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September 26 2015, QUALIFYING 2015 Formula 1 Japanese Grand Prix
日本GP
2015年9月26日(土)・予選 会場:鈴鹿サーキット 全長:5.807km
フェルナンド・アロンソおよびジェンソン・バトンは、明日の日本グランプリでそれぞれ14番手および16番手からスタートします。
バトンはQ1の終盤にイエローフラッグが出されたことによって、セッション序盤に計測したラップタイムを更新することができず、Q1で敗退。最初のラップについても、マシンのエンジンが最適モードに切り替わらなかったために、コース上で時間をロスする結果となりました。
アロンソは何の問題もなくタイム計測を行ったものの、Q1の終盤ではバトンと同様にイエローフラッグによってスローダウンすることになりました。Q2ではタイム計測を1回行い、14番手で予選を終了。Q1でスピンを喫したために、Q2でのタイム計測のチャンスを逃したマックス・フェルスタッペン選手(Toro Rosso)のすぐ前からのスタートとなります。
順位 | ドライバー | チーム | Q1 | Q2 | Q3 | 周回数 |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | ニコ・ロズベルグ | Mercedes | 1'33.015 | 1'32.632 | 1'32.584 | 16 |
2 | ルイス・ハミルトン | Mercedes | 1'32.844 | 1'32.789 | 1'32.660 | 15 |
3 | バルテッリ・ボッタス | Williams | 1'34.326 | 1'33.416 | 1'33.024 | 11 |
4 | セバスチャン・ベッテル | Ferrari | 1'34.431 | 1'33.844 | 1'33.245 | 11 |
5 | フェリペ・マッサ | Williams | 1'34.744 | 1'33.377 | 1'33.337 | 12 |
6 | キミ・ライコネン | Ferrari | 1'34.171 | 1'33.361 | 1'33.347 | 10 |
7 | ダニエル・リカルド | Red Bull | 1'34.399 | 1'34.153 | 1'33.497 | 17 |
8 | ロマン・グロージャン | Lotus | 1'34.398 | 1'34.278 | 1'33.967 | 19 |
9 | セルジオ・ペレス | Force India | 1'35.001 | 1'34.174 | 16 | |
10 | ダニール・クビアト | Red Bull | 1'34.646 | 1'34.201 | 15 | |
11 | ニコ・ヒュルケンベルグ | Force India | 1'35.328 | 1'34.390 | 13 | |
12 | カルロス・サインツ Jr. | Toro Rosso | 1'34.873 | 1'34.453 | 15 | |
13 | パストール・マルドナド | Lotus | 1'34.796 | 1'34.497 | 13 | |
14 | フェルナンド・アロンソ | McLaren-Honda | 1'35.467 | 1'34.785 | 8 | |
15 | マックス・フェルスタッペン | Toro Rosso | 1'34.522 | 8 | ||
16 | ジェンソン・バトン | McLaren-Honda | 1'35.664 | 6 | ||
17 | マーカス・エリクソン | Sauber | 1'35.673 | 5 | ||
18 | フェリペ・ナスル | Sauber | 1'35.760 | 6 | ||
19 | ウィル・スティーブンス | Marussia | 1'38.783 | 5 | ||
NC | アレキサンダー・ロッシ | Marussia | 1'47.114 | 5 |
フェルナンド・アロンソ
MP4-30-01
FP3 16番手 1分36.360秒(トップとの差 +2.365秒)18周
予選
Q1 15番手 1分35.467秒(オプションタイヤ)
Q2 14番手 1分34.785秒(オプションタイヤ)
Q3 -
「今日の予選でのラップは、私が今まで鈴鹿で走った中で最も良い内容だったと思います。マシンに100組のタイヤをさらに装着することは可能ですが、それでもQ2のラップタイムを更新することはなかったでしょう。
14番手というポジションはフラストレーションがたまる結果ではありますが、それが現状です。ただ、チームのメンバーがその結果に甘んじているわけではありません。McLaren-Hondaは懸命にプッシュしていますが、魔法の解決策はないのです。
明日のレースは厳しい内容になるでしょう。後方にはマックス・フェルスタッペン選手(Toro Rosso)のような速いマシンがいますが、ポイント獲得に向けて全力を尽くします。
McLaren-Hondaを応援して下さっているファンの方々のために、明日の決勝で両マシンがチェッカーフラッグを受けることができればうれしいです」
ジェンソン・バトン
MP4-30-04
FP3 12番手 1分36.174秒(トップとの差 +2.179秒)15周
予選
Q1 16番手 1分35.847秒(オプションタイヤ)
Q2 -
Q3 -
「Q1ではミドルセクターでイエローフラッグが出たために、減速しなければなりませんでした。それがなければ、Q2に進出していたでしょう。ただ今日は、どのエンジンモードをマシンに設定するのかという指示がありませんでした。タイム計測のラップを開始する前には、通常、どの設定に合わせるのかということをチームから無線で指示されるのですが、今日はその指示がなく、誤った設定になってしまいました。
マシンをドライブする感触はそれほど悪くなかったのですが、今日はマシンの実力を最大限に引き出す必要があったにもかかわらず、それができませんでした。ここではミスは1つも許されないのです。フロントウイングの角度をつけた状態でコーナーの半分を走っただけでも、大きな違いが出ます。
明日はチーム全員にとって厳しいレースになるでしょう。McLaren-Hondaはいつも通り全力を尽くします」
エリック・ブーリエ|McLaren-Honda Racing Director
「フェルナンドはQ2で力強い走りを見せてくれましたが、14番手からポジションを上げることはできませんでした。フラストレーションがたまる結果ではあるものの、それはフェルナンドの決意の表われであり、称賛に値します。
一方、ジェンソンに対してはチームを代表して謝らなければなりません。予選ラップを開始する前には一連の手順がありますが、今日はその手順をすべて踏むことを怠りました。ジェンソンは最初のラップでは時間をロスし、2回目のタイム計測でも思い通りのアタックができず、フラストレーションを感じていたでしょう。イエローフラッグはモーターレースにおいては1つの要素ではあるものの、McLaren-Hondaはもう少し厳しく手順を守るべきでした。ジェンソンには申し訳ないと思っています。
それでも、初日の難しいフリー走行を終えた後にマシンのセットアップに磨きをかけるべく、チームは非常に力強く、一丸となって仕事をしてくれました。今朝の時点では両ドライバーともマシンのバランスにそれほど満足してはいませんでしたが、午後の予選に向けて状況を改善することができました。これはチーム全員のすばらしい努力のたまものです。
明日は全員にとって厳しい一日になります。とても困難なレースになると思いますが、McLaren-Hondaはプッシュし続ける決意です。明日のレースでポジティブな結果を出すことで、忠実で熱狂的なMcLaren-Hondaのファンの皆さんに恩返しできればと思います。
新井康久|株式会社本田技術研究所 専務執行役員 F1プロジェクト総責任者
「ホームグランプリでたくさんの声援の中予選に臨み、2人のドライバーそしてチーム全員で最大限のポテンシャルを引き出したと思います。
バトン選手はQ1の2回目のアタックでイエローフラッグとなってしまい、残念でした。アロンソ選手は、Q2でタイムを更新しましたが、Q3には進出できずに予選を終了しました。
FP3の短い時間の中で、PU・シャーシ共に効率よくデータセットを確認しました。しかしながら、上位との差は依然としてあり、さらに開発を加速させる必要があると感じています」