポールポジションの角田はわずかに加速が鈍り2番手スタートの1号車小高一斗(FTRSスカラシップF4)に先行されましたが、4周目の第1コーナーからS字コーナーで逆襲して首位を取り戻しました。この直後、第1コーナーでアクシデントが発生しセーフティーカーがコースインしました。アクシデントの車両除去には時間がかかり、セーフティーカー先導走行のままレース制限時間の30分を過ぎ、9周終了の段階でチェッカーフラッグが振られてレースは終りました。角田は5連勝でポイントランキングトップの座を固め、3位には大滝、4位に名取、5位に佐藤が入賞しました。