ROUND06

モナコモナコ モナコ・サーキット 2017.05.27(土)

2017 MONACO GRAND PRIX - 予選

2017 MONACO GRAND PRIX - 予選

「明日のレースでは、多少のリスクを背負ってでも懸命にプッシュします」

#MonacoGP
#RaceOfTwoWorlds

モナコ・サーキット、5月27日(土)

本日の予選では、両ドライバーが今年初めてそろってQ3進出を果たし、McLaren-Hondaは今シーズンの予選で最も競争力のあるパフォーマンスを披露しました。

ただ残念ながら、ストフェル・バンドーンとジェンソン・バトンはともにグリッド降格ペナルティーを受けるため(バンドーンは前戦のスペインGPでWilliamsのフェリペ・マッサ選手とクラッシュしたことから3グリッド降格。バトンは新しいMGU-Hとターボチャージャー(TC)を搭載したために15グリッド降格。)、決勝では2人ともトップ10圏外からのスタートとなります。

バンドーンはQ2でクラッシュを喫し、最後のセッションに参加できなかったため、タイム計測を行うことなく10番手で予選を終了。モナコGPを12番グリッドからスタートします。一方、バトンは予選9番手に入ったものの、グリッド降格ペナルティーによって最後尾からのスタートとなります。

明日の目標は、モナコではポイントを獲得し、(今週末にアロンソが参戦している)インディ500で優勝することです。

コメント

ジェンソン・バトン

MCL32-03
FP3 12番手 1分13.976秒(トップとの差 +1.581秒) 26周
予選
Q1 11番手 1分13.723秒 (オプションタイヤ)
Q2 10番手 1分13.453秒 (オプションタイヤ)
Q3 9番手(※) 1分13.613秒 (オプションタイヤ)
※新しいMGU-HとTCを搭載したことによる15グリッド降格ペナルティーを 受けるため、決勝は20番手からスタート

ジェンソン・バトン「今日の予選は大いに楽しむことができました。フリー走行はよかったものの、予選ではマシンのパフォーマンスをさらに調整する必要があり、まだ改善を続けているところです。今年のタイヤは、動き・摩耗・寿命という点で、昨年のタイヤとは全く異なります。(ベストな状態に持っていくまでの)最後の数パーセントを理解するのは容易ではありません。

それでも、私は満足しています。今年唯一のレースとなる週末に、予選で9番手に入り、決勝を20番手からスタートすることになります!こんな機会に恵まれるとは思っていなかったので、私にとってはすばらしい思い出となります。この大きな、すばらしいマシンに乗って、モナコを駆け巡れることをとても幸運に思います。

今週末の終わりには、予選9番手という結果を手にサーキットを去ります。今日の結果には大いに満足すべきだと思っています」

ストフェル・バンドーン

MCL32-04
FP3 10番手 1分13.805秒(トップとの差 +1.410秒) 21周
予選
Q1 6番手 1分13.476秒 (オプションタイヤ)
Q2 7番手 1分13.249秒 (オプションタイヤ)
Q3 10番手(※) タイムなし (オプションタイヤ)
※スペインGPでのアクシデントにより3グリッド降格ペナルティーを受けるが、バトンのペナルティーにより1グリッド昇格し、決勝は12番手からスタート

ストフェル・バンドーン「今日はポジティブな一日でした。私にとっては初のQ3進出でしたが、その最後のセッションで走行できなかったことが残念です。

ここでは、競争力がさらに増すことを期待して現地入りしましたが、今週末に一歩前進できたことは確実です。これまでの各セッションにおいて、我々はトップ10圏内のポジションにつけており、マシンの中では非常に落ち着いていて、自信が持てると感じました。

自分の予選が小さなクラッシュによって終了してしまったことは、残念です。ただ、ここで限界まで懸命にプッシュしていると、こういうことはときに起こるものです。

チームと協力しながら、ようやくすべてが一つにまとまり始めていると感じます。明日の決勝では、コース上で楽しみたいという一心です」

THE MANAGEMENT

エリック・ブーリエ McLaren-Honda Racing Director
エリック・ブーリエ「本日の予選では、ポジティブな点がありました。非常にいいパフォーマンスをみせ、期待に応える結果を出しました。今季初めて2台そろってQ3に進出したのです。仮に明日も今日の予選順位からスタートできるのであれば、両マシンで強力なポイントを獲得するチャンスを見据えていたでしょう。

