Round05フランスフランス

FIA-F2 決勝・レース1

2018年6月23日(土)

会場:ポール・リカール・サーキット

牧野が16番手スタートから8位、福住が18番手スタートから9位とともに入賞を果たす
牧野はレース2、ポールポジションからスタートし初の表彰台を目指す

シーズン第5戦のレース1が、ポール・リカール・サーキットで行われました。予選でタイムが伸びなかった牧野任祐(RUSSIAN TIME)は16番手、福住仁嶺(BWT Arden)は18番手からのスタートとなりました。

午後5時45分、時折降っていた雨もスタート時には上がり、ドライコンディションでスタートが切られました。レースは開始早々から荒れ模様となりましたが、牧野と福住はそれらを切り抜けポジションアップ。牧野が12番手、福住は13番手で1周目を終えました。スタート後、間も無く雨が降り始め、混乱に拍車をかける展開となります。スピンやコースアウト、そして早々にタイヤ交換を行うチームも出て8周目には牧野が6番手、福住は10番手を走行。ともに激しいポジション争いを展開します。

レース中盤、雨は上がりコンディションは回復し始めます。牧野は14周終了時点でピットインし、タイヤ交換を行いました。これにより牧野は11番手となり、上位を目指し追い上げを開始します。福住はタイヤ交換を引き延ばし、ポジションを4番手まで上げます。そして、22周目に福住はピットインしタイヤ交換を行うと8番手でレースに復帰しました。

レース終盤、福住と牧野を交えた3台による激しい8番手争いが展開されます。残り3周まで8番手を走行していた福住は28周目にパスされポジションダウン。牧野にも先行を許し10番手となります。最終ラップ、牧野は先行車と激しい8番手争いを展開し、一旦は8番手に上がったものの、すぐに抜き返されて9番手でフィニッシュを迎えました。

レース終了後、上位選手に失格が出て順位は繰り上がり、牧野が8位、福住が9位となり、初めて2人が共に入賞を果たす結果となりました。

コメント

牧野任祐(レース1・9位<レース後、8位に繰り上げ>)牧野任祐
「スーパーソフトをスタートタイヤにすることは、天気に関係なく決めていました。フォーメーションラップから雨が降り始めていて、スタートの時点ではけっこう降っていました。その後も雨はしばらく続きましたけど、チームとの間でレインタイヤに履き替えようかという話は出なかったです。とにかくできるだけ長くコース上に留まって、それで順位を上げていく。だからタイヤをいたわって走れという指示でした。そういう状況でしたけど、相対的なペースは全然悪くなかったです。予定では12周目辺りでピットすることになっていたんですが、VSCが入ったことで14周目までずれ込んでしまいました。最後に8位を逃したのは残念ですけど、レースペースは悪くないので、レース2でもポイント獲得を狙います」

福住仁嶺(レース1・10位<レース後、9位に繰り上げ>)福住仁嶺
「スタートはすごくよくて、ホイールスピンもなく、その後の位置取りもうまくいきました。ただ路面はスタートしてすぐにウエットになって、かなり難しいコンディションでした。雨が降ることは分かっていて、常識的に考えればグリップに優れるスーパーソフトを選ぶべきなのは分かっていましたが、僕の前の数台がミディアムを履いているのを見て、このグリッド順だったら冒険するしかないかと。スタート前にかなり悩んで、僕もそうしました。最初のスティントは比較的安定したペースで走れました。雨足がけっこう強くなって、チームメートはレインタイヤに換えて、僕も考えましたけど、まだ全然走れないわけじゃないので、我慢してステイアウトしました。その判断は、結果的に間違ってなかったですね。その後は、ほかがピットインしていく中、がんばって周回を重ねて4番手まで順位を上げました。でもチェッカーまで残り10周ぐらいでさすがにリアタイヤがきつくなって、予定より2、3周早かったのですが、22周目でピットインしました。そこからスーパーソフトでプッシュしていくはずが、あっという間に垂れてしまいました。ピットアウトした時点では9番手とは10秒ぐらい差があって、『レース2は何とかポールスタートできるかも』って思っていました。ところがみるみる差を詰められて、最後は10位が精いっぱいでした。エンジンに恒常的なパワーロスなどいろいろ問題は尽きませんけど、今は現状をしっかり戦うしかないと思っています」

リザルト

レース1

順位 No. ドライバー チーム 周回数 タイム/差
18G.ラッセルART Grand Prix3058'28.750
218S.カマラCarlin30+1.108
314L.ギオットCampos Vexatec Racing30+37.879
421A.フォコCharouz Racing System30+43.655
54N.デ・ブリースPERTAMINA PREMA Theodore Racing30+45.680
620L.デレトラスCharouz Racing System30+53.226
82牧野任祐RUSSIAN TIME30+77.343
912福住仁嶺BWT Arden30+80.384

※レース終了後、カーナンバー#9が失格となり順位が変更となりました

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