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FORMULA 1
INFORMATION
ハンガリー HUNGARIAN GP
ハンガリーグランプリ
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ROUND
#11
AUGUST 05, 2007
リザルト ポイント

佐藤15位、バリチェロ18位完走

第11戦 ハンガリーGP
2007年8月5日(日)・決勝
会場:ハンガロリンク
天候:晴れ
気温:27〜29℃

第11戦ハンガリーGPの決勝レースで、Honda Racing F1 Teamのルーベンス・バリチェロが18位完走。ジェンソン・バトンは、中盤36周目にリタイアを喫した。

一方、SUPER AGURI F1 TEAMは、佐藤琢磨が15位完走。アンソニー・デビッドソンは他車と接触し、41周でレースを終えた。

   
Honda Racing F1 Team

Honda Racing F1 Team 決勝レースの展開

第11戦 ハンガリーGP

決勝当日は、青空が広がった。レース開始時の午後2時の時点で、気温28℃、路面温度37℃というコンディション。前日のような突風こそ吹いていないが、風はやや強い。ハンガロリンクはオーバーテイクがかなり難しいサーキット。スタートでのジャンプアップに期待がかかる。

しかし、スタート直後の1コーナーで、後方集団は渋滞状態。ここでバトン、バリチェロともに順位を落とし、19、21番手まで後退する。オプションタイヤでスタートしたバリチェロは、17周目にピットインして、プライムに履き替えた。一方のバトンはかなり重い燃料を積んで、そのまま周回を重ねている。

30周目。バトンが最初のピットイン。一方、バリチェロはロングランのタイムがかなり改善し、タイムを更新していく。上位陣と遜色のないペースで走る。そして35周目に2度目のピットインへと向かう。

36周目。バトンが13コーナーで、センサーのトラブルによりエンジンがストップ。バリチェロも20番手と苦しい展開だ。バリチェロは、その後、上位陣のリタイアで18番手まで順位を上げる。しかしこれが精一杯。18位でチェッカーを受けた。

   
COMMENT

Honda Racing F1 Team コメント

Rubens Barrichello ルーベンス・バリチェロ(18位)
  「今日はただただペースが上がらなかった。僕はできる限りプッシュしたが、マシンに速さがなかった。スタートが悪く、2コーナーの出口でワイドに膨らんでしまい、そのまま最後尾からのレースになってしまった。このサーキットではオーバーテイクがほぼ不可能で、やはりその通りになってしまった。今は、チームのだれもが苦しんでいる。悪い状況にはあるが、前に向かって、この状況を打破し、改善していけるように努力を続けていく」
Jenson Button ジェンソン・バトン(リタイア)
  「何も言葉が見つからない……。問題があること、そして、やるべきことがどれだけあるか、みんな分かっている。僕がレースを終えたそもそもの原因は、青旗によってスローダウンする何周か前に、センサーのトラブルでスロットルを全開にできなくなっていたことにある。それで、エンジンがストールしてしまったんだ。その前から大きくペースが落ち、ひどいアンダーステアが出ていた。今日の結果は、今の状況を物語っている」
Jacky Eeckelaert ジャッキー・エッケラート
Honda Racing F1 Team エンジニアリング・ディレクター
  「忘れてしまいたい週末だ。非常に簡単に言えば、我々には速さがなかった。1周目に、ルーベンスは2コーナーでワイドに走行し、いくつか順位を落としてしまった。18番手からスタートして、こんな状況に陥り、あとはなんとかチャンスが訪れるのを待ちながらレースをするしかなかった。今日のマシンでは、彼にできることはあれ以上なかった。ジェンソンがエンジン関連のトラブルでリタイアするまでも、やはり同じような状況だった。次のレースまでの3週間で、やるべきことがたくさんある」
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SUPER AGURI F1 TEAM

SUPER AGURI F1 TEAM 決勝レースの展開

第11戦 ハンガリーGP

2人そろって、スタートダッシュを決めた。15番グリッドのデビッドソンは13番手に。19番グリッドの佐藤も、フェリペ・マッサ(フェラーリ)を抜くなどして、15番手まで順位を上げた。

1回目のストップを30周目まで引っ張ったデビッドソンがピットイン。この時点で10番手まで上がっていたが、17番手でコース復帰。そして32周目、マッサを抑えつつ13番手まで順位を上げていた佐藤がピットイン。16番手に後退した。

33周目から15番手を走っていたデビッドソンだったが、ジャンカルロ・フィジケラ(ルノー)と絡み、スピンを喫して41周でレースを終えた。琢磨は55周目の2度目のピットイン後も順調なペースで周回して、15位完走を果たした。

COMMENT

SUPER AGURI F1 TEAM コメント

Takuma Sato 佐藤琢磨(15位)
  「いいスタートを切ることができて、とてもエキサイティングなスタートになった。最初の数ターンはほかの数台とサイド・バイ・サイドになり、ポジションをいくつか上げることができたので、本当によかった。しかし、そのあと、グリップの低さに苦しみ、燃料の重さもあったので、マシンがスライドしはじめて、この状態がレース半ばまで続いた。スーパーソフトを装着した第3スティントでは、マシンのバランスもずっとよくなり、グリップも大きく改善されたので、本当に運転するのが楽しかった。ラップタイムもとてもコンペティティブだったので、最終スティントでレースを戦う相手がいなかったのが残念だったが、少なくとも今日はいつもよりよかったし、全体的には難しかったが、いいレースだったと思う」
Anthony Davidson アンソニー・デビッドソン(リタイア)
 

