ROUND09

オーストリアオーストリア レッドブル・リンク 2017.07.08(土)

2017 AUSTRIAN GRAND PRIX - 予選

2017 AUSTRIAN GRAND PRIX - 予選

「明日の入賞に向けて力強いポジションを獲得」

本日の予選では、両ドライバーが今週末にこれまでみせてきたいいペースが、結果としてあらわれる形になりました。フェルナンド・アロンソとストフェル・バンドーンは、明日のオーストリアGPに向けて、それぞれ12番手および13番手という堅実なポジションを獲得しました。

トップ10圏内のポジションまでのタイム差は、アロンソが僅差の0.052秒、バンドーンもわずか0.191秒でした。

アロンソのパワーユニット(PU)は、昨夜MGU-Hに問題があることが発覚したため、今朝、旧式のスペック2に戻しました。一方、バンドーンは明日も引き続きスペック3のPUを使用します。

コメント

フェルナンド・アロンソ

MCL32-03
FP3 1分06.599秒(トップとの差 +1.507秒) 20周 15番手
予選
Q1 1分06.158秒 (オプションタイヤ) 13番手
Q2 1分05.602秒 (オプションタイヤ) 12番手

フェルナンド・アロンソ「ポジティブな土曜日でした。今日は最大限のパフォーマンスを引き出せたと感じています。自分たちのラップ、結果、および今週末の全体的なパフォーマンスには満足しています。

予期せぬエンジン交換があり、今日、旧スペックに戻すことになりました。それにもかかわらず、12番グリッドを獲得し、予選を通して競争力があるように感じられたことは、ポジティブに捉えています。チームは状況を改善するために、とても精力的に仕事をしてくれています。レースごとに空力アップデートを持ち込み、可能な限り新スペックのエンジンを投入しています。我々が前進していることは確かです。

信頼性に関してはまだ改善が必要です。今後2週間以内にさらなる兆しがみえるよう願っています。

明日は12番手からスタートしますが、好スタートをきるか、いい戦略があれば、ポイント獲得の可能性があります。また、明日は雨の予報も出ています。もし予報が正しければ、我々にとってはさらにチャンスが生まれるでしょう。チャンスが巡ってきたときに、それをものにできるよう、十分に準備しておく必要があります」

ストフェル・バンドーン

MCL32-02
FP3 1分06.578秒(トップとの差 +1.486秒) 18周 13番手
予選
Q1 1分06.316秒 (オプションタイヤ) 15番手
Q2 1分05.741秒 (オプションタイヤ) 13番手

ストフェル・バンドーン「今のところ、我々にとってはかなりいい週末になっていると思います。

フリー走行はどのセッションもうまくいきましたし、予選はおおむね予想通りでした。予選でのラップタイムは非常に拮抗しており、とても細かい部分のわずかな差で順位が決定しました。あと0.2秒速ければ、Q3に進出していたのではないかと思っています。今日は、マシンに対して行うアップデートのどれもがパフォーマンスの改善につながることがよく分かる一日でした。どんな改善も手助けとなります。

私たちが正しい方向に向かっていることは確かです。パフォーマンス面でのどんなアップデートもうれしいものですが、我々はまだまだプッシュし続ける必要があります」

THE MANAGEMENT

エリック・ブーリエ McLaren-Honda Racing Director
エリック・ブーリエ「今週末はフリー走行でいいペースをみせる場面もあっただけに、明日のレースを12番手および13番手からスタートすることに関しては少し残念な気持ちです。ただ、今日の結果は我々の今のポジションを正しく表したものだと思います。

タイムシートをみる限り、我々は両マシンのQ3進出を僅差で逃しました。あと0.2秒速ければ、余裕を持ってトップ10入りしていたでしょう。それでも、明日の決勝では2台ともトップ10の周辺からスタートするので、そこから順位を上げるチャンスはあります。

今週末にポイントを獲得できれば、すばらしい結果となるでしょう。それがいまの私たちの狙いであることは間違いありません。我々がこのポジティブな勢いを明日のレースでも維持できれば、目標を達成するチャンスはあると考えています」

長谷川 祐介 (株)本田技術研究所 主席研究員 F1プロジェクト総責任者
長谷川 祐介「今週末は両ドライバーのマシンにスペック3のPUを持ち込み、2台そろってのQ3進出を狙っていました。

しかしながら、昨日のセッション終了後にフェルナンドのMGU-Hに異常を検知したため、彼のPUを全て交換することを決断し、ペナルティーを避けるために過去に使用したスペック2を使用することになりました。

このような難しい状況でも、今日もフェルナンドは予選でいい走りをみせてくれましたが、結果的にQ3進出を逃してしまったことは非常に残念でした。

ストフェルについては昨日と同じく スペック3のPUを搭載しフェルナンドに迫る走りを見せてくれました。今後に期待がもてるパフォーマンスでしたが、こちらも同様にQ2で予選を終えるかたちとなりました。

ただ、明日の決勝は両マシンともにポイントを獲得できる位置にいると思います。

明日は天候が荒れることが予想されていますし、そのような状況下ではどのようなことも起こり得ます。ポイント獲得のチャンスを逃すことのないよう、チームと万全の準備を進めていきたいと思います」

リザルト

フリー走行3

順位 No. ドライバー チーム タイム/差
15セバスチャン・ベッテル Ferrari1'05.092
244ルイス・ハミルトン Mercedes+0.269
377バルテッリ・ボッタス Mercedes+0.423
47キミ・ライコネン Ferrari+0.519
533マックス・フェルスタッペン Red Bull+0.692
63ダニエル・リカルド Red Bull+0.804
720ケビン・マグヌッセン Haas+0.844
88ロマン・グロージャン Haas+0.923
926ダニール・クビアト Toro Rosso+1.187
1055カルロス・サインツ Toro Rosso+1.192
1131エステバン・オコン Force India+1.282
1227ニコ・ヒュルケンベルグ Renault+1.471
132ストフェル・バンドーン McLaren-Honda+1.486
1430ジョリオン・パーマー Renault+1.503
1514フェルナンド・アロンソ McLaren-Honda+1.507
1618ランス・ストロール Williams+1.684
1719フェリペ・マッサ Williams+1.773
1811セルジオ・ペレス Force India+1.783
199マーカス・エリクソン Sauber+2.286
2094パスカル・ウェーレイン Sauber+2.376

予選

順位 No. ドライバー チーム タイム
177バルテッリ・ボッタス Mercedes1'04.251
25セバスチャン・ベッテル Ferrari1'04.293
344ルイス・ハミルトン Mercedes1'04.424
47キミ・ライコネン Ferrari1'04.779
53ダニエル・リカルド Red Bull1'04.896
633マックス・フェルスタッペン Red Bull1'04.983
78ロマン・グロージャン Haas1'05.480
811セルジオ・ペレス Force India1'05.605
931エステバン・オコン Force India1'05.674
1055カルロス・サインツ Toro Rosso1'05.726
以下Q2にて決定
1127ニコ・ヒュルケンベルグ Renault1'05.597
1214フェルナンド・アロンソ McLaren-Honda1'05.602
132ストフェル・バンドーン McLaren-Honda1'05.741
1426ダニール・クビアト Toro Rosso1'05.884
1520ケビン・マグヌッセン Haas
以下Q1にて決定
1630ジョリオン・パーマー Renault1'06.345
1719フェリペ・マッサ Williams1'06.534
1818ランス・ストロール Williams1'06.608
199マーカス・エリクソン Sauber1'06.857
2094パスカル・ウェーレイン Sauber1'07.011

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