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November 14 2015, QUALIFYING Formula 1 Grande Prêmio Do Brasil 2015
ブラジルGP
順位 | ドライバー | チーム | Q1 | Q2 | Q3 | 周回数 |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | ニコ・ロズベルグ | Mercedes | 1'11.746 | 1'12.213 | 1'11.282 | 12 |
2 | ルイス・ハミルトン | Mercedes | 1'11.682 | 1'11.665 | 1'11.360 | 12 |
3 | セバスチャン・ベッテル | Ferrari | 1'12.240 | 1'11.928 | 1'11.804 | 16 |
4 | バルテッリ・ボッタス | Williams | 1'12.934 | 1'12.374 | 1'12.085 | 18 |
5 | キミ・ライコネン | Ferrari | 1'12.185 | 1'12.243 | 1'12.144 | 16 |
6 | ニコ・ヒュルケンベルグ | Force India | 1'12.595 | 1'12.485 | 1'12.265 | 18 |
7 | ダニール・クビアト | Red Bull | 1'12.730 | 1'12.527 | 1'12.322 | 20 |
8 | フェリペ・マッサ | Williams | 1'12.980 | 1'12.858 | 1'12.415 | 21 |
9 | ダニエル・リカルド | Red Bull | 1'12.639 | 1'12.825 | 1'12.417 | 17 |
10 | マックス・フェルスタッペン | Toro Rosso | 1'12.824 | 1'12.712 | 1'12.739 | 15 |
11 | フェリペ・ナスル | Sauber | 1'13.111 | 1'12.989 | 14 | |
12 | カルロス・サインツ Jr. | Toro Rosso | 1'13.267 | 1'13.045 | 15 | |
13 | セルジオ・ペレス | Force India | 1'13.140 | 1'13.147 | 13 | |
14 | マーカス・エリクソン | Sauber | 1'13.346 | 1'13.233 | 14 | |
15 | ロマン・グロージャン | Lotus | 1'13.056 | 1'13.913 | 11 | |
16 | パストール・マルドナド | Lotus | 1'13.385 | 5 | ||
17 | ジェンソン・バトン | McLaren-Honda | 1'13.425 | 6 | ||
18 | アレキサンダー・ロッシ | Marussia | 1'16.151 | 6 | ||
19 | ウィル・スティーブンス | Marussia | 1'16.283 | 6 | ||
20 | フェルナンド・アロンソ | McLaren-Honda | 2 |
フェルナンド・アロンソ
MP4-30-01
FP3 14番手 1分13.850秒(トップとの差 +1.780秒) 19周
予選
Q1 - (オプションタイヤ)
Q2 -
Q3 -
「今は試練の時です。
先日のメキシコGPには参加できず、ここブラジルでは予選に出場する機会を逃してしまったため、ある程度のフラストレーションが溜まっていることは確かです。
ただ、我々は状況を理解しており、来年また同じ過ちを繰り返さないためにも、自分達のすべてのミスから学び、物事を正しい方向にもっていく必要があります。
自分達の弱点はすべて把握しつつありますし、今、我々が実施している対応は論理的かつ賢明な内容です。ここブラジルだけでなく、次のアブダビも我々にとっては難しいレースになりますが、私は今も楽観的な見方をしています。
最後になりましたが、昨日、首都パリで恐ろしい惨事に見舞われたフランスおよびフランス国民の皆さんに対して、深い哀悼の意を示すとともに、心からの支援を表明します。衝撃的な事件でしたが、世界中の国々が一つになれること、そして一つにならなければならない状況で、スポーツが担う役割はあると固く信じています。それを示すためにも、明日、我々F1の関係者全員がすばらしいレースを展開できるよう願っています」
