第4戦スペインGPの初日フリー走行で、午後、Honda Racing F1 Teamのジェンソン・バトンとルーベンス・バリチェロは、ロングラン中心に走行を行い、それぞれ15番手、17番手のタイムだった。
一方SUPER AGURI F1 TEAMは、佐藤琢磨が21番手、アンソニー・デビッドソンは22番手だった
ヨーロッパラウンド開幕戦となるスペインGP午前中のフリー走行では、多くのチームが新パッケージのマシンを走らせた。Hondaもノーズに搭載されたウイングをはじめ、随所に改良を加えている。これでトップとの差がどこまで縮まるかに注目するのも、今週末の見どころのひとつだ。快晴のもと行われた1回目フリー走行は、路面温度が上がり、ラバーが載るのを待って、走行を開始した。このセッションで、バトンは10番手、バリチェロは18番手だった。
午後は快晴、微風、気温24℃、路面温度35℃というコンディションで始まった。Hondaの2台はロングランを中心に、2種類のタイヤ比較をこなす。バトンは34周を走って、15番手。バリチェロは31周で、17番手だった。
―今日のプログラムの狙いは? 「先週のテストでは天候が悪くて走行できなかったから、今日のセッションはとても重要だった。だから、新しいスペックを搭載したマシンで周回を重ねることができてよかった。バランスが難しくて、まだベストのセットアップを見つけられてはいないが、明日はよくなる自信がある」
―今週末、期待することは? 「先週のテストが終わってから、僕らは予選の最終セッション(Q3)に残り、トップ10に入ることを期待している。バーレーンではこれができた。今回はマシンに改良が施されているので、バーレーンに続き、トップ10内に入れるだけの大きな進化に期待したい」
―今日のセットアップで、主な課題は何だったのか? 「今日はタフな一日だったが、一番の目標は、マシンが先週のテストと同じようなフィーリングになるよう調整することだった。しかし、マシンのバランスやフィーリングが全く変わっていて、テストでのイメージを再び取り戻すために、セットアップ作業をかなり懸命にやる必要があった」
―予選とレースに向けて、どうすればチームは前進できるか? 「問題がどこにあるのかを明確にするため、今夜はかなりのデータ分析作業が必要だ。テスト後はとても自信があった。マシンに改良を施したとはいえ、僕らの目標である予選Q3進出を果たすために、まだやるべきことがある。厳しい状況だが、不可能ではない」
―テストで試したアップデートキットは、実際にレーストラックで走行し、どう反映されたか? 「我々は先週ここで新しいパッケージをテストし、それを今回のレースに持ち込んだ。テスト終盤と比べると、今日のトラックコンディションはまったく異なっていた。これからの我々の作業は、予選とレースに向けてマシンを調節し、よいバランスを見つけることだ。我々が本当に前進できているのかは、明日の予選までわからない。そのときに、ライバルの前にいることができたかどうかが、はっきりするだろう」
―明日、明後日の最大の課題は何か? 「いつもと同様に、予選と決勝に向けて、マシンからベストを引き出すことが一番の目標だ。ここバルセロナではよくテストを行っているが、トラックコンディションや天候が変わるため、ラップタイム向上にはよいバランスを見つけることが極めて重要だ。これまでのところ我々は確実に進歩しているが、今シーズン、他のチームとの差が接近しているため、予選第1セッションを通過するだけでも最大限に集中しなければならない。我々の目標は、2台ともトップ10に入ることだ」
午前中のフリー走行は、佐藤が14周を走って21番手。デビッドソンは10周を走行し、22番手だった。
午後のセッションは、午前中に比べマシンへの理解が深まり、2人はそれぞれ30周以上を走り、佐藤21番手、惜しくもブレーキにトラブルを抱えたデビッドソンは22番手だった。
「昨年のスペインGPからここには来ていなかったから、またバルセロナでマシンに乗れることがうれしい。たいてい冬のテスト期間に何度も走行するが、今回は全く走行することができなかったので変な感覚だ。チームにとって難しい状況の中、今週末は始まったが、みんなが一丸となってがんばっていることを誇りに思う。パフォーマンスをとっても、非常に厳しい状態だ。チームはマシンのセッティングを改良しようと金曜日のいつものプログラムをすべて行ったが、スピードがあまり出ない。明日に向けてできる限り改善しなくてはならないので、みんな100%の力を出してやってくれると思う」
「今週は厳しい一週間だ。チーム全員にとって精神的にも厳しいが、そんな中でも前に進めている。今日はマシンのバランスはそれほど悪くなかったので、それに関してはうれしかった。ただ2度目のセッションの時に残念なことにブレーキに問題を抱えてしまい、フロントに比べてリアが長い踏み込みで効きすぎるように感じた。ブレーキの問題を解決して、また明日の予選を戦うことを楽しみにしている」
「昨年初ポイントを獲得したこのバルセロナに戻ってこれてうれしく思う。午前中のフリー走行ではあまり進歩はなかったが、2度目のフリー走行では両方とものマシンやタイヤの理解が深まり、いくつかよい走行をすることができた。この難しい時期をチームに関わっているみんなが動じずに強い意志をもって仕事に取り組んでいることに感謝したい」