「フラストレーションの溜まる結果になってしまった。スタートはとてもよかったし、マシンのバランスもレースの最後までよかった。打ち負かしたいと思っていたブルツ(ウィリアムズ)とフィジケラにチャレンジできたのも最高だった。でも、最終的にはピットレーンから出るフィジケラとレースしていたときに、彼がコールドタイヤでコースアウトしてしまう結果となった。自分がコースアウトしないようにしながらも、彼にはできる限りのスペースを与えたつもりだったが、僕たちは接触した。通常のレースのアクシデントだったと思うが、僕のリアサスペンションが壊れて、レースをリタイアすることになった。いい週末をフラストレーションの溜まる結果で終えることになったが、これはよくあることだし、毎回のレースで学ぶことがある。予選はとてもいい力強い戦いができたので、次のグランプリを楽しみにしている」

Aguri Suzuki 鈴木亜久里
SUPER AGURI F1 TEAM チーム代表
  「ほかのチームの信頼性が向上しているため、我々にとってはレースがとても難しくなってきている。琢磨とアンソニーは今日もよくがんばってくれた。運悪くアンソニーがフィジケラと接触したのは残念だった。レース後半の琢磨は安定した速いラップタイムを記録していたが、ほかの出場車両も力強いパフォーマンスを見せていた。今後もマシンの開発を継続し、シーズン後半はもっと力強くプッシュしていきたい」
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RESULT × POINT

決勝リザルト

ROUND
#11
AUGUST 05, 2007
順位 No. ドライバー コンストラクター タイム/差
1 2 L.ハミルトン マクラーレン 1:35:52.991
2 6 K.ライコネン フェラーリ +0.715
3 9 N.ハイドフェルド BMWザウバー +43.129
4 1 F.アロンソ マクラーレン +44.858
5 10 R.クビツァ BMWザウバー +47.616
6 11 R.シューマッハ トヨタ +50.669
7 16 N.ロズベルグ ウィリアムズ +59.139
8 4 H.コバライネン ルノー +68.104
9 15 M.ウェーバー レッドブル +76.331
10 12 J.トゥルーリ トヨタ +1Lap
11 14 D.クルサード レッドブル +1Lap
12 3 G.フィジケラ ルノー +1Lap
13 5 F.マッサ フェラーリ +1Lap
14 17 A.ブルツ ウィリアムズ +1Lap
15 22 佐藤琢磨 SUPER AGURI F1 TEAM +1Lap
16 19 S.フェテル トロロッソ +1Lap
17 20 A.スーティル スパイカー +2Laps
18 8 ルーベンス・バリチェロ Honda Racing F1 Team +2Laps
RT 18 V.リウッツィ トロロッソ DNF
RT 23 アンソニー・デビッドソン SUPER AGURI F1 TEAM DNF
RT 7 ジェンソン・バトン Honda Racing F1 Team DNF
RT 21 山本左近 スパイカー DNF
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ポイントランキング

ドライバー
 
順位 No. ドライバー コンストラクター 総合ポイント
1 2 L.ハミルトン マクラーレン 80
2 1 F.アロンソ マクラーレン 73
3 6 K.ライコネン フェラーリ 60
4 5 F.マッサ フェラーリ 59
5 9 N.ハイドフェルド BMWザウバー 42
6 10 R.クビツァ BMWザウバー 28
7 3 G.フィジケラ ルノー 17
8 4 H.コバライネン ルノー 16
9 17 A.ブルツ ウィリアムズ 13
10 15 M.ウェーバー レッドブル 8
11 14 D.クルサード レッドブル 8
12 16 N.ロズベルグ ウィリアムズ 7
13 12 J.トゥルーリ トヨタ 7
14 11 R.シューマッハ トヨタ 5
15 22 佐藤琢磨 SUPER AGURI F1 TEAM 4
16 7 ジェンソン・バトン Honda Racing F1 Team 1
17 19 S.フェテル トロロッソ 1
18 8 ルーベンス・バリチェロ Honda Racing F1 Team 0
19 19 S.スピード トロロッソ 0
20 23 アンソニー・デビッドソン SUPER AGURI F1 TEAM 0
21 20 A.スーティル スパイカー 0
22 21 C.アルバース スパイカー 0
23 18 V.リウッツィ トロロッソ 0
- 18 M.ビンケルホック スパイカー 0
- 21 山本左近 スパイカー 0
        MORE
コンストラクター
 
順位 コンストラクター 総合ポイント
1 マクラーレン 138
2 フェラーリ 119
3 BMWザウバー 71
4 ルノー 33
5 ウィリアムズ 20
6 レッドブル 16
7 トヨタ 12
8 SUPER AGURI F1 TEAM 4
9 Honda Racing F1 Team 1
10 トロロッソ 0
11 スパイカー 0
    MORE
   
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