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FORMULA 1
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オーストラリア AUSTRALIAN GP
オーストラリアグランプリ
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ROUND
#01
MARCH 17, 2007
リザルト

SUPER AGURI F1 TEAMの佐藤琢磨が、予選で10番手!

第1戦 オーストラリアGP
2007年3月17日(土)・予選
会場:アルバートパーク・サーキット
天候:晴れ
気温:21〜22℃(予選)

開幕戦オーストラリアGPの2日目・予選で、Honda Racing F1 Teamのジェンソン・バトンは14番手、ルーベンス・バリチェロは17番手という結果に終わった。

一方、SUPER AGURI F1 TEAMは、佐藤琢磨が10番グリッドを獲得。チーム創設2年目にして初めて、予選でトップ10内に入った。アンソニー・デビッドソンは11番手だった。

   
Honda Racing F1 Team

Honda Racing F1 Team 2日目の展開

第1戦 オーストラリアGP

灰色の雲が垂れ込めた初日から一転、2日目は朝から青空が広がった。ところが、小雨がパラつくシーンも。午前中のフリー走行でのHonda勢は、マシンバランスに苦しみペースがなかなか伸びない。終盤にタイムを更新したものの、ともに1分28秒台を切れず。バリチェロ15番手、バトン17番手だった。

気温22℃、路面温度40℃、快晴というコンディションで始まった今シーズン初の予選。ここからソフトとハード、4セットずつのタイヤを、明日の決勝まで使うことになる。Hondaは、第1セッションをまずハード側のタイヤで走ったが、タイムが伸びず、ソフトに履き替え2度目のアタックを行った。バトンは15番手で次のセッションへと進んだが、バリチェロは17番手に終わった。

   
COMMENT

Honda Racing F1 Team コメント

Jenson Button ジェンソン・バトン
  3回目フリー走行 17番手 1分28秒119
予選14番手 1分27秒264
「僕らにとって、いい週末とはいえない。今日は、タイヤの扱いに苦労した。スタート時、タイヤの温まりが悪くてアンダーステア気味だったが、終盤にはオーバーステアに悩まされた。マシンのいい部分は引き出せたし、これが今の現状だ。今日はマシンの実力を最大限出したと思う。もちろん、レースに向けて、やるべきことをやって、課題も解決していきたい」
Rubens Barrichello ルーベンス・バリチェロ
  3回目フリー走行 15番手 1分28秒039
予選17番手 1分27秒679
「今日は第2セッションに進めると思っていただけに、予選結果にがっかりしている。今週は、これまで以上にマシンに問題を抱えていて、明日のレースまでには何とかしなければならない。第1セッション終了間際に、多くのマシンがセッション通過を目指してアタックしたが、僕は次のセッションに進むことができなかった」
Jacky Eeckelaert ジャッキー・エッケラート
Honda Racing F1 Team エンジニアリング・ディレクター
  「今日の予選結果は残念だ。RA107のパフォーマンスは、われわれの期待するレベルに達していない。ドライバーたちは、最大限がんばってくれた。ファクトリーでは、マレーシア以降のレースに向け、全力で作業に取り組んでいる」
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SUPER AGURI F1 TEAM

SUPER AGURI F1 TEAM 2日目の展開

第1戦 オーストラリアGP

初日に満足な走りができ、2日目もノートラブルで順調に周回を重ねていく。午前中のフリー走行で、デビッドソンはトップに肉薄する1分26秒491のタイムをマークし、4番手につけた。佐藤もトップ10に入る9番手だった。

午後の予選では、佐藤が速さを見せた。第1セッション、第2セッションを突破し、最終セッションに進出。念願のトップ10入りを果たした。デビッドソンも、第2セッションで佐藤にコンマ1秒差につけ、最終セッション進出はならなかったものの、こん身の力を出しきって11番手で予選を終えた。

