ROUND19

ブラジルブラジル オートドロモ・ホセ・カルロス・パーチェ 2017.11.11(土)

2017 BRAZILIAN GRAND PRIX - 予選

2017 BRAZILIAN GRAND PRIX - 予選

「見事な予選」

#BrazilGP

アウトドローモ・ホセ・カルロス・パーチェ、11月11日(土)

フェルナンド・アロンソは、午後の予選でマシンの実力を最大限に引き出し、明日のブラジルGPを6番グリッドからスタートします。

今週末、アロンソは常にトップ10圏内で走行しており、今日の予選ではQ2は6番手、Q3では7番手のラップタイムを叩き出しました。5番手に入ったダニエル・リカルド選手(Red Bull)が10グリッド降格ペナルティーを受けるため、明日のスタート順位が1グリッド繰り上がります。

一方、ストフェル・バンドーンは、明日は12番グリッドからスタートします(※予選は13番手でしたが、アロンソと同様に、リカルド選手のペナルティーにより1グリッド繰り上がり)。バンドーンは、昨夜食中毒に見舞われた影響もあり、Q3進出に向けて決め手となる0.3~0.4秒を詰めることができませんでした。

明日はドライコンディションで晴れの予報となっているため、レースでポジションを上げるのは難しいかもしれません。それでも、両ドライバーとも力強いレースペースを発揮できるという自信を持っています。

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フェルナンド・アロンソ

MCL32-05
FP3 6番手 1分10.288秒(トップとの差 +1.007秒) 15周
予選
Q1 11番手 1分10.172秒 (オプションタイヤ)
Q2 6番手 1分09.593秒 (オプションタイヤ)
Q3 7番手(※) 1分09.617秒 (オプションタイヤ)
※ダニエル・リカルド選手(Red Bull)が10グリッド降格ペナルティーを受けるため、決勝は6番手からスタート

フェルナンド・アロンソ「今日は非常に難しいコンディションの中での予選でしたので、7番手という結果には満足しています。バイザーに雨粒が落ちるのをみると、たとえ路面が完全にドライコンディションであっても不安がよぎり、自信が揺らぎます。ただそのような中でも、マシンの挙動を確実に把握し、その性能を信じた上で、勇気を持ってコーナーに進入しなければなりません。

昨日はマシンのバランスとパフォーマンスに対して十分に満足していませんでしたが、今日はパフォーマンスが向上し、競争力も増しました。

6番手というグリッドは、(明日の決勝で)ポイント獲得を目指すには、すばらしいスタート位置です。ただ、明日は(自分よりも後方からスタートする)ルイス・ハミルトン選手(Mercedes)やリカルド選手が、非常に力強い走りでポジションを上げてくるでしょう。明日は晴れで完全にドライコンディションになることが予想されているので、自分のポジションを守るのは容易ではありませんが、できる限りポジションを守れられればと思っています。

少しの雨であればレース中に降ってくれることは大歓迎です。ウエットコンディションでは我々のマシンの競争力があがることはわかっていますが、ともかく明日の目標は、トップ10圏内で完走することだと思っています。土曜日はすばらしい結果でした。日曜日がどんな一日になるのかみてみましょう」

ストフェル・バンドーン

MCL32-04
FP3 11番手 1分10.495秒(トップとの差 +1.356秒) 21周
予選
Q1 13番手 1分10.286秒 (オプションタイヤ)
Q2 13番手(※) 1分10.116秒 (オプションタイヤ)
※リカルド選手が10グリッド降格ペナルティーを受けるため、決勝は12番手からスタート

ストフェル・バンドーン「今日はセッション自体が少し不思議な形で推移しましたし、その意味で100%満足とは言えません。予選をいい形で開始し、Q1ではすぐにいいリズムをつかみました。そこそこのペースがあり、走行するたびにスピードを増していきました。ただQ2では、なかなかタイヤをうまく機能させることができませんでした。理由はよく分かりません。最後のタイヤセットを履いて臨んだ最終ラップでは、ラップタイムを更新できませんでした。今日起きた事柄を把握するために、これからデータを確認する必要があります。

今週末は天気を予想するのが非常に難しい状況になっています。ドライとウエットが入り混じったコンディションは、自分たちにとっていい方向に働きますが、明日のコンディションが実際にどうなるのかは、成り行きを見守るしかありません。決勝は12番手からスタートするので、そこからベストを尽くしたいと思います。

金曜日を振り返ってみると、ロングランのパフォーマンスはかなり力強い内容でした。そのポジティブなパフォーマンスをレースで再現できればと思います。我々にとってオーバーテイクは至難の業ですが、自分たちのスタート順位からであれば、常にポイント獲得のチャンスがあります。好スタートを切り、完ぺきなレースをすれば、入賞は可能だと思っています」