それでも、まだポイント獲得の可能性がゼロだとは思っていません。グリッド降格ペナルティーによって12番手(ストフェル)および20番手(ジェンソン)からのスタートとなりますが、このストリートサーキットではどんなことも起こり得ます。さらに、我々のマシンには速さがあるだけでなく、高いドライバビリティも備わっています。そのドライバビリティは、明日このタイトで曲がりくねったサーキットを78周走行する中で、ドライバーにとって大きな手助けとなるでしょう。

まだすべてを失ったわけではありません。レースではプッシュし、多少のリスクを背負ってでも懸命に戦います。明日、モンテカルロのカジノが、私たちに幸運をもたらしてくれるかどうかみてみましょう」

長谷川 祐介 (株)本田技術研究所 主席研究員 F1プロジェクト総責任者
長谷川 祐介「今日はポジティブとネガティブの両面があった日だと思います。予選自体は今シーズン初の2台そろってのQ3進出を果たすことができた一方で、ジェンソン、ストフェルともにペナルティーにより決勝を後方からスタートしなければならないことは残念に思っています。

ストフェルについては初のQ3進出ということで、今日はその実力を存分に見せてくれたと思いますQ2での最後のクラッシュは残念でしたが、全力でプッシュしている状況下では時として起こりうることだと思います。チームは今晩、全力でマシンの修復にとりかかります。明日の決勝は13番手からのスタートですが、木曜からのペースをみていると十分にポイント獲得のチャンスがあると考えていますので、明日走りをみることを楽しみにしています。

ジェンソンは、木曜日のFP2後にPUを一部交換したために決勝での15グリッド交換のペナルティーが決まっていた状況でしたが、その中でもモチベーションを高く保ち、すばらしい走りをみせてくれました。このような状況でモナコの予選を走るのは難しいものだと思いますが、ベテランらしく、スポット参戦でもきちんと結果を残してくれました。

明日までに残された時間は限られていますが、今日得られたデータの分析を進め、決勝ではさらに速さをみせられるよう、ベストなセッティングを目指して作業を続けていきます」

リザルト

フリー走行3

順位 No. ドライバー チーム タイム/差
15セバスチャン・ベッテル Ferrari1'12.395
27キミ・ライコネン Ferrari+0.345
377バルテッリ・ボッタス Mercedes+0.435
433マックス・フェルスタッペン Red Bull+0.545
544ルイス・ハミルトン Mercedes+0.835
63ダニエル・リカルド Red Bull+0.997
755カルロス・サインツ Toro Rosso+1.005
826ダニール・クビアト Toro Rosso+1.168
920ケビン・マグヌッセン Haas+1.201
102ストフェル・バンドーン McLaren-Honda+1.410
1111セルジオ・ペレス Force India+1.541
1222ジェンソン・バトンMcLaren-Honda+1.581
1331エステバン・オコン Force India+1.677
1419フェリペ・マッサ Williams+1.677
1527ニコ・ヒュルケンベルグ Renault+1.888
168ロマン・グロージャン Haas+2.152
1718ランス・ストロール Williams+2.280
1830ジョリオン・パーマー Renault+2.769
1994パスカル・ウェーレイン Sauber+2.896
209マーカス・エリクソン Sauber+3.468

予選

順位 No. ドライバー チーム タイム
17キミ・ライコネン Ferrari1'12.178
25セバスチャン・ベッテル Ferrari1'12.221
377バルテッリ・ボッタス Mercedes1'12.223
433マックス・フェルスタッペン Red Bull1'12.496
53ダニエル・リカルド Red Bull1'12.998
655カルロス・サインツ Toro Rosso1'13.162
711セルジオ・ペレス Force India1'13.329
88ロマン・グロージャン Haas1'13.349
922ジェンソン・バトンMcLaren-Honda1'13.613
102ストフェル・バンドーン McLaren-Honda
以下Q2にて決定
1126ダニール・クビアト Toro Rosso1'13.516
1227ニコ・ヒュルケンベルグ Renault1'13.628
1320ケビン・マグヌッセン Haas1'13.959
1444ルイス・ハミルトン Mercedes1'14.106
1519フェリペ・マッサ Williams1'20.529
以下Q1にて決定
1631エステバン・オコン Force India1'14.101
1730ジョリオン・パーマー Renault1'14.696
1818ランス・ストロール Williams1'14.893
1994パスカル・ウェーレイン Sauber1'15.159
209マーカス・エリクソン Sauber1'15.276

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ジェンソン・バトン

ジェンソン・バトン

ジェンソン・バトン

ジェンソン・バトン

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ストフェル・バンドーン

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