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第14戦
イタリアGP(モンツァ)
2003年9月14日 開催
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サーキット&TV情報 レースレポート リザルト ポイントスタンディング
予選1日目 予選2日目 決 勝
レースレポート

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ビルヌーブは貴重な3ポイントをチームにもたらした
バトンをリードするビルヌーブ
英の人気モデル、ジョディ・キッドの来訪に笑顔
ビルヌーブが6位入賞
■日時 :9月14日(日)
■天候 :晴れ
■気温 :23℃
6位入賞を果たしたビルヌーブ
6位入賞を果たしたビルヌーブ
 イタリアGP決勝レースで、Lucky Strike B・A・R Hondaのジャック・ビルヌーブが6位入賞。一方ジェンソン・バトンは、24周目にトランスミッションのトラブルが原因でリタイアを喫した。Hondaは1967年にジョン・サーティースが勝利を飾って以来、モンツァでは通算6回の優勝を遂げている。その栄光の歴史から言えば6位入賞は決して満足出来る結果ではない。とは言え、今回3ポイントを加えたことで、コンストラクター選手権は単独5位となり、残り2戦のラストスパートへの大きな弾みとなった。

 夜半に大雨が降ったものの、朝から青空が広がったモンツァサーキット。レース開始の午後2時の時点で、気温23℃、路面温度は43℃。しかし雲一つない快晴であるだけに、レース中に路面温度はさらに高くなることが予想された。レッドシグナルが消えて、全車一斉にスタート。1コーナーに各車がなだれ込み、その混乱で7番手スタートのバトンが後退してしまう。逆にビルヌーブは順位を上げ、1周目を終えて戻って来た時には、ビルヌーブ8番手、バトンは9番手に付けた。

 11周目、B・A・R Honda勢の前を行くD・クルサード(マクラーレン)、O・パニス(トヨタ)が相次いでピットイン。これで2人は、6、7番手にポジションアップする。その後上位陣が次々にピットに入り、ビルヌーブは一時3番手まで順位を上げた。

 レースが約3分の1を終えた17周目の時点で、ビルヌーブはパニスをしのいで7番手。バトンは9番手ながら、先行するパニスとの差をジリジリと詰めている。ところが21周目からペースが落ち、24周目に緊急ピットイン。トランスミッショントラブルでそのままリタイアを喫した。

 ビルヌーブは、33周目に2度目のピットインをした後も7番手ポジションをキープ。そしてレース終盤の45周目には、5番手を走行中のクルサードがリタイアしたことで、6番手にポジションを上げた。そしてそのままチェッカーを受け、チームに貴重な3ポイントをもたらし、コンストラクター選手権は単独5位となった。優勝は、M・シューマッハ(フェラーリ)だった。


中本修平 エンジニアリング・ディレクター
Honda Racing Development

「ジャックは安定したレース運びでしたね。チャンピオンシップ争いの大事な局面でポイントを加算する事が出来ました。一方ジェンソンの方は残念な結果となってしまいました。残りあと2戦。最後まで頑張ります」

ジャック・ビルヌーブ(6位)
「今日は6位でフィニッシュし、チームに3ポイントを加えることが出来て本当に嬉しいよ。レースではチーム全員が奮闘してくれて、ピットストップでは素晴らしい仕事をしてくれたよね。昨日の予選では思っていたほど上手く行かなかったのだけれど、レース本番に向けてのセットアップをしていたから、今日は信頼性も高くて、それを最大限に活かすことが出来て良かったよ。2週間後のインディアナポリスでも、同じように上手く行くと良いね」

ジェンソン・バトン(24周リタイア)
「まずスタート自体が最悪だったのだけれど、その後更に悪い方向に行ってしまった。2速ギヤが壊れたために、1速に頼らざるを得なくなったんだ。その割には上手く行って、フレンツェンとパニスの前を走り続けることが出来たのだけれど、その後1速、6速、7速が次々に壊れてしまった。予選も上手く行ったし、今日は2台共にポイント獲得は確実だと思っていたから、本当に残念だね。ジャックは良く頑張ったと思う。この時点での3ポイントはチームにとってとても大事だからね。この調子で来週のテストもこなして、インディと日本でも頑張るよ」

 
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