THE MANAGEMENT

エリック・ブーリエ McLaren-Honda Racing Director
エリック・ブーリエ「今日のフェルナンドの予選での走りは、本当にすばらしかったです。彼は週末を通して非常に集中しており、強い情熱を持ってマシンをドライブしています。7番手というポジション(決勝は6番グリッド)は、マシンの実力どおりのものだと思います。今のところフェルナンドは常にトップ10圏内で走行していましたが、アンダーステアによるバランスの悪化を改善出来た今日の午後の予選では、マシンのポテンシャルをすべて引き出すことが出来ていたと思います。

6番手というスタート順位と、昨日のレースシミュレーションでのペースを考えると、フェルナンドは明日いい走りをみせてくれると思っています。

一方、ストフェルは昨夜食中毒に見舞われたものの、冷静に自分の仕事を全うし、いい走りを見せてくれました。完全にバランスが取れたマシンでないと、ここで完ぺきなラップを走行するのは難しいのですが、今日は最適なセットアップをみつけられなかったと、ストフェルは感じているようです。

それでも、彼もマシンにもポテンシャルがあると感じていますし、明日は懸命にプッシュしてくれるはずです」

長谷川 祐介 (株)本田技術研究所 主席研究員 F1プロジェクト総責任者
長谷川 祐介「今日は終日不安定な天候でのセッションでしたが、結果としては昨日に続いてほぼドライコンディションでの走行になりました。

昨日よりも気温がかなり低下したため、午前のセッションではセッティングの調整を行いましたが、順調にプログラムを消化し、午後の予選に臨みました。

午前からいいタイムを刻んでいたフェルナンドは、予選でもいつものごとく見事な走りを見せ、非常に僅差の戦いの中でも着実にQ3に進出しました。

他車のペナルティーもあり、明日は6番グリッドからスタートすることになりますが、彼が予選で見せた走りは見事なものでした。

ストフェルにとってはテクニカルサーキットであるここ、インテルラゴスでの走行は初めてですので、予選も難しい部分があったと思います。その点を考慮すると、13番手という結果は悪くないものだと考えています。

トップとのタイム差を見ても、チーム力が終盤に来て確実に力が上がって来ていると感じています。

今日もPUには大きな問題もなく、いい形で決勝レースに臨むことになり、明日どのようなパフォーマンスを見せられるか、今から楽しみにしています」

リザルト

フリー走行3

順位 No. ドライバー チーム タイム/差
177バルテッリ・ボッタス Mercedes1'09.281
244ルイス・ハミルトン Mercedes+0.003
37キミ・ライコネン Ferrari+0.045
45セバスチャン・ベッテル Ferrari+0.058
53ダニエル・リカルド Red Bull+0.963
614フェルナンド・アロンソ McLaren-Honda+1.007
711セルジオ・ペレス Force India+1.041
831エステバン・オコン Force India+1.076
933マックス・フェルスタッペン Red Bull+1.214
1055カルロス・サインツ Renault+1.318
112ストフェル・バンドーン McLaren-Honda+1.356
1219フェリペ・マッサ Williams+1.390
1320ケビン・マグヌッセン Haas+1.440
1427ニコ・ヒュルケンベルグ Renault+1.462
158ロマン・グロージャン Haas+1.481
1610ピエール・ガスリーToro Rosso+1.700
1728ブレンドン・ハートレイ Toro Rosso+1.804
1894パスカル・ウェーレイン Sauber+1.845
199マーカス・エリクソン Sauber+2.199
2018ランス・ストロール Williams

予選

順位 No. ドライバー チーム タイム
177バルテッリ・ボッタス Mercedes1'08.322
25セバスチャン・ベッテル Ferrari1'08.360
37キミ・ライコネン Ferrari1'08.538
433マックス・フェルスタッペン Red Bull1'08.925
53ダニエル・リカルド Red Bull1'09.330
611セルジオ・ペレス Force India1'09.598
714フェルナンド・アロンソ McLaren-Honda1'09.617
827ニコ・ヒュルケンベルグ Renault1'09.703
955カルロス・サインツ Renault1'09.805
1019フェリペ・マッサ Williams1'09.841
以下Q2にて決定
1131エステバン・オコン Force India1'09.830
128ロマン・グロージャン Haas1'09.879
132ストフェル・バンドーン McLaren-Honda1'10.116
1420ケビン・マグヌッセン Haas1'10.154
1528ブレンドン・ハートレイ Toro RossoDNS
以下Q1にて決定
1694パスカル・ウェーレイン Sauber1'10.678
1710ピエール・ガスリーToro Rosso1'10.686
1818ランス・ストロール Williams1'10.776
199マーカス・エリクソン Sauber1'10.875
NC44ルイス・ハミルトン MercedesDNF

フォトギャラリー

フェルナンド・アロンソ

フェルナンド・アロンソ

フェルナンド・アロンソ

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ストフェル・バンドーン

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