ジェンソン・バトン
MP4-30-04
FP3 18番手 1分14.445秒(トップとの差 +2.375秒) 17周
予選
Q1 17番手 1分13.425秒(オプションタイヤ)
Q2 -
Q3 -
「今回は難しい週末であり、マシンを操るのに苦労しています。
ただ、予選ではマシンがずいぶん良い動きをし始めました。今朝は空力バランスがあまり取れていなかったのですが、午後の予選ではマシンをドライブする楽しみが格段に増しました。また、マシンのセットアップはレース用になっています。ここではエネルギー供給が大きな問題となるため、実際のレースで、我々にどれだけの競争力があるかはまだ分かりません。明日、レースに臨んで、実際にどうなるのか見てみましょう。
レースでは雨が降ることを願っています。雨が降れば、我々にもチャンスが生まれるので、それをものにできればと思っています。明日の決勝を楽しみにしています。
少し話が変わりますが、今年は厳しいシーズンとなっているにもかかわらず、我々は皆さんから多大なサポートを頂いており、そのことに我々全員、そして私自身も心を打たれています。『我々はファンの方々と一緒に戦っており、ともにこの苦境を乗り越えるつもりだ』とファンの皆さんに伝えたいと思います。
最後に、パリで起きた恐ろしい惨事に巻き込まれた皆さんに対して、心からお悔やみ申し上げます。我々がフランス国民を支援している旨を同国の皆さんが理解されていることを願っています。これは全世界にとって恐ろしい事件であり、世界中の人々に影響を与えます。誰もが平和を望んでいるのです。どの国に住んでいるのかは関係なく、我々全員に影響を与える行為であり、それを止めさせなければなりません。我々全員が一丸となる必要があり、それがこの事件を乗り越える唯一の方法なのです」
エリック・ブーリエ|McLaren-Honda Racing Director
「昨夜、パリで起こった非道な事件によってまだショックを受けているために、今日はF1がそれほど重要だとは思えない一日でした。そして、我々McLaren-Hondaには喜べるような材料がほとんどありませんでした。
フェルナンドのマシンは、Q1でラップタイムの計測を始める前にストップしてしまいました。その原因となり、データでもその様子が確認されているパワーユニットの不具合については、今も調査中です。
一方、ジェンソンはフェルナンドほどのトラブルはなく、彼自身も昨日に比べてマシンのバランスが改善したとは言っていたものの、マシンのパフォーマンス不足は否めず、17番手よりも良い予選結果を残すことはできない状況でした。
ただ、心を乱されるような結果ではあるものの、落胆しているわけではありません。その理由は、我々のチームスピリットが非常にすばらしく、確固たるものであり、かつ力強いためです。
チームのメンバーは驚くほど精力的に仕事をしてくれており、戦いに臨むたびに、そんな彼らを率いる立場にいられることを光栄に思います。その戦いでいつか勝利を収めることをここに誓います。
また、繰り返しになりますが、昨日、『愛の街』と呼ばれるパリの街中で非道な暴力によって直接的な被害を受けた母国の人々に対して、お悔やみ申し上げるとともに、哀悼の意を表します。
今日は、昨夜の事件と比べると、F1がそれほど重要だとは思えない一日でした」
新井康久|株式会社本田技術研究所 専務執行役員 F1プロジェクト総責任者
「まず初めに、パリでの事件に不運にも巻き込まれてしまった方々とご家族の皆さまにお悔やみを申し上げます。
ブラジルGP二日目は、昨日エンジンを載せ換えたアロンソ選手と、順調にセッションをこなしたバトン選手共に、本日の予選に備えてパワーユニットのデータ設定の最終確認を行いました。
午後の予選はアロンソ選手の最初のアタックで、エンジンの水温が突然異常に上昇したため、マシンを止める指示を出しました。原因は解析中ですが、詳細はまだ分かっておりません。午前中は順調に走行をしていただけに、とても残念です。
バトン選手は、予選のドライブで良い感触をつかんでいましたが、わずかな差でQ2進出を逃しました。
明日は雨の予報ですので、スロットル特性やドライバビリティの設定変更も準備して臨みたいと思います」