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July 3 2015, PRACTICE 2015 Formula 1 British Grand Prix
イギリスGP
2015年7月3日(金)・1日目フリー走行 会場:シルバーストン・サーキット 全長:5.891km
今日のフリー走行では、シルバーストーンの高速コーナーや、変わりやすく、かつ風の影響を受けやすい天候のため、フェルナンド・アロンソもジェンソン・バトンもMP4-30を好みの設定に微調整することができませんでした。
1回目のフリー走行では、ジェンソンのマシンにおいてエアシステムのOリングに不具合が発生。改修内容を有効にするにはマシンのフロアーを取り外す必要があったため、プログラムに遅れが生じました。また、今日は走行距離を制限することをチームとして選択し、パーツやセットアップの評価を行うショートランに焦点を当てました。
両ドライバーともマシンのバランスに問題を抱えていたため、明日の予選に向けて、今夜エンジニアは、マシンをリファインする作業に追われることになります。
フリー走行1 リザルト
順位 | ドライバー | チーム | タイム | 周回数 |
---|---|---|---|---|
1 | ニコ・ロズベルグ | Mercedes | 1'34.274 | 12 |
2 | ルイス・ハミルトン | Mercedes | 1'34.344 | 26 |
3 | マックス・フェルスタッペン | Toro Rosso | 1'35.530 | 18 |
4 | キミ・ライコネン | Ferrari | 1'35.588 | 21 |
5 | カルロス・サインツ Jr. | Toro Rosso | 1'35.669 | 33 |
6 | セバスチャン・ベッテル | Ferrari | 1'35.739 | 17 |
7 | ダニエル・リカルド | Red Bull | 1'35.818 | 26 |
8 | ダニール・クビアト | Red Bull | 1'35.876 | 22 |
9 | ニコ・ヒュルケンベルグ | Force India | 1'36.157 | 28 |
10 | フェリペ・マッサ | Williams | 1'36.469 | 23 |
11 | フェリペ・ナスル | Sauber | 1'36.855 | 20 |
12 | セルジオ・ペレス | Force India | 1'36.889 | 26 |
13 | スージー・ヴォルフ | Williams | 1'37.242 | 19 |
14 | ジョリオン・パーマー | Lotus | 1'37.262 | 26 |
15 | ラファエル・マルチェロ | Sauber | 1'37.372 | 17 |
16 | パストール・マルドナド | Lotus | 1'38.080 | 8 |
17 | フェルナンド・アロンソ | McLaren-Honda | 1'38.222 | 12 |
18 | ジェンソン・バトン | McLaren-Honda | 1'38.860 | 10 |
19 | ウィル・スティーブンス | Marussia | 1'38.981 | 23 |
20 | ロベルト・メリ | Marussia | 1'40.477 | 23 |
フリー走行2 リザルト
順位 | ドライバー | チーム | タイム | 周回数 |
---|---|---|---|---|
1 | ニコ・ロズベルグ | Mercedes | 1'34.155 | 34 |
2 | キミ・ライコネン | Ferrari | 1'34.502 | 29 |
3 | セバスチャン・ベッテル | Ferrari | 1'34.522 | 27 |
4 | ルイス・ハミルトン | Mercedes | 1'34.621 | 23 |
5 | ダニール・クビアト | Red Bull | 1'35.009 | 25 |
6 | ダニエル・リカルド | Red Bull | 1'35.153 | 22 |
7 | マックス・フェルスタッペン | Toro Rosso | 1'35.300 | 36 |
8 | ニコ・ヒュルケンベルグ | Force India | 1'35.387 | 34 |
9 | カルロス・サインツ Jr. | Toro Rosso | 1'35.866 | 37 |
10 | フェリペ・マッサ | Williams | 1'36.147 | 33 |
11 | パストール・マルドナド | Lotus | 1'36.164 | 32 |
12 | バルテッリ・ボッタス | Williams | 1'36.183 | 33 |
13 | セルジオ・ペレス | Force India | 1'36.351 | 29 |
14 | ロマン・グロージャン | Lotus | 1'36.728 | 21 |
15 | フェルナンド・アロンソ | McLaren-Honda | 1'36.731 | 19 |
16 | フェリペ・ナスル | Sauber | 1'36.822 | 23 |
17 | ジェンソン・バトン | McLaren-Honda | 1'37.196 | 16 |
18 | マーカス・エリクソン | Sauber | 1'37.327 | 37 |
19 | ウィル・スティーブンス | Marussia | 1'38.279 | 21 |
20 | ロベルト・メリ | Marussia | 1'39.878 | 21 |
フェルナンド・アロンソ
MP4-30-01
FP1 1分38.222秒(トップとの差 +3.948秒)12周17番手
FP2 1分36.731秒(トップとの差 +2.576秒)19周15番手
「今日は、ほぼ予想通りの結果でした。我々は周回数を制限しながらも、その中で質の高いラップを数周走ろうと目標を掲げていました。今日はどのドライバーにとっても難しいコンディションとなり、走行中にコース外に出てしまうマシンが多数いました。明日の走行に備えての手がかりを見つけられるようにします。
我々は物事を一歩ずつ着実に進めていくつもりです。予選でQ2に進むのは容易ではないでしょうし、Q1を脱出するにはザウバーチームに勝たなければなりません。まず明日の予選で最善を尽くし、それから日曜日のレースを完走することに集中します。
難しい状況ではありますが、マシンの力を最大限に引き出すことを目標にします。今日はたくさんの部品をテストしたので、明日、前進できると確信しています」
ジェンソン・バトン
MP4-30-04
FP1 1分38.860秒(トップとの差 +4.586秒)10周18番手
FP2 1分37.196秒(トップとの差 +3.041秒)16周17番手
「今日は予期せぬ事態もあり、非常に制限の多い走行となりました。一部のパーツ交換に少し時間がかかってしまいましたが、午後のセッション終了間際にはセットアップに関して一歩前進することができました。ペースについては、さらに向上の余地があります。
我々にとって、今週末はパッケージを理解する機会なので、走行を終えてマシンから降りるたびに、バランスやセットアップの改良を行っています。日曜日のレースでは、ポイント獲得を目指すところまではいかないと思いますが、それでも今週末はチームにとって、有意義な時間となるはずです。
今夜、セットアップを大幅に変更することになると思うので、明日は状況が良くなるはずです。母国の観客の皆さんの前で良い結果を出したい気持ちは山々ですが、今年、それを実現するのは難しいでしょう」
エリック・ブーリエ|McLaren-Honda Racing Director
「我々のマシンがシルバーストン・サーキットで苦戦するであろうことは分かっていましたが、今日はその予想が間違いではなかったことを証明する一日となりました。
さらに、今日は走行中にやっかいなテクニカルトラブルがいくつか発生したため、マシンのセットアップに関して方向性を固めることができませんでした。
そのため、明日のFP3と予選に向けて準備することがたくさん残っていますが、まだ改善できるエリアがあることは分かっています。
明日どうなるのか見てみましょう」
新井康久|株式会社本田技術研究所 専務執行役員 F1プロジェクト総責任者
「エアロのアップデートに期待していますが、パワーユニットのコンビをまだ十分に詰められなかった走行初日です。
明日もいくつかのエアロパーツを試す予定となっていますが、コースがフラットで滑りやすく、風の影響も受け易いため、パワーユニットとしてはMGU-Kの作動に関して細心の注意が必要となると考えています」