April 11 2015, QUALIFYING 2015 Formula 1 Chinese Grand Prix
中国GP
2015年4月11日(土)・予選 会場:上海インターナショナル・サーキット 全長:5.543km
McLaren-Honda(マクラーレン・ホンダ)は、明日の中国グランプリを17番グリッド(ジェンソン・バトン)および18番グリッド(フェルナンド・アロンソ)からスタートします。
バトンのQ1での最初のラップタイムは1分39.936秒でした。その後、新しいオプションタイヤに履き替えて臨んだ2回目の走行では1分39.276秒とラップタイムを更新しました。バトンのタイムは16番手の選手のラップライムからわずか0.06秒遅いだけでしたが、Q2に通過するには0.2秒及びませんでした。
アロンソは、今朝の3回目のフリー走行でエンジンの点火系トラブルが発生し、練習走行を早々に終えなければならなかったため、Q1ではまずインスタレーションラップを行い、マシンがちゃんと動いていることを確認しました。その後、アロンソはオプションタイヤで2回走行し、1回目は1分40.327秒、2回目は1分39.280秒とラップタイムを更新しました。明日は18番手からのスタートとなります。
順位 | ドライバー | チーム | Q1 | Q2 | Q3 | 周回数 |
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1 | ルイス・ハミルトン | Mercedes | 1'38.285 | 1'36.423 | 1'35.782 | 12 |
2 | ニコ・ロズベルグ | Mercedes | 1'38.496 | 1'36.747 | 1'35.824 | 12 |
3 | セバスチャン・ベッテル | Ferrari | 1'37.502 | 1'36.957 | 1'36.687 | 17 |
4 | フェリペ・マッサ | Williams | 1'38.433 | 1'37.357 | 1'36.954 | 15 |
5 | バルテッリ・ボッタス | Williams | 1'38.014 | 1'37.763 | 1'37.143 | 15 |
6 | キミ・ライコネン | Ferrari | 1'37.790 | 1'37.109 | 1'37.232 | 17 |
7 | ダニエル・リカルド | Red Bull | 1'38.534 | 1'37.939 | 1'37.540 | 18 |
8 | ロマン・グロージャン | Lotus | 1'38.209 | 1'38.063 | 1'37.905 | 20 |
9 | フェリペ・ナスル | Sauber | 1'38.521 | 1'38.017 | 1'38.067 | 16 |
10 | マーカス・エリクソン | Sauber | 1'38.941 | 1'38.127 | 1'38.158 | 15 |
11 | パストール・マルドナド | Lotus | 1'38.563 | 1'38.134 | 13 | |
12 | ダニール・クビアト | Red Bull | 1'39.051 | 1'38.209 | 13 | |
13 | マックス・フェルスタッペン | Toro Rosso | 1'38.387 | 1'38.393 | 14 | |
14 | カルロス・サインツ Jr. | Toro Rosso | 1'38.622 | 1'38.538 | 14 | |
15 | セルジオ・ペレス | Force India | 1'38.903 | 1'39.290 | 10 | |
16 | ニコ・ヒュルケンベルグ | Force India | 1'39.216 | 6 | ||
17 | ジェンソン・バトン | McLaren-Honda | 1'39.276 | 6 | ||
18 | フェルナンド・アロンソ | McLaren-Honda | 1'39.280 | 8 | ||
19 | ウィル・スティーブンス | Marussia | 1'42.091 | 6 | ||
20 | ロベルト・メリ | Marussia | 1'42.842 | 8 |
ジェンソン・バトン
FP3:15番手(1分39秒694・16周)
予選Q1:17番手(1分39秒276・オプションタイヤ)
「我々は今日の結果よりも、もう少し他チームに近づけるのではないかと期待をしていました。少なくとも、フリー走行ではもう少し競争力があったように見えました。実際、マシン自体はかなり良いバランスが取れていたのですが、それがラップタイムに表れるところまではいかなかったようです。また、我々の前にいる他チームは午前中のセッションから午後の予選にかけて大きく前進していたのに対し、我々はそれができませんでした。ですから、その原因を解明する必要があります。全体的には、今週末に改善できた点もあるのですが、予選は我々が思うようにはいかなかったというのが結果です。明日はもっと良い状態で走れることを願っていますし、グリッド上で我々の前からスタートする他チームのマシンと少しでも競い合えればと思っています」
フェルナンド・アロンソ
FP3:20番手(タイムなし・1周)
予選Q1:18番手(1分39秒280・オプションタイヤ)
「我々の今日のラップタイムは中位陣から0.2秒遅いだけだったので、もう少しでQ2に通過できるところでした。徐々に差は縮まっていますし、今日の結果もまた一歩前進した内容だと思っています。ただ、我々はまだ実力を発揮できていませんし、今後も改善し続ける必要があります。今の我々が最優先とする目標は明日のレースを完走することです。それができれば、マシンに関してさらに理解を深めることができますし、潜在する問題が表面化する良い機会にもなります。当然のことながら、マレーシアで両車がリタイアしたことは我々にとって望ましい状況ではありませんでした。ですから、明日の決勝では、レース結果に関わらず、ここ中国で完走する必要があります。今週末はまたポジティブな面が見られたので、我々が進歩し続けていることをMcLaren-Hondaチームのメンバー全員がとてもうれしく思っています」
エリック・ブーリエ|McLaren-Honda Racing Director
「午後の予選でのパフォーマンスについて「残念」という言葉を使うのは気が引けますが、今日は私達全員がもう少し良い結果を期待していたと思います。特に、今週末に行われた3回のフリー走行では各セッションでかなりの改善が見られていただけに残念です。フェルナンドの午後の予選は、午前中の3回目のフリープラクティス走行中に発生したマシントラブルの影響を受けてしまいましたが、それでも彼はすばらしい走りをしてくれました。今日の両ドライバーのパフォーマンスを見れば、我々がなぜ2人をドライバーに起用したのかがよく分かると思います。両ドライバーはマシンの持つ実力をすべて引き出し、コース上でも抜かりない走りを見せてくれます。これは本当にすばらしいことです。さらに、フェルナンドもジェンソンも明日のレースで完走することがどれだけ重要なのかを理解してくれています。明日は我々の前にいる他チームのマシンとの差をさらに縮める良い機会になればと思っています。実際、今日の17番手および18番手というグリッドは、ライバルチームとの差が縮まりつつあることを必ずしも反映していませんが、今週末もさらに確実に前進しています。オーストラリア戦では、我々はQ1でのトップタイムに2.836秒差だったのに対し、マレーシア戦ではその差は2.367秒になり、ここ中国ではタイム差が0.991秒に縮まっています。これはMcLaren-Hondaチームの全員にとって励みとなります」
新井 康久|株式会社本田技術研究所 専務執行役員 F1プロジェクト総責任者
「3回目のフリー走行でフェルナンドのマシンに点火系の小さなトラブルが出て、昨日のフリー走行1と2のポジティブな流れに乗ることができず、残念な結果になってしまいました。ただ、タイム差は縮まってきているので、決勝レースはうまいレース運びをして結果が残せるようにしたいです。チームのみんながフェルナンドのマシンを予選に間に合わせてくれたことにとても感謝しています」