COMMENT

SUPER AGURI F1 TEAM コメント

Takuma Sato 佐藤琢磨
  3回目フリー走行 9番手 1分27秒266
予選10番手 1分28秒871
「言葉がないよ。本当にすばらしいチームの努力の成果だ。今日も最初は雨がパラパラと降って、フリー走行ではセットアップに思いのほか時間がかかってしまい、ほんの数周しか走れず、難しい一日だった。予選の間にチームが団結して少しずつマシンを作り上げていったのだが、それが成功した。これまでは予選の第2セッションまで進めれば満足だと思っていたし、まさか第3セッションまで進めるとは思っていなかった。しかし、そこに残ることができて、本当に最高の気分だった。もちろん、シーズンはスタートしたばかりで、まだやらなければならないことはたくさんあるけれど、明日はいいレースになることを願っている」
Anthony Davidson アンソニー・デビッドソン
  3回目フリー走行 4番手 1分26秒491
予選11番手 1分26秒909
「最高だったね。運転していても最高の気分だった。フリー走行での走りが予選でも続いたんだ。それを本当にエンジョイしていたけれど、最初のアタックでコースから外れて少しタイムをロスしてしまった。最後のアタックでは最終コーナーでタイムロスしてしまい、いいタイムが出せなかったが、そのあとの2つのスプリットタイムは琢磨よりよかったので満足しているし、チームにとってもいい結果が出てよかったと思っている。だけど、フリー走行では自己ベストのタイムが出せたのに、予選ではそれを出せなかったことが残念だったね」
Graham Taylor グラハム・テーラー
SUPER AGURI F1 TEAMスポーティング・ディレクター
  「チームにとってすばらしいニュースだ。最後のフリー走行では再び雨で準備を中断しなければならなかったが、最後はいい走りができていた。チームのレース魂を見せることができたと思う。予選ではスタッフたちをできるだけ落ち着かせるようにした。それは自分も含めてだけどね。すべてが我々に味方すれば予選第3セッションまでいけるのはわかっていたが、まさか本当にいけるとは思っていなかった。今日の予選で心残りなのは、アンソニーが第3セッションまで残れなかったことだけだ。この世界選手権のシーズン開幕戦で琢磨が予選第3セッションまで進めて、10番手で終われるなんて、本当に驚くべきことだ。チームの全員、そしてリーフィールドのファクトリーのスタッフ全員が本当によくがんばってくれた。ドライバーたちもとてもいいドライビングだったし、エンジニアもバランスのいいマシンを作り上げてくれた。スポンサーの皆さん、そしてパートナーであるHondaとブリヂストン・ポテンザにも感謝したい」
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RESULT

予選リザルト

ROUND
#01
MARCH 17, 2007
順位 No. ドライバー コンストラクター タイム
1 6 K.ライコネン フェラーリ 1:26.072
2 1 F.アロンソ マクラーレン 1:26.493
3 9 N.ハイドフェルド BMWザウバー 1:26.556
4 2 L.ハミルトン マクラーレン 1:26.755
5 10 R.クビツァ BMWザウバー 1:27.347
6 3 G.フィジケラ ルノー 1:27.634
7 15 M.ウェーバー レッドブル 1:27.934
8 12 J.トゥルーリ トヨタ 1:28.404
9 11 R.シューマッハ トヨタ 1:28.692
10 22 佐藤琢磨 SUPER AGURI F1 TEAM 1:28.871
11 23 アンソニー・デビッドソン SUPER AGURI F1 TEAM 1:26.909
12 16 N.ロズベルグ ウィリアムズ 1:26.914
13 4 H.コバライネン ルノー 1:26.964
14 7 ジェンソン・バトン Honda Racing F1 Team 1:27.264
15 17 A.ブルツ ウィリアムズ 1:27.393
16 5 F.マッサ フェラーリ 1:26.712
17 8 ルーベンス・バリチェロ Honda Racing F1 Team 1:27.679
18 19 S.スピード トロロッソ 1:28.305
19 14 D.クルサード レッドブル 1:28.579
20 18 V.リウッツィ トロロッソ 1:29.267
21 20 A.スーティル スパイカー 1:29.339
22 21 C.アルバース スパイカー 1:31.932
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