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April 10 2015, PRACTICE 2015 Formula 1 Chinese Grand Prix
中国GP
2015年4月10日(金)・1日目フリー走行 会場:上海インターナショナル・サーキット 全長:5.543km
McLaren-Honda(マクラーレン・ホンダ)は上海でのフリー走行・第1日目をポジティブな形で終えました。マシン2台ともが両セッションでトップ10以内のタイムで競い続け、最終的には10番手(ジェンソン・バトン)および12番手(フェルナンド・アロンソ)で午後のセッションを終了しました。
MP4-30はここ上海インターナショナル・サーキットの高速コースにおいて比較的良い走りをしましたが、全体の性能を正確に理解するのはまだ難しい状況です。燃料搭載量が異なる状態で走っている他チームのマシンもいましたし、セッション半ばで(フェリペ・マッサのマシンを回収するために)イエローフラッグが出ていた間は、新品のオプションタイヤでラップタイムを妥協せざるを得ないドライバーもいました。
それでも、McLaren-Hondaチーム内にはポジティブな勢いがあり、それを維持したまま明日の練習走行および予選に挑む予定です。
フリー走行1 リザルト
順位 | ドライバー | チーム | タイム | 周回数 |
---|---|---|---|---|
1 | ルイス・ハミルトン | Mercedes | 1'39.033 | 21 |
2 | ニコ・ロズベルグ | Mercedes | 1'39.574 | 21 |
3 | セバスチャン・ベッテル | Ferrari | 1'40.157 | 18 |
4 | キミ・ライコネン | Ferrari | 1'40.661 | 27 |
5 | フェリペ・ナスル | Sauber | 1'41.012 | 18 |
6 | ダニエル・リカルド | Red Bull | 1'41.029 | 21 |
7 | ダニール・クビアト | Red Bull | 1'41.097 | 24 |
8 | カルロス・サインツ Jr. | Toro Rosso | 1'41.112 | 23 |
9 | バルテッリ・ボッタス | Williams | 1'41.303 | 23 |
10 | フェリペ・マッサ | Williams | 1'41.304 | 17 |
11 | パストール・マルドナド | Lotus | 1'41.335 | 23 |
12 | マックス・フェルスタッペン | Toro Rosso | 1'41.575 | 28 |
13 | ジェンソン・バトン | McLaren-Honda | 1'41.845 | 19 |
14 | マーカス・エリクソン | Sauber | 1'41.918 | 24 |
15 | ジョリオン・パーマー | Lotus | 1'41.967 | 25 |
16 | セルジオ・ペレス | Force India | 1'42.141 | 22 |
17 | フェルナンド・アロンソ | McLaren-Honda | 1'42.161 | 20 |
18 | ニコ・ヒュルケンベルグ | Force India | 1'42.184 | 19 |
19 | ウィル・スティーブンス | Marussia | 1'45.379 | 18 |
20 | ロベルト・メリ | Marussia | 1'46.443 | 20 |
フリー走行2 リザルト
順位 | ドライバー | チーム | タイム | 周回数 |
---|---|---|---|---|
1 | ルイス・ハミルトン | Mercedes | 1'37.219 | 32 |
2 | キミ・ライコネン | Ferrari | 1'37.662 | 35 |
3 | ダニエル・リカルド | Red Bull | 1'38.311 | 24 |
4 | セバスチャン・ベッテル | Ferrari | 1'38.339 | 30 |
5 | ニコ・ロズベルグ | Mercedes | 1'38.399 | 35 |
6 | ダニール・クビアト | Red Bull | 1'38.737 | 10 |
7 | バルテッリ・ボッタス | Williams | 1'38.850 | 27 |
8 | フェリペ・ナスル | Sauber | 1'39.032 | 26 |
9 | ロマン・グロージャン | Lotus | 1'39.142 | 32 |
10 | ジェンソン・バトン | McLaren-Honda | 1'39.275 | 29 |
