ROUND 07
ハンガリー Hungaroring 2017.07.30(日)
FIA F2選手権の第7戦ハンガリーのレース2において、4番手でスタートした松下信治(ART Grand Prix)は、絶妙なスタートを決めて一気にトップに立つと、そのまま後続を引き離して優勝を飾りました。
予選はマシンにあまり速さがなく、8番手に終わった松下。レース1では、序盤でタイヤに苦しみながらも5位でフィニッシュしました。
レース2はリバースグリッドのため、4番グリッドから臨みました。松下はタイミング、加速ともに申し分ないスタートで、第1コーナーまでに一気にトップに立ちます。序盤から後続に差をつける好走をみせますが、11周目のターン4でスピンしかけてタイムをロス。しかしすぐにリカバーし、最終的には2位を4秒以上引き離す独走で、チェッカーフラッグを受けました。第2戦スペイン以来の今季2勝目となり、今大会はレース1と合わせて25ポイントを獲得。目標であるランキング3位との差を32に縮めることができました。
松下信治(5位/優勝) 「レース1ではスタートがあまりうまくできず、その原因をエンジニアと一生懸命分析しました。グリップの高い路面に適応できていなかったことが分かり、その対策がバッチリ決まりました。序盤からアンダーステアが強かったのですが、後ろとの差が詰まらないし、タイヤマネジメントを考えながら走ることができました。ターン4では、ちょっと突っ込みすぎて少し危なかったですが、大きな問題ではありませんでした。この大会が正念場と思っていただけに、レース1とレース2でポイントを重ねることができ、目標達成に向けて踏みとどまることができました。後半のスパ(ベルギー)とモンツァ(イタリア)は好きなコースですし、とにかく今は結果を出すことだけを考えます。また、いい感じでF1のテストに臨むことができます。できることをしっかりやって、多くを学び吸収したいと思います」
順位 | No. | ドライバー | チーム | 周回数 | タイム/差 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 9 | O.ローランド | DAMS | 36 | 58'37.062 |
2 | 10 | N.ラティフィ | DAMS | 36 | +0.235 |
3 | 18 | N.デ・ブリース | Rapax | 36 | +0.673 |
4 | 1 | C.ルクレール | PREMA Racing | 36 | +1.405 |
5 | 7 | 松下信治 | ART Grand Prix | 36 | +1.633 |
6 | 5 | L.ギオット | RUSSIAN TIME | 36 | +2.534 |
順位 | No. | ドライバー | チーム | 周回数 | タイム/差 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 7 | 松下信治 | ART Grand Prix | 28 | 44'52.900 |
2 | 9 | O.ローランド | DAMS | 28 | +4.307 |
3 | 18 | N.デ・ブリース | Rapax | 28 | +7.143 |
4 | 1 | C.ルクレール | PREMA Racing | 28 | +11.635 |
5 | 20 | N.ナト | Pertamina Arden | 28 | +12.458 |
6 | 10 | N.ラティフィ | DAMS | 28 | +13.485 |
順位 | No. | ドライバー | チーム | 総合ポイント |
---|---|---|---|---|
1 | 1 | C.ルクレール | PREMA Racing | 208 |
2 | 9 | O.ローランド | DAMS | 158 |
3 | 6 | A.マルケロフ | RUSSIAN TIME | 123 |
4 | 10 | N.ラティフィ | DAMS | 115 |
5 | 5 | L.ギオット | RUSSIAN TIME | 95 |
6 | 7 | 松下信治 | ART Grand Prix | 91 |