Hondaモータースポーツグッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード

第2話 マーチ卿、フェスティバルとHondaについて語る
●四輪マシン(抜粋)
RA272
1965年F1世界選手権第10戦メキシコGP 5位入賞マシン(Driver: ロニー・バックナム)

初の国産F1マシンとして、1964年にドイツグランプリでデビューしたRA271の後継モデル。RA271/RA272の両車は、水冷4サイクルV型DOHC12気筒エンジンを横置きにしたことでも有名。最高出力230PS以上/12,000rpm。最高速度は300km/hを超えた。出場するのは、1965年の第10戦メキシコグランプリで、リッチー・ギンサーがHondaに記念すべきF1初優勝をもたらしたマシンと同型車。今回のグッドウッドでこのマシンを駆るのは、当時のドライバーであるロニー・バックナムの息子のジェフ・バックナム。
Brabham Honda BT18
1966年ヨーロッパF2選手権 チャンピオンマシン(Driver: ジャック・ブラバム)

1965年よりブラバムレーシングチームに新開発のF2エンジンを供給し、1966年にはヨーロッパのF2選手権で11連勝を達成してチャンピオンを獲得した。排気量994cc水冷4サイクル直列4気筒DOHCエンジン搭載。最高出力150HP以上/11,000rpm。最高速度は270km/h以上。今回のグッドウッドでこのマシンを駆るのは、スチュワート・グラハム。
RA300
1967年F1世界選手権第9戦イタリアGP優勝マシン(Driver: ジョン・サーティース)

F1のエンジン排気量が3000ccに変わって2年目の1967年、F1第9戦イタリアグランプリでデビュー・ウィンを果たしたマシン。水冷4サイクル90度V型12気筒DOHCエンジン搭載。最高出力420PS以上/11,500rpm。最高速度は350km/h以上。今回のグッドウッドでこのマシンを駆るのは、当時のドライバーであるジョン・サーティース。サーティースは、二輪で7度のワールドチャンピオンに君臨した後、1960年にモナコグランプリでF1デビューを飾り、1964年にはワールドチャンピオンを獲得。1967年からHondaに加入し、RA300デビューレースのイタリアグランプリで優勝、HondaにF1で2勝目をもたらした天才的ドライバー。
Williams Honda FW11
1986年F1世界選手権出場マシン(Driver: ネルソン・ピケ)

F1の燃料タンク容量の新規定に対応した新型車。水冷4サイクル80度V型6気筒DOHC4バルブ・ツインターボエンジン搭載。最高出力1000PS以上。1986年にピケ、マンセルの活躍で、Hondaは初のコンストラクターズチャンピオンを獲得した。今回のグッドウッドでこのマシンを駆るのは、当時のドライバーであるネルソン・ピケの息子のネルソン・アンジェロ・ピケ。ピケ(ジュニア)は、2003年に史上最年少の19歳2ヶ月で、イギリスF3でシリーズ・チャンピオンを獲得。2004年にはウィリアムズBMW、2005年2月にはB・A・R Hondaのテストに参加した経験を持つ。
McLaren Honda MP4/4
1988年F1世界選手権第11戦ベルギーGP優勝マシン(Driver: アイルトン・セナ)

1988年、Honda は16戦中15勝と圧勝し、最多勝利記録樹立及びコンストラクターズとドライバーズのダブルタイトルを獲得した。水冷4サイクル80度V型6気筒DOHC4バルブ・ツインターボエンジン搭載。最高出力600PS以上/12,500rpm。今回のグッドウッドでこのマシンを駆るのは、アンソニー・デビッドソン。デビッドソンは、2001年のイギリスF3で佐藤琢磨と熾烈なチャンピオン争いを演じたドライバー。2001年よりB・A・R Hondaに加入し、テストドライバーを務めている。
B・A・R Honda 007
2005年F1世界選手権参戦マシン

B・A・R Hondaの2005年F1参戦マシン。設計を大幅に刷新し、更なる低重心と小型化を実現しながら、2グランプリ1エンジンという新レギュレーションに対応した耐久性を持つHonda RA005Eを搭載。車体はエンジンとの一体化が更に進化、洗練されたパッケージングにより一層の軽量化を実現している。今回のグッドウッドでこのマシンを駆るのは、25日(土)が佐藤琢磨で、26日(日)がジェンソン・バトン。
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