2015年6月24日（水）　　ドライバー：フェルナンド・アロンソ　　会場：レッドブルリンク（オーストリア・スピルバーグ）　　
全長：4.326km　　周回数・走行距離：104周・450km　　ベストラップタイム：1分10.718秒

2015年シーズン中に実施される最後の公式テストが走行最終日を迎え、今日はフェルナンド・アロンソがMcLaren-Honda MP4-30のコックピットに乗り込み、昨日のストフェル・ファンドーンから引き継いでテストを行いました。

今日の天気は昨日よりも良く、予定通りに朝9時にグリーンフラッグが出されてセッションが開始しました。ただ、コースの路面状態が一日を通して変化し続け、場所によって路面の濡れ方が異なったため、チームは常にそれに合わせた形でプログラムを進めなければなりませんでした。

昨日に続いて非常に実りの多い一日となり、アロンソは、ここスピルバーグのサーキットで合計104 周走行しました。今日は昨日からの作業を継続し、先週末のオーストリアGPで新たに導入した短いノーズボックスを含む各種空力パーツのテストに焦点を当てました。

フェルナンド・アロンソ
「今日はポジティブな一日でした。ここ数戦はさまざまな問題が発生していたため、今回のテストで最も重要なのはマシンでさらに周回を重ねることでした。今日は100周以上走ることができましたし、昨日のストフェルのラップと合わせて、効果的なデータを入手したうえでテストを終えられたと思います。これからファクトリーに戻って、この2日間で得た膨大なデータを解析する必要があります。今日のテスト内容についても満足しています」

デーブ・レディング
McLaren-Honda チームマネージャー
「昨日のテストを終えた時点での我々の目標は、昨日のポジティブな勢いを今日につなげることであり、チームとしてそれを達成することができました。午前中のセッションは、まずデータおよびシステムセットアップの確認を行い、その後、新しいショートノーズをマシンに取り付けて、空力の相関テストを実施しました。一方、午後のセッションでは、新しいボディワークコンポーネントを使った空力テスト、タイヤ評価、およびパワーユニットの機能性テストに取り組みました。

全体的に見ると、今日は良い天気とドライコンディションのコースをうまく利用して、テストプログラムを数多く消化することができたので、その結果には満足しています。この2日間のテストは両日とも生産的な内容でしたし、最も重要なのは、マシンに信頼性があったことです。今回のテストで入手した貴重なデータと両ドライバーからの有効なフィードバックを持ち帰って解析を行い、夏季休暇に入る前の次の2戦に備えます」

今後の予定
チームはMTC（マクラーレン・テクノロジーセンター）に戻り、今回のテストで得たデータの解析を行い、次の2戦に向けてシャシーを準備します。その後、我々は来週のイギリスGP（McLaren-Hondaのホームレースとなる2戦のうち最初のグランプリ）が開催されるシルバーストーンに向けて出発します。

テスト日程
2日間（6月23日〜6月24日）