11 | パストール・マルドナド | Lotus | 1'39.444 | 30 |
12 | フェルナンド・アロンソ | McLaren-Honda | 1'39.743 | 27 |
13 | マーカス・エリクソン | Sauber | 1'39.751 | 33 |
14 | マックス・フェルスタッペン | Toro Rosso | 1'39.894 | 32 |
15 | カルロス・サインツ Jr. | Toro Rosso | 1'39.971 | 28 |
16 | ニコ・ヒュルケンベルグ | Force India | 1'40.151 | 28 |
17 | フェリペ・マッサ | Williams | 1'40.423 | 7 |
18 | セルジオ・ペレス | Force India | 1'40.868 | 24 |
19 | ロベルト・メリ | Marussia | 1'42.973 | 27 |
20 | ウィル・スティーブンス | Marussia | 1'44.564 | 8 |
ジェンソン・バトン
MP4-30-01
FP1 1分41.845秒(トップとの差 +2.812秒) 19周 13番手
FP2 1分39.275秒(トップとの差 +2.056秒) 29周 10番手
「今日はなかなか調子が良かったと思います。ただ、それはライバルチームの中に今日のセッションでマシンの実力を最大限に引き出せなかったチームがいたのに対し、我々はそれができたというだけに過ぎないのかもしれません。
それでも、マシンは乗り心地が良かったですし、特にオプションタイヤで走っている時は良い感触がありました。ただ、我々のワンラップでのペースはロングランのパフォーマンスよりも良いように感じます。これはマレーシア戦の時とは異なる点ですが、明日に向けて何らかの改善はできると思います。
今日のセッション順位に関係なく、マシンには良い感触を持っています。まだ改善の余地は多々ありますが、明日・あさっても楽しみにしています」
「今日は前進あり !」
フェルナンド・アロンソ
MP4-30-03
FP1 1分42.161秒(トップとの差 +3.128秒) 20周 17番手
FP2 1分39.743秒(トップとの差 +2.524秒) 27周 12番手
「今日は我々にとってとてもポジティブな一日になりました。私自身も両セッションを楽しむことができました。午前中は空力プログラムを実施し、午後は主にセットアップに取り組みました。
ここに来るまでに実施した複数のアップデートが期待どおり上手く機能しているようで、そのお陰で中盤にいるライバルチームにさらに近づくことができました。我々が正しい方向に着実に向かっていることはとても励みになりますし、競争力のある走りができるようになるのは時間の問題だと思います。
もちろん、我々は他の一部のチームよりも低い位置からシーズン開始を迎えたので、その分、早急に改善することは簡単ですが、チームはとても高い集中力を維持しながら、改善に向けて懸命に取り組んでおり、それは本当に素晴らしいことだと思います。
今日は中位陣に混じって走れて良かったですし、このような進化を今後も維持できればと思っています。我々は地に足を付けて前進し続ける必要があります。今シーズン最初の2戦では、他のチームはフリープラクティスから予選でさらに一歩前進していました。明日どうなるのか楽しみです」
エリック・ブーリエ|McLaren-Honda Racing Director
「午後のセッションで両マシンが良い順位で走ってくれたことに喜んでばかりいるわけにはいきませんが、ポジティブな進化が見られるのは我々にとって常に励みになります。
2週間前のマレーシア戦で成果が見られたように、我々は引き続きMP4-30の開発・改善に懸命に取り組んでおり、今日のセッションでもその成果をはっきりと示すことができました。実際、フェルナンドもジェンソンもマシンのバランスにかなり満足していましたし、今夜、エンジニアがそのバランスをさらにリファインする予定です。
明日、予選が始まった段階で、各ライバルチームのパフォーマンスをより明確に理解することができます。ただ、現時点で、我々がシャシーとパワーユニットの両方で少なからず進化し続けていることを確認できるのは嬉しいことです」
新井康久|株式会社本田技術研究所 専務執行役員 F1プロジェクト総責任者
「今日はパワーユニットのハード面の信頼性に関してポジティブな進化が見られました。そのため、フェルナンドとジェンソンのニーズに合わせたパワーユニットのエネルギーマネージメントを調整することができました。明日、さらに前進できるのを楽しみにしています」