モータースポーツ > F1 > McLaren-Honda へレス公式テスト 1日目レポート
2015年2月1日(日)
McLaren-Honda(マクラーレン・ホンダ)は、現地時間2015年2月1日に以下のレポートを発表しました。
2015年2月1日(日) 会場:へレス・サーキット(スペイン) 全長:4.428q ドライバー:フェルナンド・アロンソ
McLaren-Hondaの新型マシン「MP4-30」がスペインのへレス・サーキットで初走行しました。午前中、順調にパワーユニットを始動させると、1周ごとのインスタレーションラップを繰り返し、徐々に走行距離を延長。ランチタイムに入る直前には、3周の連続走行を行いました。
しかし、その後テクニカルトラブルを解決しきれず、この日のプログラムは終了となりました。チームは、これを解決すべく、取り組んでいます。明日は、ジェンソン・バトンがMP4-30をドライブする予定です。
フェルナンド・アロンソ
「現代のF1マシンは、非常に複雑なので、今日のようなトラブルにもそれほど驚いていません。F1テストの初日には、よくあることだと思います。しかし、私にとっては、すばらしい一日でした。23年ぶりに復活したMcLaren-Hondaのマシンを最初にドライブできたことは、本当に光栄ですし、誇らしく思っています。今日は、スピードを上げずに走行して、細かい部分のチェックを行ったので、マシンの感触についてはまだちゃんと把握していません。これからさらに多くを学んでいかなければなりませんが、昨年ほかのチームが経験したように、困難はついてまわるでしょう。オーストラリアでの開幕戦には、いい状態で臨めればと思っています。ただ、今はとてもわくわくしていますし、ガレージにいる全員がポジティブな雰囲気で仕事に取り組んでいます。このプロジェクトの一員であることが、本当にうれしいです」
エリック・ブーリエ|McLaren-Honda Racing Director
「今日はチャレンジングな一日でした。ゼロから作り上げたマシンですから、なにが起きても驚きません。現在は、午後に起きたトラブルの原因解明を行っているところです。その中でも、McLarenとHondaのスタッフは密に連携して取り組むことができています。今夜は粘り強く問題の解決に努めます」
新井 康久|株式会社本田技術研究所 専務執行役員 F1プロジェクト総責任者
「午前中の走行で、MP4-30についてのフィードバックを得ることができました。これが新型マシンのシェイクダウンですから、トラブルが起きることも想定していましたし、これから走行距離を伸ばしていくのが楽しみです。今日は、とてもエキサイティングなプロジェクトの初日になりました」
ドライバー | チーム | ベストタイム | 周回数 | |
1 | セバスチャン・ベッテル | Ferrari | 1'22.620 | 60 Laps |
2 | マーカス・エリクソン | Sauber | 1'22.777 | 73 Laps |
3 | ニコ・ロスベルグ | Mercedes | 1'23.106 | 157 Laps |
4 | ダニエル・リカルド | Red Bull | 1'23.338 | 35 Laps |
5 | バルテッリ・ボッタス | Williams | 1'23.906 | 72 Laps |
6 | カルロス・サインツ Jr. | Toro Rosso | 1'25.327 | 47 Laps |
7 | フェルナンド・アロンソ | McLaren-Honda | 1'40.738 | 6 Laps |